何かを予想するのにも「これにちがいない」と凝り固まった考えをするのではなく、「こういう考え方もあるかも」など、いくつかの考えを挙げて見るとわかりやすいと思います。
憶測でものを言うのを直すためだけでなく、多角的な視野をもつということはとても大切なことです。
是非習慣づけるようにしましょう。
確認する癖をつける
憶測で物を判断する方は、自分が打ち出した根拠については確認しないと思うのですがどうでしょうか?
確かに時には憶測で判断する、憶測で考える場面はあるかもしれません。
その時に、きちんと事実を確認する癖づけをしていれば、それは憶測ではなく推測になります。
何事も、確認・報告する癖をつけておきましょう。
人と人の間の話では、とにかく確認・報告が重要になります。
何度確認してもしすぎることはありません。
念には念を入れて、確認してください。
この癖づけを行っていると、だんだん憶測で物を考えたり判断すること自体にたいして怖くなります。
つまり、憶測でものを判断することはしなくなっていくでしょう。
待ってもらう
例えば誰かから、どちらかの判断をゆだねられるという場面に遭遇することが人生の中では度々あるでしょう。
その時に、早く判断しろと急かされることがあります。
しかし、何の情報も無い状態ではこちらも答えようがありません。
そんなとき、つい、相手の要望に応えようとするあまり憶測で判断してしまうことが考えられます。
しかし、その時はそれでよくても、もしその判断が間違っていた場合憶測で判断したなんて言えませんよね。
謝ればいいというものでもありません。
そんなときは、急いで判断を下す必要はありません。
正直に、「情報が無いので、判断できない。
憶測で判断したくないので待ってほしい」と伝えましょう。
その方がずっと誠実ですし相手からも信頼してもらえます。
その場を取り繕うためだけに憶測で判断しても結果的に何も良いことはありません。
憶測の口癖をやめる
憶測で判断する人の特徴として、よく口にする口癖があります。
ご自分が憶測で判断してしまうなと心当たりがある方、この言葉をついつい何の気なしに口に出してしまっていませんか?
これらの言葉を口に出してしまってるなという場合は要注意です。
あなたは既に憶測で物事を判断している常習犯かもしれません。
「多分」
憶測で判断する人の口癖第一位は「たぶん」です。
多分~だろうという言葉ですが、予想しているだけという言葉ですので、確かに逃げやすい言葉ではありますね。
「多分~だろう」と言えば、「絶対~である」と言っているわけではないので、「自分は確定したわけじゃない、予想しただけ」と逃げることができます。
「きっと」
「きっと」という言葉も、未来を予想するだけの言葉です。
「きっと~です」と最後は確定する文言にはなりますが、この言葉はとてもいい加減で責任の無い言葉です。
よく心配している人を勇気づけようとして「きっと大丈夫ですよ」と言う人がいますが、この言葉を言われて嫌がる人もいますので気をつけましょう。
それは、その言葉に何の根拠もないからです。
相手が自分を励ますために言ってくれているのはわかるのです。