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えこひいきをすべきではない8個の理由(続き2)

特定の1人を可愛がり、育てることによって会社の利益にもつながる考える人もいるでしょうが、その1人のためにほかの社員たちの不満が溜まってやる気が失われてしまうことがあるので気を付けましょう。

文句を言われる


えこひいきによってほかの人の不満がたまると、自然と文句も言われるようになります。

「なんで◯◯ばかり優遇されるんですか?」「どうせ◯◯の評価ばかりするんでしょ」「スタートは一緒だったのに、何故あの人ばかりがいいように扱われるのか」とえこひいきをしている特定の相手やえこひいきをしてる人に対しての文句が続出します。

誰か1人が言葉にして文句を発すると、その周りの人たちも「自分もそう思っていた」「やってられない」と芋づるのように文句や不満が次々と出てきます。

文句が飛び交う環境は決していいものではありません。

フラットさがなくなる

えこひいきをすると、特定の相手にばかり目をかけてしまうものです。

えこひいきとはそういうもので、ほかの人に配慮がかけてしまうものなのです。

しかし、職場などで特定の誰かをえこひいきなどをしてしまうと、気を付けていても平等の精神が欠けてしまうことがあるでしょう。

また、自分がえこひいきをしているつもりがなくても無意識でえこひいきをしていることがあります。

そういう場合は自分はみんなに公平に接しているつもりでいるので周りから「あの人ばっかりえきひいきして、不平等だ!」と言われて、不本意さを感じる人もいるでしょう。

もし、自分が職場で人の上に立つ立場だったり学校でみんなをまとめる立場だったりする場合は、常にフラットさを意識していかないと周りから不満や反発が起きますよ。

均衡が崩れる

これまで自分は部下や後輩を平等に扱ってきたつもりでも、お気に入りの相手に対してえこひいきをしはじめると、自然と「平等」であったバランスがおかしくなってきます。

例えば仕事などだと、自分がえこひいきしている相手に成長してほしかったり特別に頑張ってほしかったりなどの思いで、いい仕事を回したりえこひいきしている相手発案のプロジェクトを優先的に通したりして優遇したりしてしまうことがあるかもしれません。

そうなるとこれまで我慢していた周囲の怒りや不満が爆発して、ギリギリ保っていた均衡が崩れていってしまいます。

そうなると、部下や後輩からの評価だけでなく、エライ人達からも上に立つものとしての資質を問われ、自分自身の評価を大きく落としてしまいますよ。

あとあとに問題が発生する

特定の人に対してえこひいきを続けることによって、最初は周りが我慢していてもいつかはその不平不満は形となって現れます。

えこひいきしていた人はその組織では「平等さに欠ける人」として信頼を失い、いざ誰かに何かを頼もうとしてもイヤな顔をされたり、ちょっとしたことでも反発にあったりすることもあるでしょう。

また、えこひいきをされていた人は、ひいきをしてくれていた人の管轄では活躍することができたとしても、いざ違う環境や職場に行ったときに思うように実力が発揮できずにつぶれてしまうことがあります。

すべてがえこひいきしてくれていた人がお膳立てしてくれていたことによってうまくいっていたパターンの人は、広い世界を目の当たりにして自信を喪失してしまうという問題が発生することがあります。

逆にえこひいきのメリットは?

ここまではえこひいきが及ぼす悪影響についてをご説明してきました。

特定の人にだけ優しくししたり、育てるためや絆を深めるために厳しくしたりするなどの特別扱いは、仲間内や組織の中では色んなこと嫉妬や違和感を引き起こすということがお分かりいただけたと思います。

しかし、えこひいきをされている側にとっては悪いことばかりではありません。

周りの嫉妬やブーイングがあることもありますが、ちゃんと立ち回ればそれを最小限で抑えることができますし、メリットもあります。

ここでは、えこひいきによるメリットをお伝えします。

個人の満足度が上がる


えこひいきをしてもらった人は「自分は評価されている、期待されている」「特に目をかけてもらってありがたい」という気持ちになることでしょう。

認められているということがわかることによって、満足度が上がり精神的にいい状態になります。

例えば、長い付き合いになりそうでこれからもっと仲良くしていきたい友達に対してえこひいきをすると「ほかにも仲のいい人はいるのに、あの人は自分と親密になりたいと思ってくれている」と、自分にそれなりの気持ちを返してくれます。

このように特定の相手と急速に、そして深く仲良くなりたい場合にえこひいきをするという人もいるでしょう。

モチベーションが上がる

えこひいきをしてもらった相手は「よくしてもらっている分、期待にこたえたい」をいう気持ちになり、モチベーションが高まります。

誰かに期待されているということは、ちゃんと成果を出したいという気持ちにもつながりますし、とても仕事にやりがいを感じることができます。

例えば、やればできるのに何故かイマイチ成績のあがらない部下などを特別目をかけてえこひいきすることによって「こんなに目をかけてくれるなんて…自分は思っていたより期待されている、このままじゃいけない。

頑張らないと」という気持ちになって、やる気をグンを出して、自分の殻を破り、真の実力を発揮してくれるようになることがあります。

個人の隠れた能力を引き出したり、もともと優秀な人をさらなる高みへ連れていくためにはモチベーションの向上が不可欠です。