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憶測で物事を判断しないほうが良い1...(続き5)

つまり、これを全て辞めれば良いのです。

まずは、データや数字の力を借りると言うことです。

人の気持ちや思いは数値化できませんので、その裏付けは難しいですが、例えば医療に関することなどは必ずデータや数字を見て判断しなければなりません。

何の病気かわからない状態で病院にいき、医師が何の検査もせずに「おそらくインフルエンザでしょう。

今流行ってますから」と何の根拠もないのに言ってきたらどうしますか?「え?ちゃんと検査してよ、違う病気だったらどうすんのよ」と思いますよね。

しかし、きちんと検査をして検査結果のデータをみて、「この数値がこういう数値ですので、あなたは◯◯という病気です」と言われれば納得します。

このように、数字やデータで判断できること、それによって推測できることに関しては、必ずはっきりとした根拠を示さなくてはなりません。

裏付けを取る

よくわかる事例として、例えば犯罪を犯した犯人を捉えるのに、「あいつは悪い顔をしているから、きっとこの犯人に違いない」と予想して逮捕した。

これは大問題ですよね。

何の根拠も裏付けもなく、単に人相が悪いからという理由で逮捕なんかできるでしょうか?できませんよね。

このように、何か行動を起こす際に必ず裏付けや証拠を集めてから実行しなければ、後々大問題になってしまうと言うような場合は、やはり憶測では動けません。

このような場面で、よく「刑事の勘」という言葉が使われますが、これは憶測になるのでしょうか?

長年培った経験で予想するのと、憶測で判断するのとは少し違います。

「勘」というのは、その道のプロの人が経験から導き出す「データ」であるので、憶測とは言えません。

上記の例のように、物事を判断するのに裏付けを必ず取らないと社会的に問題になるというようなことはよくある話です。

気をつけましょう。

本人に聞く

誰かが誰かの悪口を言っていたとします。

それで、あなたはその悪口を言われている人から、今までさほど何も嫌なことをされていないとします。

ここで憶測でものを言う人の場合は、対象者のことをよく知りもしないのに「あの人、そういうことしそうな顔してる」と悪口会話に加わってしまうというケースが大半です。

しかし、人の噂なんかあてになりません。

ちょっととっつきにくいなと思っていたけど、思い切って話しかけてみたら凄く気さくで優しい人だった・・・なんてケースはよくありますよね。

「この人のこと誤解していたな」と反省する人も多いですし、経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

根拠の無い噂を聞いたら、まず本人に確かめる。

これが確実で早いです。

超本人に確かめもしないで、憶測で話しを進めていると、もしその人の耳に入ったらとても悲しい思いをされると思います。

憶測が人を傷つけることもあるのです。

周りに相談する

根拠の無い話題を聞いてしまったら、できれば首を突っ込まないようにするのが一番です。

それでもどうしても気になるのでしたら、周りに相談したり聞いたりしてみましょう。

もちろん、憶測で言う人に相談してもダメです。

きちんと事実を話してくれる人、当事者、第3者的感覚を持って話せる人を選びましょう。

憶測で判断するのではなく、このように「事実情報」だけを集めて行き、自分なりに判断して相手とどう接するのか自分で決めなければなりません。

自分が相手に対して「この人は悪くない」と判断すればそのように付き合えば良いですし、まわりが「あの人と付き合わない方が良いよ」とお節介にも教えてくれても無視しましょう。

ようは、周りに相談したところで、自分でもころころ想いが変わるようではダメだと言うことです。

多角的な視野を持つ

多角的視野とは、さまざまな方向から物事を見据えて判断できる目を持つという意味です。

一つのことがらに対していくつもの見解を持つことができる人ほど、真実を見分ける目を持っていますし、根拠が無いことを信じることは無いので、憶測で物を言うなんてことは絶対にありません。

ですので、憶測でものを言ってしまいがちな方は、まずは多角的な視野を持つことをこころがけてみましょう。