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言語道断とはどういう意味?よくある...(続き2)

あまりにひどい

「あまりにひどい!」という意味でもあります。

例えば、彼氏がくちゃくちゃと音を立てて食事をするだけでなく、なんと怒ると彼女に手をだす人だったとします。

「女性に手をあげるとは、言語道断だ!!」と言いたくなりませんか?
あまりにひどい彼氏です。

つまり、言語道断というのは、悪い事に関してその程度があまりにもひどいということを指して使います。

とんでもない

「言語道断だ!」ということは、「とんでもない!」と同じ意味でもありますね。

「とんでもない」ことというと、考えも及ばないこととか、想像をはるかに超えてひどいことを指しますね。

「とんでもない話だね」などとよく言うかもしれませんが、「あり得ないね」って意味で使っているのではないでしょうか?

あるべき事ではない、という考えです。

「とんでもない」とは、もともとは「途もない」と書いたそうです。

この「途」には、道理とか手段という意味がありました。

それで、それが「ない」わけですから、つまりは道理に反していることを指します。

例えば、車の運転中によそ見をするのはとても危険です。

しかし、それ以上に飲酒運転やスマホなどをいじりながらの運転は、”とんでない”行為ではないでしょうか?

ですから、例としては「飲酒運転やスマホをいじりながらの運転は、言語道断だ」というように言えますね。

言葉に言い表せないくらいのこと

言葉にいいあらわせないくらいのこと、を指して「言語道断」と言うこともあるようです。

言葉に言い表せないくらいのこと、つまり、そのくらいひどい事を意味しています。

それくらいひどい事って、一体どんなことでしょうね?
説明してもしきれない、そのくらいひどい悪事、またはそのくらいひどいことをされたということは、まさに「どんでもないこと」であり、「あまりにひどい」ことであるに違いありません。

呆れて何も言えないこと

もう呆れて言葉もないよ・・・、呆れて何も言えないよ、という意味もあるようです。

「最近の〇〇さんの行動には、まったく言語道断ですよ」って感じで使えます。

とにかく、ひどすぎて言葉にもならないよ、と呆れはてている感情が伝わってきますね。

相手が言葉も出ないほどに、ひどい行動をしてしまうなんて、人として残念ですね。

相手は、もう諦めの境地に立っているのかもしれませんが、人間、周りから諦められてしまったら、ある意味もう終わりですよね。

言語=口に出すこと

「言語道断」とは、言葉に表せないほどにひどいこと、とんでもないことを意味していることがわかりましたが、このことを知ると、漢字の意味とつながってきますね!
じつは、「言語道断」とはもともと仏教の言葉だったようです。

そして「言語」とは、「言葉に出して表すこと」を意味していたようです。

つまり、口に出すことが「言語」ですね。

道断=言うことが断たれること

言葉として口に出すという意味の「言語」が「道断」される、というなのですが、「道断」とは、言うことが断たれるという意味なんです。

「道」というのも、「口でいうこと」を意味していて、それが断たれるわけですので、「言うことが断たれる」、言葉にだして言うことができない、という意味になりますね。

言語道断をまとめると

ここまでで、「言語道断」の意味について調べてきました。

「もってのほか」、「あまりにひどい」、「とんでもないこと」、「言葉に言い表せないくらいのこと」、「呆れて何もいえない」、そんな状態もしくは事柄を指しているということでした。

そう考えると「言語道断」と言われることは、「ひどいこと」のなかでもかなりレベルの高いひどさのことですよね。