なので、単なる「みんなで協力しました~」で終わるようなエピソードではいけません。
弱すぎるエピソードは逆に、浅さを感じさせてしまいますので、自分自身が感じたことや、周りとのかかわりの中で自分がどのような立場で、協力したりチームとして成功させるためにどのような取り組みと努力ができたのか、ということをしっかりと伝えましょう。
キーワードは対立→解決
先ほどの例にもあったように、キーワードは対立と解決です。
協調性というのは、「他の人と物事をうまくやっていく傾向や性質」や「異なった環境や立場にいる複数の人が互いに助け合ったり譲り合ったりしながら同じ目標に向かって任務を遂行する素質」というものを指します。
それで、それを難しくするような状況にどのように取り組んできたのか、ということを伝えたいわけなので、何かグループ内で問題が起きたり、意見の対立という状況に面した時のコミュニケーションや問題解決の力というものをしっかりとアピールしていきましょう。
話しやすいのは学校やバイト先での経験
どんなエピソードでもいいのですが、話しやすいのは学校で課題を取り組んだ時のことや何かみんなで活動していた時のこと、さらにはバイト先での経験なども話すことができるでしょう。
いずれも、いろいろな背景の人たちとどのようにうまくやっていくことを学んだのか、ということを話せるでしょう。
協調性を上手に活用して就活をスムーズに
いかがでしたか?
就活の面接でよく言いがちな「協調性が強みです」という言葉。
でも、一般に抽象的にとらえられている協調性と、企業側が求めている協調性というのは少しずれがあることが多いようです。
それで、まずは企業がどのような素質や性質を持っている人材を求めているのか、ということをはっきりと理解したうえで、自分がそれとどのように合致していて、企業にとって自分の性格や特性がどのように生かせるのかということをアピールできなくてはいけません。
そのために、自分の性格やグループとしての立場・役割などを把握し、自分が周囲にどのようによい影響を与えることができるのかをしっかりと理解しておきましょう。
協調性がある、ということは自分で判断することではありません。
周りの人(面接官)が「この人は協調性のある人だ」ということを感じ取り、判断することなのです。
なので、”協調性”という言葉自体で伝えるのではなく、具体的なエピソードでしっかりと伝えていきましょう。
そうすれば、きっとあなたの就活ももっとスムーズに、そして自信をもって取り組んでいけますよ!