ざっくばらんと言われるものが嫌われてしまう原因の一つには、それがとても品のないことのように思われてしまうことがあるからです。
特に、日本の社会の中ではつつましやかにしていることに重きが置かれることもあります。
そういった中で、ざっくばらんな行動や人間は、自己主張が激しく、自分中心で相手のことを考えていないというように思われてしまうのです。
また、本音と建前の社会の中では、その社会の空気を壊す存在として嫌がられてしまうでしょう。
皆が本音を隠して平和に暮らそうとしているところに、素直でまっすぐな性格の人が本音をさらけ出しているのを見ると、平和な生活が乱されるようで怖くなってしまうのではないでしょうか。
また、自分だけ建前を使っていないことに対して、羨ましさを覚えることもあるでしょう。
確かに、ストレートでまっすぐな行動というのは眩しいものですが、眩しすぎて目を瞑りたくなってしまう行動とも言えることがありますよね。
ざっくばらんな人は、良いように取ってもらうことができれば好感を抱いてもらうことができますし、悪い方に取られれば嫌われてしまうということになるでしょう。
嫌われないようにするためには、ざっくばらんに生きて、ざっくばらんな行動をとるとしても、やりすぎないようにすることですね。
また、素直に生きるのはとても良いことではありますが、空気を読めないというのは問題ですから、場の空気を読んで発言や行動をすることにした方が良いでしょう。
ざっくばらんの使い方をマスターしよう
いかがでしたか?
ざっくばらんという言葉について詳しいことは分かりましたでしょうか?
ざっくばらんという言葉は、相手が素直でストレートであるということを表すために使われるものです。
悪い意味ではありませんが、言葉の響きが上品なものではないために、「君はざっくばらんだ」と言われて褒められたと感じない人もいますから、気を付けてくださいね。
普段は話し言葉としてあまり使うことがないように感じる言葉かもしれませんが、意外と使い方を覚えてしまうと、それがしっくりくる場面でするっと言葉が出てくるようになるのではないでしょうか。
確かにストレートや直などという言葉で変えることもできますが、ざっくばらんにはざっくばらんなりという言葉に特有の空気感がありますよね。
そうしたものを感じ取れるようになったのなら、そのときにはざっくばらんという言葉をマスターすることができたということになるでしょう。
使わなければ語彙力がないということになる言葉ではありませんが、覚えて使うことができると便利な言葉ですよね。