みんなの共通点、そして相違点などをはっきりさせたうえで、どのように歩みよったり、違いを解決できるか、ということです。
意見を取り入れて新しい提案ができるか
さらに、その際に自分とは違った意見を聞いたうえで、どのように新しい提案ができるのかということも試されます。
ほかの意見がでたところで、自分の主張に固執するだけなら協調性があるとは言えません。
それまでの議論をまとめて、グループ全体という視点から見て最善のものを見つけ出していく、という姿勢です。
発表を進んでやれるか
そして、協調性というのは情報を共有していく能力も含まれていますから、どのように他人に向けて自分たちのまとめた意見というのを発信していくことができるかも見られています。
それで、発表は進んで行いましょう。
就活で協調性は低評価になる可能性?
企業で協調性が高く評価されているはずなのに、就活の面接で協調性をアピールすると低評価になる、と聞いたことってありますか?
なんだか矛盾しているように感じますが、どうして協調性のアピールがマイナスに働くことがあるのでしょうか??
理解が人によって異なるため勘違いされやすい
よくエントリーシートに「自分の強みは協調性です」と書いている人がいます。
でもこの協調性とことば、人にとって捉えられ方が異なる意味の広い言葉です。
「○○性」とか「○○的」といった言葉自体が抽象的なアピールです。
それで、一見使いやすくてイメージよさそうな言葉ですが、面接官から見ると全く内容がないアピールなのです。
つまり、協調性というのは人によってイメージが違います。
おとなしくて自分の意見を持たず、常に多数派に従う人、といった印象を持たれることもあるので、それでは結局社会的に自主性の感じられない人といった判断をされかねません。
ということで、ひとこと「協調性のある人間です」というアピールは、勘違いされやすいアピールでもあることを覚えておきましょう。
具体的なエピソードがあればOK
それで、協調性といっても、どのような意味で協調性のある人間だということをアピールしているのか、具体的なエピソードがどうしても必要です。
利害や意見の異なった、対立しあう者同士がどのように問題を解決しようと取り組んだのか、ということをアピールするなら、あなたの協調性は企業が求めている協調性と合致していることを理解してもらえるかもしれません。
また、性格の違う人とどのように譲り合って調和を図ったか、というエピソードもあればいいでしょう。
ただ「協調性があります!」だけはNG
ただ「協調性があります」というだけでは、その言葉に真実性や信頼性がありません。
内容のないアピールは逆効果です。
それで、具体的にどのような立場でどのような経験をしてきたか、ということを話しましょう。
例えば、協調性があることを表現できるような別の言葉でまず自分を紹介します。
「自分は縁の下の力持ちとして活躍できる人間です」というような感じです。
そして、どのような場面でその力を発揮できたのか、ということを話します。
どんな問題が発生したのか、どんな課題や目標に取り組む必要があったのかという状況を説明しましょう。
その後、その問題解決や課題や目標を達成するためにどんな努力や工夫をして来たか、ということを話せます。
ここはとても大事な部分で、協調性や自分の価値や能力についてアピールするところなので詳しく伝えましょう。
さらに、その取り組みの結果や成果などを話します。
このように、協調性をどう生かして、どのようにチームのために貢献し、成功することができたのか、何を学べたのかというような具体的なエピソードが必要です。
ただし、時間の面で超過することは決して良くありませんので、時間内で話しましょう。
結論は最初にいうといいですね。
弱すぎるエピソードもダメ
エピソードは具体性と、しっかりとした内容がなければ意味がありません。
どういった課題があり、どのように取り組み、どのような成果があったのか、ということを自分の性格の良い面と合致させながら話す必要があります。