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相変わらずとはどういう意味?知って...(続き6)

「相変わらず」という言葉だけでも取り扱いの注意が必要なのに、「おせっかい」という人から言われたらイヤな言葉とつなげてしまっては悪い印象しか残りません。

「おせっかいだね~」とおせっかいの単品使いであれば多少は悪い印象を抑えられます。

しかし、それに「相変わらず」がつくことによって「前からそういうふうに思ってたんだ」と過去に遡って嫌悪されてしまいますよ。

「相変わらず」を使うときはホントに文脈に気をつけなければいけません。

同じような表現でも「相変わらず、面倒見がいいですね(または、親切ですね)」とするだけで相手に与える印象はかなり違うでしょう。

「相変わらず」の前後の言葉をできるだけマイルドにするように心がけましょう。

「仕事の成績は相変わらずのようだね」「相変わらずの成績だね」

仕事関係の人から言われたくない「相変わらず」の1つでしょう。

「昔と変わらない…成長していないな」と、とても見下されている感じがありますよね。

この文脈だと、とても褒められているように感じません。

もし、昔からずっと優秀な人への褒め言葉として使ったつもりだったのなら、「相変わらずいい感じみたいだね」「優秀なのは昔から相変わらずだな」と直接褒めに直結している言葉を前後に入れるようにしましょう。

変に「相変わらず」とだけ濁していると嫌味やネガティブな方に取られてしまいます。

相変わらずを使う時のポイント

「相変わらず」という言葉は、ちゃんと使いたいと思うのなら場面や人をちゃんと選んで使う必要があります。

しかし更にもう一歩上手に使うのなら「どういった使い方をすれば相手を不快にさせずに気持ちよく伝わるんだろう」ということを考えないといけません。

簡単に人を不快にしてしまう恐れのある「相変わらず」をうまく使うためのポイントをしっかりと押さえておきましょうね。

文脈を意識する

「相変わらず」を使うときに1番気を付けたいことが「文脈」です。

ここまででも何度か「文脈が大切」ということをお伝えさせていただきました。

この文脈次第では「相変わらず」の印象がものすごく変わります。

例えば「相変わらず」という言葉の前後にネガティブな言葉が入ったとします。
(「相変わらず人付き合いが悪いな」「口が悪いのは相変わらずだね」など)。

そうするだけで「失礼な人だな」「昔から自分のことをそういう風におもっていたのか」と相手を不快にさせてしまいます。

そして、負の感情を抱かせることになってしまいます。

逆に、「相変わらず」の前後にポジティブな言葉や褒め言葉などを入れると(「相変わらず楽しくやっているよ」「仕事が早いのは相変わらずだね」など)、「いい状態が続いているうようでよかった」「昔から自分のことを好感的によく見てくれている」と相手にいい印象を与えます。

また、これまでの話しの流れで「相変わらずです」とだけ言う人もいますよね。

それは会話している人との間柄や価値観が近い人相手じゃないとポジティブにでもネガティブにでもとらえられます。
(「最近、どう?」という問いに対して「相変わらずです」というような返し)。

誤解のないように物事を伝えたいのであれば、文脈によく注意して気持ちのいい「相変わらず」を使えるようになりましょう。

間違った使い方、ネガティブな使い方に気をつけよう(まとめ)

いかがだったでしょうか?

これからは「相変わらず」と表現しそうになったら、「失礼にあたらないものか」「もっと別の表現があるのでは」などちょっと考えてしまいますよね。

「相変わらず」という言葉が単純に悪いと言っているのではなく、使うときには前後の文脈がどうであるかで良し悪しが決まるので使用するときは注意が必要なのです。

ですが、文脈をよく読み「相変わらず」をうまく使えたら「昔から自分のことをよく思ってくれている」「自分のことをよく見て理解してくれている」と相手から好感を持ってもらえますよ。

「相変わらず」はホントに使い方次第なのです。

また、「相変わらず」を使うときは文脈以外にも相手との関係性も重要なポイントになります。

取引先の人や目上の人などには、どうしても謙遜して自分を下げるように「相変わらず」を使ってしまいがちです。

あまりやりすぎるとネガティブな印象になって「コイツ、大丈夫か?」と心配されてしまうこともあります。

誰かを不快にさせたり心配させるような「相変わらず」を使わないように、しっかりと頭のなかで文章を組み立てておくようにしましょうね。

「相変わらず」をうまく使いこなして、より良い人間を築いていけるといいですね!