このようなことから、ネットで煽っている人というのは、現実世界では”おとなしい”とか”いい人””文句を言わない人”なんていわれていることが多いのかもしれません。
不満を抱えているのになかなか言い出せずそれが心にたまり、ネット社会で発散しているのでしょう。
ネットでは顔が見えないことを良いことに強気になる
面と向かって何かを言えない人というのは、その相手の顔色が気になってしまったり、相手がその言葉によって怒り出してしまったら・・・・と考えるため伝えることが出来ません。
その発言したことに相手からさらに何かを言われても、それに対抗するようなことはできないだろう。
でも、この気持ちはどうしても伝えたいし、伝えなくきゃいけない!と心のどこかで思っているんです。
でも面と向かって言うことができないからこそ、ネットという”顔の見えないところ”で誹謗中傷をします。
それに煽っている相手が自分よりもいかにも強そうな人だったら、あなただって何かを注意したりするのに少しためらってしまいますよね。
そのようなリスクを避けるためにも、ネット社会で煽っているんです。
人の不幸を面白がる
正常な人、自分の欲望に満たされる生活を送ることが出来ている人であれば、そのような人をみると「大丈夫かな」と心配してみたり、またはまったく視野に入らないことでしょう。
しかし、煽る人というのは”人の不幸”が大好物です。
誰かが喜んでいるのを見るのではなく、誰かが苦しんでいるのをみるほうが大好きなんです。
それにそれを見ているだけで、自分の人生があたかもハッピーになったかのような錯覚に陥ります。
でもそれもまた現実世界では態度にして表すことが出来ないため、ネット内で煽るという行為として解消しています。
だって、実生活の中で「あいつ不幸だぜ、ワロタ。面白い!最高!」なんていったら、それだけでおかしな人としか思われないですからね。
人が困ったり苦しんでいるのを見て安心する人がいる
では、なぜ人の不幸が大好きなのでしょうか?
それはほとんどの人が”自分の人生に満足していない””自分の希望するような人生を歩むことが出来ていない””なんらかの不満や不安を抱えて生きている”からなんです。
本来は、そのような気持ちが芽生えたらそれを原動力にして、解決策を練ったりしていくものです。
しかし、ネットで煽る人というのはそれができません。
「不幸なら不幸」「何もかえられない」と感じているのでしょう。
そのため、自分よりも悲しみにくれていたり、不幸などに見舞われている人を見ると安心するんです。
「自分はまだ最下位じゃないんだ」「まだまだ下がいるから自分は大丈夫だ」と。
たしかに自分よりも苦しい生活をしている人、それを強いられている人がたくさんいることでしょう。
それを見て安心しているようでは成長することが出来ませんが、もう上を見ることの出来なくなった人(煽る人)というのはそのように考えるしかありません。
というか、そのような考えしか浮かばないのかもしれません。
煽ることでストレス解消をしている
自分よりも下のレベルの人がいる!それに自分はまだまだ大丈夫!
でも自分よりもちょっとレベルの高い人は、ずるいし許せない。
そういう思いから、煽ることによってストレスを発散しています。
あなたは、日ごろからどのようなストレス発散方法を実践していますか?
スポーツや趣味などにうちこむという人もいれば、友達と遊ぶことでストレス発散している人もいることでしょう。
本当はそのようにストレスを発散するのですが、誰かのことを煽ることしか頭にない人というのはそういうことを考えられません。
本当は趣味もやりたいし、好きなこともしたい。
でもそれが出来ない状況になってしまっているんですね。
例えば、お金に困っている、友達とよべる人がいない、そもそも自分にそんなのは向いていないとやる前から感じてしまう…。
それらは自分を変えて行動を変えていけば解決出来る話です。
しかし、それができないし、そうもしたくないからこそネットで煽ることによってストレスを解消しています。
そんな”小さな世界”で生きないで、もっと広い視野をもってほしいものですよね。