私たちは誰しもが、日々他の人と関わり合いながら生きているものです。

「一人で生きていける!」「すべて一人でうまくやっていける!」なんていう人は一人もいません。

でも中には、他の人に上手に甘えたり、困った事や助けて欲しいことがあってもなかなか素直にSOSを発信できない人もいます。

それには色んな理由があるかもしれません。

誰に頼ったらいいか分からない、頼る人がいない、という方もいるかもしれませんし、もともと持つ性格がそうさせてしまっている人もいるでしょう。

責任感が強い人、頼られることの方が多い人、他人に気を遣い過ぎる人、プライドがあって弱さを見せたくないという人、そうした性格の人は特に「自分の力だけで何とか限界まで頑張ってみよう」とか「他の人に迷惑はかけたくない」という感情が先行して、一人で抱え込もうとするかもしれません。

でも、本当にSOSの状態の時というのは、絶対に自分の力だけでは解決できなくなっているものです。

その状態をそのままにしておくと、心身ともに壊れてしまう可能性だってあります。

SOSを周囲の人に伝えて、解決方法の糸口を見つけてもらったり、背負っているものを相談することで軽くしもらう時も必要です。

️SOSを周りに伝えたい!

でもどうやって上手にSOSを伝えればよいのか分からない、なんていう方もいらっしゃることでしょう。

これまで何でも一人でやってきた人にとっては特に、誰かにSOSを伝えたくても、伝え方や頼り方が分からないという人が多いかもしれません。

どういう状況の時は素直に助けて欲しい、と言ってよいのか判断に困ると考える方もいらっしゃるでしょうし、誰に「助けて欲しい」「相談に乗ってほしい」「手伝ってもらいたい」と言ってよいのか悩む、という人もいるかもしれません。

そんな方のためにここでは、SOSをどのように伝えることができるか、その方法や、どんなシチュエーションでSOSを伝えればよいのか、また誰にSOSを伝えて良いのかを取り上げていきたいと思います。

️SOSをわかりやすく伝える5個の方法


まず、SOSの伝え方が分からない、という方のために、他の人に自分がSOSであることをどのように分かりやすく発信すればよいのか、5個の方法をお伝えしたいと思います。

それは、「誰かに深刻に相談する」「素直に直接助けて欲しいと言う」「電話やメールというツールを利用する」「SNSを使って発信する」「表情や行動に表す」というやり方です。

もちろん他にも方法はたくさんありますが、簡単に取り組めることだけここでは取り上げます。

誰かに深刻に相談する

自分が抱えている悩みや、つらいとか苦しいという感情を誰かに相談してみましょう。

自分のことをよく知ってくれている人でもいいですし、自分と似たような環境や境遇にある人、同じような経験をしてきた人でもいいですし、その悩みのプロに相談に乗ってもらうこともできると思います。

一人でずっと背負い込んできたものを、誰かにただ聞いてもらうだけでも気持ちがスッと軽くなることってあると思います。

たとえ問題や悩みがすぐには無くならないものであったとしても、相談して誰かに聞いてもらったことで、共感してもらえた安心感も得られるかもしれません。

また、自分では思ってもみなかった視点や方法での、問題の解決の仕方を教えてもらえることもあるでしょう。

深刻な悩みを抱えている時は自分の状況を客観的に判断することが難しくなっているかもしれません。

そんな時に、周囲の適切なアドバイスはきっと役立つに違いありません。

素直に直接助けを求める


「どうやって分かりやすくSOSを伝えよう…」なんてグチグチ悩んでいるんだったら、素直に直接的に、「助けて欲しい」と伝えてみませんか?

これがいちばん分かりやすいですし、手っ取り早い方法です。

今あなたのいちばん近くにいる人でも良いでしょうし、頼りになる存在の誰かでもいいでしょう。

助けて欲しいと素直に甘えられるのは、どんな人にとってもまんざらでもないと思います。

「迷惑をかけるんじゃないだろうか…」と心配に思うかもしれませんが、求められた側にとっては頼られたことを嬉しく感じるに違いありません。

「はずかしい」とか「情けない」「申し訳ない」といった感情は置いて、「ごめん、今助けて欲しいことがあるんだ」と正直に、素直に伝えて甘えられるようになりましょう。

そのほうが実は人間関係もうまくいくものです。

電話やメールで連絡する

面と向かってSOSを伝えることには抵抗がある…とか、身近なところには相談できる人がいないような場合は、電話やメールで親しい家族や友人、さらには相談に乗ってくれるサービスなどに連絡を取りましょう。

最近は無料であなたが抱えている悩みや相談に乗ってくれる電話窓口やサービスなど、公的機関もたくさんあります。

24時間いつでも相談できるところもありますし、メールでも対応もしてくれるので、どうしても周囲に相談できる人がいない場合や、知っている人には知られたくない場合に活用できると思います。

何からどのように話したらよいのかまとまらないような場合は、メールはとてもいいツールですよね。

頭の中を整理しながら、伝えたいSOSの内容を相談することができます。

プロのカウンセラーや専門家が対応してくれるサービスがとても多いですし、内容が外に漏れることもありませんから、身近な人だと抵抗がある人にはとてもおすすめの方法です。

SNSでSOSを発信する

近年では、ツイッターやフェイスブックといったSNSを利用して助けを求める方法が、若い世代を中心に多く見られています。

SNSのメリットは、自分がどこにいたとしても、たとえば見知らぬ場所や土地で何らかの助けや救助を求める状況に遭遇して、誰も頼れる人がいないとか、助けてもらえそうな人が近くにいないという場合にとても役立つツールと言えます。

SNSはどんな場合に特に利用すると良いでしょうか。

またSNSを使ってSOSを発信する際、どんなポイントを押さえておくと良いでしょうか。

協力者が増える可能性

ツイッターやフェイスブックなどのSNSは、不特定多数の人が24時間いつでも目にすることができます。

日本だけでなく、世界中の人とつながれるサービスです。

近くに家族や友人など、助けをすぐに求めれば駆けつけてくれる人がいない場合や、連絡がどうしても取れない場合、さらにはよりたくさんの人の協力が必要な場面において、このSNSを使えば協力してくれる人がどんどん増えてくれる可能性があります。

一人では何もできないような状況でも、たくさん協力してくれる人がいたことによって助けられたり、解決できることもいっぱいあると思います。

安易にSOSのために使うべきものではありませんが、緊急の場合などは非常に便利なツールの一つと言えます。

事故や災害なら情報を詳しく

最近はどこにいても、突然の事故や、水害や大地震のような災害に巻き込まれることがあります。

孤立した状態になった時、見知らぬ土地で巻き込まれた時などは特に不安に感じますよね。

そうした緊迫した場面で、助けや協力を求めたい場合には情報を正確に、より詳しく載せるようにすることが重要です。

今自分がいる場所の目印となるものや、位置情報はなるべく詳しく、どんな小さなことでも良いので書くようにしましょう。

助けて欲しい内容も具体的に書くことができます。

さらには、どれほど緊急を要するものなのかも書くようにします。

さらには、助けを必要としている人数なども伝えれば、どれだけの人がその場に行くと良いかの判断材料にもなるので役立つと言えます。

そして、かならずハッシュタグ(#)を付けて救助要請をすることも忘れないようにしましょう。

画像付きならインパクトあり

助けを必要とする内容でも、場所でも画像があるととても便利ですし、よりたくさんの人に見てもらえるようなインパクトを与えることにもなります。

周囲の状況や情報がSNSを見る人により伝わりやすいように、できれば写真を撮って載せることで、より多くの人から助けや協力を得られることにつながっていくと思います。

強がらず表情や行動であらわす

私たちは他人の心の中を読み取ることができないので、どんなに近くにいる身近な人であっても、心の中で悩んでいる事や助けを求めていることまでは気付いてあげられません。

実は苦しい事や辛いことが今起きているのに、表面では明るく何事もないように明るく振る舞う人であれば、なおさら気づいてもらうことは難しいに違いありません。

自分が困っている時、助けて欲しい時、辛かったり苦しんでいる時は無理に頑張ろうとするのではなくて、時には強がらずに表情や行動に見せるようにしてみましょう。

泣くほどつらい状況であれば涙を見せたり、何かに苦しんでいるなら怒りを表わしてみたりするのです。

弱さを見せることは恥ずかしいことでも、情けないと感じることでも決してありません。

表情や行動にいつもとは違う自分を見せたことで、自分の立場が弱くなってしまう、なんてこともないのです。

むしろ、人間味のある近づきやすい人だ、と好印象に見てもらえる結果になると思いますよ。

️SOSを伝えるシチュエーション

ではどんな時であればSOSを伝えても良いでしょうか。

明らかな緊急事態の時はすぐに助けを求められても、自分自身のことになると「これぐらいなら、自分で解決したほうが良いんじゃないか」と考えて、限界まで抱え込んでしまう事が多いかもしれません。

「限界までは自分で何とかしよう」と思って誰にも頼らなかったら、実はすでに自分のキャパシティを超えていて、もうどうしようもない状況にまで落ちていた、なんてことにならないように、こんなシチュエーションの時はSOSを出しても良いんだよ、というありえそうな場面をまとめてみました。

もちろん、他に考えられるシチュエーションが思いついたり、ここにはない事で悩んだり思い詰めているのであれば、それも助けを求めて良いシチュエーションだと思いますよ☆

仕事が回らない

やるべき仕事がどんどん増えていって、手が回らないという場面に陥ることはあるものです。

職場においての仕事であれば、自分で責任を負わなければ…と考えるかもしれませんし、できないと言ってしまったら自分の立場が悪くなるのではないかと思うこともあるかもしれません。

さらには他の人に仕事をお願いするのはプライドが許さない、なんて思うこともあるでしょうか。

小さなお子さんがいる母親も、毎日家事と育児とやるべきことが多すぎて手が回らないことがあるかもしれません。

みんな同じような状況を上手にやってきているんだから、自分だけできないというのは恥ずかしいとか、ダメな母親に感じてしまうでしょうか。

でも一日の時間は決まっています。

時間を延ばすこともできませんし、仕事の期限も決まっていることでしょう。

仕事が膨大で、一人では背負いきれないならば遠慮せずに近くにいる誰かに助けてもらいましょう。

一人で完ぺきに何でもこなせる人はいません。

多少なりとも他の人の助けを借りながら生活しているものです。

職場であっても家庭の中であっても、一人で回らない事は近くにいる誰かの協力を得て、そして別の時には自分がその人の助けになってあげれば良いだけのことです。

体調不良

突然体に何らかの不調をきたして、生活に影響してしまう事は誰でもあります。

でもやらなければならない事がたくさんあるし…といってその体調不良をほっておくと、後に取り返しのつかない状態まで悪くなっていた、なんてことにもなりかねません。

体調が何かおかしいと感じて続くようならば、病院に行くなどして助けを求めましょう。

家族や友人など、周囲の人に相談して原因を突き止めてもらうこともできます。

体調不良は体が何らかのシグナルを出しているサインです。

心身に不調を感じているようならば、我慢し過ぎないでその原因をまずは取り除くことが最優先です。

突然のトラブル

何らかのトラブルに突然自分が巻き込まれたり、遭遇することもあるかもしれません。

自分ですぐに対応し、解決できる範囲のものであれば良いですが、トラブルが長引きそうだとか、厄介なことに発展しそうだとか、素人では判断しきれないものであるなら、それはそのままにしておかないですぐにSOSを求めるようにしましょう。

たいていトラブルを自分だけで何とかしようとすると、さらに問題が悪化したり、周りまで巻き込んでしまいかねない状態に発展してしまうことが多くなります。

トラブルがまだ小さいうちに、周りの誰かの助けを借りることがいちばん良い方法と言えそうです。