CoCoSiA(ココシア)

スタンディングオベーションとはどう...(続き6)

そのときです。

立ち上がって拍手をしながら、リズムを刻みながらコールをかけましょう。

これはコンサートでは、アンコールとして使われていることがあります。

その場合は、舞台に登場した人たちの名前をよんだり、「ありがとう」などの言葉を叫ぶ方もいらっしゃいます。。

届いていないかと思いきや、実は舞台裏にいる役者さんや演奏者にはしっかり届いているので、できる限りたちながら感謝の気持ち、そしてカーテンコールを送りたいものです。

それに座ってカーテンコールをするより、立ち上がってカーテンコールをするほうが「本当に求めている気持ち」を実感できますよね。。

途中でのスタンディングオベーションは絶対NG

さきほどもお伝えしましたが、絶対に演奏・演劇中のスタンディングオベーションは行わないようにしましょう。

一番後ろの席だから、とかはじっこだから・・・なんていうのはまったく理由にありません。

隣にいる人、近くの座席の人はそれだけで集中力をきらされてしまうかもしれないんです。

あなたにとっては、どうでもいい演奏や演劇かもしれませんが、お隣にいる方は年に一度の自分へのご褒美としてその会場に足を運んでいるのかもしれません。。

そんな大切な場所でまったく知らない人にジャマされたら、とても腹立たしいですよね。

それに演奏中・演劇中に立ち上がるというだけでマナー違反。

お手洗いにいくとき、急用で抜け出す理由ができた時だって身を低くしてその会場から出るはずです。

映画館だってそうですよね?それを生身の人がいる演奏や演劇中でも絶対にやるべきではないんです。

どんなにあなたの感動がマックスに高まったとしても、そこがぐっとがまん。。

そして最後に会場のすべての人たちと一緒に感動を分かち合いながらスタンディングオベーションをしましょう。

そうすると、一人で心のなかで感じていた感動とは違う感動を感じられることができるようになりすよ。。

周囲の人への強要はしない

スタンディングオベーションというのは、必ず一人か数人の人が立ち上がることでそれがきっかけとなり会場のほとんどの人が立ち上がるようになります。

そのため、なかには「周りの人がたっているから立っておこう!」という方もいるんですよね。

そのような人は自らスタンディングオベーションに参加しているので、まったく問題はありません。

問題にしているのは、「スタンディングオベーションをする気持ちがまったくない人」です。

あなたがこれまでの人生のなかで感じたことのない感動を味わった作品だったとしても、すべての人があなたと同じような感情を持っているとは限らないんです。。

だって、みんな違う感性を持っている人間ですから仕方のないことですよね。

また、スタンディングオベーションとは、その舞台などの内容に対して賞賛の気持ちを送るために使われるものです。

ですから「心にしっくりこないな」「あまり感動しなかったな」なんていう場合には、必ずしも周りにあわせて立ちあがることはないんです。

しかし、その舞台に感動した人から見たら「この人ったら立ち上がらないで何様なの?イヤなやつね」なんて思うことも。

そこで「立ち上がろう」というそぶりをして、無理やりにスタンディングオベーションを強要してしまう人がいます。。

たしかに舞台からみてすべての人が立ち上がっていたほうが、嬉しいかもしれません。

しかし、”あまり感動しなかった”というのもひとつの感想にすぎないんです。

それにスタンディングオベーションを強要することによって、”あの舞台のファンはおかしな人が多い”だとか”居心地が悪い”なんて評価されて、ネットで悪口をかかれたり、もう二度とその舞台に足を運んでくれなくなる可能性だってあるんです。

強要することは、あなたにとっては良いことをしたと感じられるかもしれませんが、周りの人にとってはとても迷惑なんです。

相手の気持ちを考えて行動できるようにしましょう。。

️スタンディングオベーションは日本に受け入れられるか…?

今回は、スタンディングオベーションについて特集してきました!いかがでしたか?既にスタンディングオベーションを経験したことがある人にとっては、あれほどまでに感動と一体化できることはないと思っているはず。

しかし、残念ながらあまり日本では行われていないんですよね。。

そもそも自らの主張をしない日本人ですから感動をしたとしても、そのまま心にそっとしまっておく方が多いんです。

しかし、そのようななかで勇気を出して、カーテンコールのときや舞台の終わりに拍手をしながら立ち上がってスタンディングオベーションをすることによって、そのように感動を表現したかった人たちが一緒になってスタンディングオベーションをしだしてくれるかもしれません。。

ですが”シャイ”な日本では、受け入れられるかどうかはいまだに謎です。