忙しい人ほど頭の中で常にあれこれと考えを巡らしており、いくら考えをまとめたところで気持ちに余裕が生まれることはあまりありません。
しかし、頭を働かせてばかりでは、予定外のことや考えがまとまらない時にはパニックに陥ってしまいやすく、またストレスやイライラも溜まりやすくなってしまいます。
頭がいっぱいになってしまいそうに感じた時には、敢えて少し時間を作って、ぼんやりと無心になることも大切です。
外の空気を吸いながら、空をただ眺めて頭を一度空っぽにすると、その後の考えがまとまりやすくなっておすすめです。
音楽を聴く
音楽が好きな人にとっては特にそうですが、音楽を聴くことで英気を養うことが出来ます。
疲労が溜まっている時にはクラシックや睡眠用のBGMを聴くことで心を落ち着けてリラックスすることが出来ます。
特に忙しい時には頭が常に働いている状態になりますので、夜になっても寝付けないということがあります。
そんな人はヒーリング効果のある曲を流しながらだと、気持ちを落ち着かせて眠りに落ちることが出来るのでおすすめです。
また、30分程度の仮眠をとる際にも、落ち着いた静かな曲を流しながら目を閉じると心地よい気分を味わうことが出来ます。
一方で、これから頑張りたい!と思う人は、勉強や仕事の直前にテンションの上がる音楽をかけると良いでしょう。
通学や通勤途中で曲を流しながら向かうと、向上した気持ちのままで取り組むことが出来ます。
人によっては、作業中に音楽を流しながら行うと効率がいいという人もいるように、音楽が人の心に与える効果はとても大きいです。
反対に音楽があると集中出来ないという人もいますが、そうでない人にはおすすめの方法です。
顔を洗う
気分を変えたい時や、眠気を覚ましたい時には顔を洗うのがおすすめです。
この場合は、出来ればお湯よりも、冷水で顔を洗う方が効果的です。
冷たい水で顔を洗うと、それだけでだらけた気持ちが引き締まります。
また、単純作業の連続や、長時間の勉強、仕事をしていると、どうしても集中力が欠けてしまい、また眠気も覚えやすいです。
顔を洗うことは誰でも手軽に出来ますし、たったそれだけでも眠気覚ましや気持ちの引き締め、切り替えになるのでおすすめです。
とはいえ、外出先で顔を洗うことは、男性には気軽に出来ても女性には中々難しいものがありますよね。
特に女性は化粧をしている人も多いため、そう簡単に顔を濡らすことは出来ないでしょう。
その場合は、濡れシートを額に乗せたり、冷やした水を飲むだけでも少しは効果があるのでそちらを試してみると良いでしょう。
違う仕事をする
長時間労働をしていると、それだけ心身は疲労していきます。
さらに、その仕事内容がいつまでも同じだと、余計に気持ちが疲れてしまい、だるさや倦怠感も増してしまいます。
一方で、毎日違った仕事内容をしている人では、その都度新鮮な気持ちで仕事に取り組むことが出来ますが、反面常に緊張状態や、集中力を使うために一日が終わることにはへとへとに疲れ果ててしまいます。
理想的なのは、基本的には同じ仕事の繰り返しですが、時には違う仕事内容も行うことでしょう。
とはいえ、自分で好きに仕事を選べる人などそうはいません。
もし普段は営業が仕事内容だという人であれば、たまには事務の仕事を手伝ってみると気分転換になるかもしれません。
また、工場のラインのように単純作業の仕事の場合には、敢えて普段は話をしない人に自ら関わりに行くなど、いつもとは何か違うアクションを起こしてみましょう。
決まりきった毎日や、まったく同じ仕事内容では気持ちがだらけてしまうことはありますが、そこに少しの変化を加えるだけでも、新鮮な気持ちになることは出来ます。
散歩する
散歩をすることで、「気分転換」と「適度な運動」の両方の効果を得ることが出来ます。
仕事の合間や休憩時間に外に出て、ほんの5分だけでも良いのでゆっくりと外を散歩することで、休憩後からの仕事に再び気合いを入れ直すことが出来ます。
人はある程度の緊張状態や拘束状態が続いた後でほんの短い時間でも自由な身になると、大きな解放感と心地良さを覚えます。
心身共にリラックス出来て英気を養えるため、その後の仕事にもまた精を出すことが出来るのです。
また、長時間同じ姿勢のままで仕事を行う人にとっても、散歩をすることで適度な運動になるため、筋肉の硬直から来る疲労を軽減させることが出来ますし、むくみの改善にも繋がります。
頻繁に外に出る仕事の人は良いですが、基本的に社内で過ごす時間の長い人は、昼休みや休憩時間を利用してほんの数分でも良いので外を散歩してみましょう。
頭の体操
長時間ずっと同じ作業や仕事内容を繰り返していると、段々とそれに慣れてしまって、頭を使わなくなってしまいます。