無償の愛を広める人も世の中には存在しますが、それが偏屈さんには信じられないのです。
何のメリットも無いのに人に親切にするなんてありえないと思っているので、好意や親切を素直に受け取らずに、人を疑ってしまうのです。
褒められても喜ばない
また、偏屈さんは褒められても素直に喜ぶことはまずありません。
「可愛い服装ね」と言われても、「嫌み?」と返してしまったりします。
ですので、本当に相手をほめようとした人にとっては、偏屈な人はやはり怖いと思ってしまいます。
人から褒められるのが恥ずかしいので、てれ隠しで謙遜する人もいますが、偏屈さんはそういうわけではありません。
これも、偏屈な人の特徴でもある「素直じゃない」「人を疑う」「ねじまがっている」ということから言えることですが、もともと偏屈な人は褒められ慣れてないというのもあります。
人から褒められるとどうしていいのかわからなくなってしまうのです。
ですので、褒められても喜ぶのではなく、何故褒められているのかわからないし、相手が嘘をついているとすら思ってしまうようです。
自分論で考える
偏屈な人は、プライドが高く自己評価も高いので、自分論で物を考える傾向にあります。
つまり、自分が考えることは全て正しい、間違っていないという思いがあるのです。
自己中心的であるとも言えるでしょう。
当然、自分と意見が違う人と対立した時に自分の意見を覆すことはなく、自分が間違ってないかどうか考え直す、確認するといったこともありません。
仕事においても、プライベートにおいても、自分論で考えて物を言うので、周りからは敬遠されてしまいます。
もちろん自分論を唱えるのは悪いことではありません。
自分のポリシーをしっかりと持って信念を曲げないというのはある意味重要です。
しかし、偏屈な人のマイナス面は、自分論が正しいと人に押し付けるところにあります。
自分が言うことは絶対に間違っていない、他人や世の中が間違っているのだと思っています。
心を開きにくい
偏屈な人は、まず他人に心を開くことはありません。
本音を言わないという項目でも申し上げましたが、他人に心を開いてしまうと騙されると思いこんでいるからです。
もしかすると以前に他人に心を開いて裏切られた経緯があるからかもしれません。
心を開かず閉ざしてしまいがちですので、孤立してしまいますし保守的にもなってしまいます。
ですので、コミュニケーション能力は高くありません。
あまり大勢でわいわい過ごすことも嫌うようですし、飲み会などに誘われても断ることが多いです。
また、無理に心を開こうとすると、寄りそってくれようとする人に対して暴言を吐くこともあります。
人の心にずけずけ踏み込んできて鬱陶しいというわけです。
人の話を聞かない
偏屈な人は人の話を聞きません。
聞いてはいますが、自分へのアドバイスだと思うのもプライドが許しませんし、その通りにすることはまずありません。
相手がその人のためを思って一生懸命話してくれているのを上の空で聞いている、もしくは「いちいちうるさいな。
早く終わってくれないかな」という思いで聞いているのです。
ですので、人の話を聞かないというのは、人の忠告を無視する、アドバイスを絶対に受け取らないという意味です。
つまり、話を聞いているふりをして聞き流しているということでもあります。
人の話は聞かないのに、人に相談に乗ってほしいと言うことはあります。
それを真に受けて真剣に相談にのったら、「別にそこまでお節介してもらいたくない」とか「上から目線でうざい」などと言うのです。
自分から相談しておいてそんな風に言われるなんて、対応した方はたまったものではありません。
そういう意味でも、偏屈な人は一般とは違った考えや行動を起こしますので、付き合うには十分注意することが必要です。