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協調性とは?就活で聞かれるこの質問...(続き2)

いくら優れた能力があったとしても、それを共有できなければ意味がないのです。

そこで、問題や対立を解決したり、違いを調和させる行動がとれる人が「協調性のある人」ということなのです。

仕事ができる人というのは、自分ひとりでなんでも行ってしまったり、作業を進めていってしまう人ではありません。

自分の持っている情報やスキル、能力などを周囲に伝え、それを共有してチームとしての作業の効率を上げたり協力を促したりすることができる人です。

そして、グループで何かを達成するためには確かに、妥協というものも必要なときがでてくるでしょう。

でもそれは単に自分の意見を全く持たない、ということではありません。

しかし、みんなで何かを達成するためには当然、自分の好みでなくても協力しなければいけないこともありますし、自分の考えとは違ったことを進めていかなくてはいけない時もありますので、そこで自分を他人と調和させるために柔軟に対応して、周りの人と調和よくやっていけるかが問われているわけですね。

だから、企業が求める協調性のある人間というのは、積極的に自分個人の特性や特徴を生かしつつも、目標達成のためには自律的にチーム活動ができる人なのです。

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就活で出てくる協調性

協調性が就活で出てきている

就活では、自分を企業に売り込むためにアピールしなくてはいけません。

自分の性格や素質が企業にとって、どれほど役立つかということを売り込んでいく必要があるわけです。

そこで、企業側に対しての自己PRとして「協調性がある」ということを使うことができます。

では、どんな場面でこの「協調性」をアピールしていくことができるのでしょうか??

こんな質問のときに使いやすい協調性

企業の面接でよく聞かれる質問に対して、「協調性がある」というこをアピールすることができます。

でも、この時気を付けなければいけないのは、単に質問に対して「私は協調性があります!」と答えるだけでは意味がない、ということです。

自分で自分を協調性がある人間だ、といったとしてもまったく信頼性も真実性もないからです。

根拠がないなら、説得力がありません。

なので、相手に「協調性があるな」ということを判断して感じてもらえるような答えを言うのがベストです。

では、よく聞かれる面接の質問で、面接官に「この人は協調性のあるタイプだ」と感じてもらうために、どんなふうに答えることができるのでしょうか??

「あなたの長所はどこですか?」

協調性とはという質問で「あなたの長所はどこですか?」と聞かれている

「あなたの長所はどこですか?」という質問で面接官が知りたいことは、仕事の適正の有無や自己認知ができているか、という点です。

自分の性格のいい点をアピールするとともに、仕事にそれをどう生かせるかということをアピールする必要があるのです。

それで、面接官があなたと一緒に仕事をするイメージがわくような答えをすることが大事なのです。

ここで、自分が協調性があることをアピールしたい場合でも同じです。

協調性があるという長所がが、どう仕事を進めていくことに有利であるかをアピールする必要があります。

例えば、「私の長所は、だれとでも円滑な人間関係を築くことができるところです。」と答えたとして、それを仕事においてどう生かすのか、ということも説明しましょう。

「相手を不安にさせないために、迅速な対応や情報の共有を心掛けてきた」などの具体性を持たせることも大事です。

「グループでのあなたのポジションはどこですか?」

グループでの自分の立場について聞かれる、ということもあります。

この場合、面接官はあなたが自分のことをどれだけ認識しているか、ということも見ています。

そして、ここでは何かチームのリーダーになっていなければ価値がないということではありません。

どんなポジションであってもチームにとって、自分がどのような良い影響を与えられるか、ということを考えればいいわけです。

ということで、自分がどんなポジションであったとしても、その立場でどのようにチームのために行動してきたかということを話せます。

「グループで対立が起きたらどう対処しますか?」

協調性とはという質問で「グループで対立が起きたらどう対処しますか?」と聞かれている

これは、グループ内で何か問題が起きたり、意見の対立というものが起きた時こそ、その人の協調性というものが問われ、問題解決のための姿勢や努力や取り組みについて、しっかりとした考えを持っていることが必要です。

それで、この質問がきたら間違いなく協調性をアピールすべきところなのです。

対処する方法として自分なりの答えがあるとは思いますが、相手の話を聞くことや、自分とは違った意見を受け止めることや、その状況においてグループが調和するようにどのように自分の特性を生かして、グループのために働きかけることができるかということを説明できます。

「今までで1番頑張った経験はなんですか?」

この質問に対して、自分の努力やスキルを語ることも大切ですが、ここで周りの人のサポートや協力というものをちゃんと認識していることを表すことができるでしょう。

自分ひとりの力だけでできないことなのに、あたかも自分だけが努力して頑張ったというように話す人よりも、周りの人と協力して取り組んでいたり、その周りの影響を認めている人のほうが信憑性がありますし、協調性を感じられるので一緒に仕事をするイメージもつけやすくなります。

「これまで誰かと何かやり遂げた経験を教えてください」

この質問は、どのように他人と一緒に物事を成し遂げてきたかということをアピールするチャンスになります。

学生時代の部活でも、バイト先のことでもいいと思いますが、周りの人たちとの関わり方、何を成し遂げたのか、どんな課題があり、乗り越えたのか、自分の特性を協力関係においてどのように生かすことができたのか、ということを伝えることができます。

「あなたの友人はあなたをどのように見ていると思いますか?」

この質問も、あなたの人間性やチームで何かをやり遂げる際の役割や協調性を問う質問です。