それで自己PRでは、一般的なあいまいな表現ではなくストレートな表現で具体性を持たせて伝えていきましょう。
そして、気を付けたいのは自分で自分を評価した言葉だけを並べないことです。
「私はだれとでも仲良くできます。
~では誰にも負けない自信があります。
」というような言葉がいくら書かれていたとしても、それで企業は「そうなのか!」と思いますか?
思いませんね。
自分でそういったところで何も説得力もないし、根拠がありません。
それで、結論として最初に述べた自分のアピールポイントを裏付ける具体的な出来事や経験エピソードを書くなら、よりイメージが付きやすくなります。
そしてここでも、面接と同様、どんな課題をどのように取り組み、どのように乗り越えたか、という点が大切です。
ただただ「頑張った」ということでは、まったく響きませんし、人事の人たちは就活生の「○○を頑張った」ということにもう聞き飽きています。
協調性をアピールしたいなら、周囲の人とどのような問題や対立があり、どのような工夫や行動によって解決したのか、どのような対処をしてその出来事をまとめたのか、ということを「物事に取り組むプロセス」として詳しく書きましょう。
つまり、問題・課題をどう分析し、原因に対してどのように対策を講じ、結果どうだったのか、ということを流れに沿って書くなら、相手にとって明確に伝わるPRが書けるでしょう。
企業はそれを見て面接するので書いたことは忘れないように
企業は面接時にもそれを見ています。
それで、面接時にそのことについて聞かれたり、あなたが話すことと照らし合わせています。
それで、適当なことを書いては面接のときにボロが出てしまう可能性がありますので、ちゃんと真実を書きましょう。
協調性というアピールポイントは、あなたの人間性、人柄を表す経験を述べるので、それは素直な気持ちで話せることのほうが相手に伝わりやすいものです。
そして、書いたことは忘れないようにしておきましょう。
グループディスカッションは協調性を見られる瞬間
ある人事の人は、「グループディスカッションの時に協調性の有無を見て判断している」と言いました。
なので、このグループディスカッションでどのように周りとのコミュニケーションをとっているかというのは、かなり大切なポイントです。
では、人事の人は特にどういったポイントでチェックしているのでしょうか?
グループメンバーを引っ張っていけるか
まず、グループの中でどのようにメンバーを引っ張っていっているか、というところです。
でも、ここで注意したいのは、自分がリーダーシップをとろうとあまりにも主張しすぎていて、周りを置き去りにして暴走しているならそれは失敗です。
周りがちゃんと見えていません。
グループでの行動で、自分のことばかりを主張しすぎるのはよくありません。
メンバーひとりひとりと足並みをそろえつつ、どのように引っ張っていけているかを見ているわけです。
もちろん、ただただ何も言わずに、他人が言ったことをその通りしているだけでもいけません。
自分の情報や考えをみんな上手に共有していきつつ、メンバーをまとめる能力が必要です。
メンバーの話をちゃんと聞けているか
そして、他の参加者の話や意見をちゃんと聞けているか、ということが見られています。
ひとりひとりのメンバーの意見や話を聞くにしても、それをちゃんと理解し共有するようにして聞くことが大事です。
相手の話を聞く姿勢というのは、とてもチェックされています。
ただただ聞き流すということではなくて、うなずいたり、理解していることを表することだ大事です。
このことは、他人の意見について少し言葉を変えて繰り返し考えを確認したり、さらに質問して相手の考えをはっきりさせたりすることによってできるでしょう。
相手の意見や考えを理解する能力は、その後みんなの意見をまとめるのにとても大事なことです。
バラバラの意見を上手くまとめられるか
バラバラのメンバーの意見をどのようにまとめていくか、ということが大事になってきます。
メンバーの話を聞いたうえで、その意見の違いにどのように取り組むのか、ということです。