支離滅裂な人の話にも、行動にも、周囲の人は付いていけません。
ただただ「?」が浮かんでしまう。
そんな状況を作り出してしまいます。
ですが、そんな状況になっていることにも気づけないのが、支離滅裂な人だったりします。
普通は、相手の表情や周囲の空気感から、自分の言っていることが伝わっていないことに気付きます。
そして、言い方を変えたりして、何とか理解してもらえるよう努めますよね。
それに気付かずに突き進んでいくようなところがあるのも、支離滅裂な人だったりするのです。
誰もが理解できない
ですので、支離滅裂な人のことは、誰もが理解出来ないのです。
普通は、ひとりの意見や話に対し、「私は同意できる!」「私は違うと思う!」と、それぞれの考え方によって理解者が生まれたり、反対する人が出てきたりします。
反対の意見があるにしても、その人の意見の意味は分かっているはずです。
その人の意見や話が理解出来ていなければ、反対意見も言えませんからね。
だけど支離滅裂な人の場合は、言っていることの意味すら分からなかったりします。
理解を示すことも、反対意見を述べることも出来ません。
「支離滅裂な人の話を受けて考える」という以前に、話の内容を理解してもらえていないのです。
人をコントロールしようとする
支離滅裂な人の特徴にはもうひとつ、「人をコントロールしようとする」というところもあったりします。
この特徴は、今までご説明してきた支離滅裂な人とは、ちょっと意味合いが違ってくるでしょう。
人をコントロールしようとしているということは、支離滅裂なのも確信犯だということです。
話の整理が出来ない子供のような人なのではなく、列記とした大人。
自分の思考を整理したうえで、わざと支離滅裂にしているということです。
この場合は、よほど頭のキレる人物だったりもするでしょう。
筋道を立てるのが苦手で頭の回転が鈍いのではなくて、頭の回転が良過ぎるのです。
ですので、自分の支離滅裂さに相手が困惑するのも承知の上。
困惑している間に有耶無耶にしてしまったり、相手が考えている間に先に進めてしまったりするのです。
話が上手い人は、頭が良い人であることを先ほどもお話しましたよね。
でも、話のうまい人がみんな支離滅裂なわけではありません。
多くの人は、相手の気持ちを考えながら、上手に話を進めて共感を得るのです。
それが、話の上手さであり、信頼される人物になれる人ですよね。
だけど、頭が良くて支離滅裂になっているのは、それを一種の話術として使っているということです。
支離滅裂になれば、相手は理解出来ずに話について来られないのです。
相手の気持ちに寄り添っているとは言えませんよね。
つまり、支離滅裂な話し方を話術として採用するような人は、狡猾な人だということです。
支離滅裂な言葉の裏に目的があることも
狡猾さのある支離滅裂な人だとしたら、支離滅裂な言葉の裏に目的が有ることも、有り得るということになりますよね。
支離滅裂さを話術として採用する…
これって皆さん、イマイチどういったことなのか分からないかもしれませんね。
こういったタイプの人は、政治家や役職者を思い浮かべてみれば分かってくると思います。
政治家や役職に就くような人は、それだけキレものであることが多いですよね。
頭が良いから、それなりの地位についているのはずです。