恋愛や仕事上で、時折「とんだ当て馬にされた!」や「あの人は当て馬を上手に使った」などという言葉を耳にすることがあると思います。

当て馬にされた人にとっては当然面白くないですが、当て馬を利用した人は上手く自分の立場を有利に進めることが多いです。

そんな当て馬という言葉が持つそもそもの意味や、正しい使い方についてご紹介します!

当て馬にされたくない!

当て馬と聞くと、あまり良い印象を持たない人が多いのではないでしょうか?

それもそのはずで、当て馬は恋愛で例えればあるカップルが上手くいくために利用されるための立場であり、また会社で例えればある人が成功するための踏台の立場になるからです。

誰しも他人が輝くための踏台になりたいとは思いませんし、自ら進んで協力する以外に誰かの当て馬になりたいなどと思う人はいないでしょう。

しかし、世の中には人を上手に利用して自分が有利になったり、上に昇りつめていったりする賢い人もいます。

そんな人にかかれば、自分が気付かない内に当て馬にされてしまっている、なんてこともあるのでしょう。

それでも出来るだけ自分が当て馬にはされたくない!という人は、ここで正しい意味や使い方を知っておき、誰かに当て馬にされずに済むようにしましょう。

1.当て馬とは?


当て馬と聞くと、「他人に利用されて馬鹿な目を見る」という印象が強い人もいることでしょう。

実際に、当て馬にされたと感じた人は不快な気持ちになることが多く、自分を当て馬にした人に対して嫌な印象を抱きます。

他人に利用されるということは、すなわち「見下されている」「馬鹿にされている」「無下にされている」という気持ちになりやすいため、誰しも自分の存在を他人に利用されたくはないと感じています。

しかし、そうは思っていても賢い人の手にかかれば利用されてしまうというもので、当て馬にされたことに気付かなければまだいいですが、気付いてしまったらやはり心底嫌な気持ちになることでしょう。

それは負け犬の遠吠えでも何でもなく、人間として不快になるのは当然の感情です。

では、それほど不快な気持ちになってしまう当て馬とは、本来はどのような意味を持つのでしょうか?

1.本来の意味は?

当て馬という言葉は本来、その文字の通り馬に対して用いられる言葉でした。

元々は馬の種付けの際に、その気にならない雌馬を興奮させて、発情させるためだけに遣わされる牡馬のことを指します。

その牡馬=当て馬によって雌馬を興奮させてその気にさせたところで、本来の種馬であった牡馬へとバトンタッチをします。

そうすることで種馬と雌馬との交尾を成功させることが出来るのです。

当て馬とは元々、これら一連の行為を指す言葉でした。

2.仮の人間のこと


当て馬の本来の意味が転じて、人に対しても用いられるようになりました。

元々は雌馬をその気にさせるためだけの当て馬を人に例えて、「相手の様子や手の内を知るためだけに仮の人間を出すこと」という意味になりました。

例えば自分が付き合っている恋人がいるとします。

その恋人との関係に刺激を加えるために、敢えて興味もない異性をすぐ近くに登場させることで、恋人の反応や様子を伺います。

また、友達以上恋人未満の関係の男女の場合にも、相手の自分に対する気持ちを知るために、敢えて自分の側に異性を置くことで、意中の相手の様子を探ることもあります。

この場合、目当ての人物の本心を探るために登場させる第三者が当て馬の立場となります。

恋愛における当て馬は、大抵当て馬を利用する人と協力関係にあることが多いです。

そうでなければ、当て馬として利用したはずの人に意中の人を取られてしまう、なんてことにもなりかねないからです。

賢い人ほど、当て馬となる人間の人選にも慎重です。

3.意見のこと

当て馬という言葉は、仮の人間を出すことを意味しますが、その人間に意見を出してもらうことも意味しています。

例えば、自分が欲しいブランドものの時計があるとします。

今すぐに購入しても良いですが、どうせならば使い勝手の良いものが欲しいと考えた場合に、敢えて第三者にその時計をおすすめし、その人が購入するように仕向けます。

そして、実際にその人に使ってみた様子を聞き、使い勝手が良さそうならば自分も時計を購入する、という一連の行動です。

この行動の中で、ブランドものの時計を購入した(させられた)第三者が当て馬の立場となります。

こういったケースでは、当て馬にされた人自身も時計の使い心地に満足していれば何の問題もありませんが、もし時計の使い心地が悪く、また自分が当て馬にされたと知った時には、とても嫌な気持ちになることでしょう。

一方で、当て馬を利用した人は、実際に時計を使った人の意見を聞くことによって、自分は賢く時計を購入するかしないかを選択することが出来ます。

4.仮の人や意見を出すことそのもののこと

当て馬は、目当ての人の様子や気持ちを探るために第三者をあてて知ろうとすることを意味しますが、その第三者すなわち仮の人や、意見を出すことそのものを意味する場合もあります。

大まかな意味合いとしてはほとんど変わりがなく、仮の人があれこれと動くさまを示すわけではなく、仮の人自身を指して「当て馬」とする場合もあるということです。

2.相手の動向を探りたい時に利用される

当て馬は主に、相手の動向を探りたい時に利用されることが多いです。

例えば自分と同じことをこれから行おうとしている人がいるとします。

自分で直接相手に対して探りを入れることは出来ないため、仮の人を立ててその人に接触させ、動向を探ります。

それが当て馬であるため、当て馬を行う際には必ず自分と相手以外の第三者の存在が必要となります。

賢い人は当て馬となる仮の人に対しても、自身が当て馬であることを悟らせずに、自然な流れで自分の探りたいことを知って目的を果たします。

しかし、中途半端な浅知恵の人が当て馬を利用しようとすると、当て馬役にされたと気付いた第三者が気分を害し、自分に対して批判の矛先が向いてしまう恐れがあります。

そのため、「自分は裏で糸を引く役に向いていないな」と感じる人は、初めからリスクを冒して当て馬を利用せずに、きちんと協力を頼みこんで敢えて当て馬役になってもらうようにしましょう。

当て馬を利用することは裏でこそこそと画策する印象が少なからずありますので、卒なくこなせる人であればかなりの切れ者と評されます。

しかし一方で、「卑怯者」「ずる賢い」といった悪い評価もされてしまいやすいため、当て馬を利用したことがばれた時に、自分がどのように周囲から評価されるかを十分に理解した上で利用するようにしましょう。

3.どういう場面で当て馬が登場する?

当て馬とは、どういう場面で登場するのでしょうか?

少なくとも、当て馬を利用しようとする人と、その人が狙っている本命の人物、そしてその動向を探らせるための当て馬となる第三者の最低3人は必要になります。

そして大抵は、目当ての人物の動向を知りたいと思う人がいて、初めて当て馬となる存在が必要とされます。

では、人はどのような時に当て馬を必要とするのでしょうか?例えをいくつか以下に挙げていきます。

1.恋愛

当て馬と聞いて最も良くシチュエーションが思い浮かぶのが、恋愛に関する当て馬です。

漫画やドラマ、小説などではもはや王道と言ってもいいほどに恋愛における当て馬の存在は大きなものになっています。

例えば恋愛漫画お決まりの展開として、物語のメインとなる男女2人がいます。

その2人の間には、必ず恋のライバルとなる第三者の存在が現れて、2人の仲を引き裂こうとします。

そして紆余曲折の果てに、主人公である男女は結ばれてハッピーエンドになるという流れが、恋愛漫画の王道と言えるでしょう。

どんなに摩訶不思議な世界観の設定であっても、恋愛漫画の展開は大まかには一緒です。

だからこそ、読者もドキドキハラハラと物語を読み進めながらも、最終的には2人が結ばれる未来を想像出来るのです。

しかし、現実における当て馬の存在ほど、悲しく空しいものはありません。

例えば何年も仲良く過ごしてきた幼馴染の関係の男女がいて、男性の側が女性に恋心を抱いていたとします。

しかし、ある時ポッと現れた男性に好きだった女性を奪われてしまうのです。

もちろんいきなり奪われるわけではなく、2人が付き合うに至るまで、3人の三角関係の間ではさまざまなことがあるのでしょう。

しかしそれらですらも、恋愛関係に発展する男女にとっては恋のスパイスでしかなく、当て馬となる男性にとっては悲しい空回りでしかないのです。

恋愛漫画の世界であれば、当て馬となる男キャラや女キャラを好きだというファンも少なからずいることでしょう。

しかし、現実の世界では、恋愛関係において当て馬となってしまった人のことが実は好きだった、という異性の存在など、そう上手く現れることはないのです。

2.企画のコンペなど

会社における企画のコンペなどでも、当て馬の存在を大いに利用されることがあります。

例えば次のコンペに向けて、上司からA氏とB氏の2人に企画の依頼があったとします。

上司は2人のそれぞれに「君には大いに期待しているよ!」「君に任せておけば安心だ!」と発破をかけます。

そうなると2人は俄然やる気になって、相手に負けないようにと必死で企画を練ることでしょう。

しかし、企画を考えるのは2人ですが、選ばれるのは1人だけですので、どちらも相手の動向が気になるはずです。

そんな時に、B氏がA氏の動向を探ろうとして、第三者に頼んで当て馬役になってもらい、A氏の企画内容を探ろうとします。

しかし肝心の詳細を上手く聞き出せないままコンペの当日になってしまいました。

そしてコンペの当日、発表の結果選ばれたのはA氏の企画でした。

これだけを見れば、B氏の当て馬作戦は中途半端な状態で失敗に終わり、純粋にA氏の企画内容に敗れたことになりますが、実はここにさらにもう一枚裏がある場合もあります。

もしも上司が日頃からA氏を気に入っていて、コンペでもA氏の企画を元々通らせる算段だった場合には、それをそのまま表に出してしまうと、社員からは「贔屓だ」と批判されてしまいます。

そのため、B氏にも企画を立案してもらって、あくまでも2人の内のどちらかの企画案を選ぶという体裁を整えたのです。

コンペの当日で選ばれるのは上司のお気に入りであるA氏の案に最初から決まっていたため、いわば八百長のコンペ、ということになります。

この場合には、当て馬をしようと思っていたB氏が、実は最初から当て馬として上司に利用されていたということになります。

このように、会社内では当て馬を利用する、されることが日常茶飯事です。

会社では当て馬を上手に利用出来る人がスムーズに昇進していくことも少なくはないため、利用された人があれこれと何を言っても、負け犬の遠吠えになってしまうことも決して珍しくはないのです。

3.選挙戦

選挙戦でも当て馬の存在が利用されることが多いです。

例えば同じ地域から2人の候補者が出た場合に、互いに当選を目指して懸命に選挙活動を行います。

しかし実際には、最初から片方の当選が確実に決まっており、もう片方はどんなに頑張っても決して当選することは出来ません。

この場合、もし当選する側の候補者が、自分が必ず当選すると分かっていたなら、適度に力を抜いて選挙活動を行う場合も多いです。

時折、どう考えても地元の支持率はこっちの候補者の方があるのに、あまり支持率がなさそうな方の候補者が当選することがありますが、そのような場合には裏で当て馬が行われているのかもしれませんね。

いずれにしても、選挙戦における当て馬や八百長は、露見すればかなりの非難を浴びることになりますので、もし行う際には確実に周囲に露見しないように注意しなければならないでしょう。

当て馬として利用されやすい人の特徴

世の中には、当て馬として利用されやすい人というのが存在します。

どんな人でも自分が当て馬として利用されたくはない、もしくは当て馬になどならないと考えているものですが、実際にそのターゲットとなりやすい人はいます。

上手に当て馬を利用する人は、どんな人が当て馬として利用しやすいかをよく理解しています。

そのため、いつでも自分が利用しやすいように、日頃から親しい関係を作っておいたり、またはライバル関係を作っていたりすることも珍しくはありません。

誰しも自分が当て馬にはなりたくないものですが、間違っても自分がそのターゲットにされないように、まずは当て馬にされやすい人の特徴を注意して見ていきましょう。

もし自分が利用されやすいタイプに当てはまっているという人は、自分が周りに利用されていないか、少し注意深くなった方が良いかもしれません。

1.言うことをすんなり聞く人

人の言うことをすんなりと素直に聞ける人は、当て馬として利用されやすいです。

当て馬を利用したい人からあれこれと上手いことを言われてその気になってしまったり、その人の意図するように自分が動いてしまったりすることがあります。

もちろん正直で素直な心を持つことはとても素晴らしいことですし、誰でもそうなれるわけではありません。

しかし、純粋な気持ちは時に企みに利用されてしまうこともあるため、何でもかんでも素直に聞き過ぎてしまわないように用心したり、時には相手を疑ってみたりすることも社会で生きていく上では必要でしょう。

2.欲のない人

全く欲のない人というのはいませんが、生きていく上で必要な欲以外はあまり欲望を持たない人も当て馬としては選ばれやすいです。

一見欲のない人は利用しにくく思えるかもしれませんが、欲がないからこそ、より強い欲を持った人に利用されてしまうことがあります。

例えば本人に全くそんな気はなくても、その人が誰かを狙っているかのように吹聴し、その人自身が当て馬として利用されることもありますし、欲のなさから善意で行動したことに対してあれこれと尾ひれをつけて、本人の与り知らぬところで勝手に当て馬として利用されることもあります。

3.割り切った考え方ができる人

割り切った考え方ができる人は、もしも自分が当て馬として利用された場合に、「まあそういうこともあるか」「仕方がない」と割り切れて、諦めることが出来ます。

素早い切り替えはその人自身にとってメリットになりますが、同時に当て馬を利用した人にとってもメリットになります。

当て馬を利用する人は、後々まで面倒事になる人をターゲットには選びたがりません。

特に粘着質なタイプの人の場合、自分が当て馬に利用されたと知ったら、自分を利用した人間をいつまでもしつこく恨み、必ずどこかで復讐しようと企むことでしょう。

そうなると折角当て馬を利用して上手くいった人も、後になって面倒事に巻き込まれてしまいかねません。

賢い人ほどそこの匙加減をよく理解しているので、物事を割り切って考えられる人を当て馬として利用したいと考えるのです。

4.罪悪感を覚えにくい

罪悪感を覚えにくいタイプの人も、当て馬としては利用されやすいです。

例えばねずみ講をしている人がいるとします。

その人が目当ての人物を引きこみたくて、同じねずみ講をしている人に「あの人はお金持ちだから引きこめば報酬が良くなるかもよ」と囁きます。

するとそれを教えてもらった当て馬役の人は早速目当ての人物を引きこもうとしますが、口が上手くなく、相手に警戒され嫌煙されてしまいます。

そこで自分が登場し、さも「災難でしたね」と相手に同情する振りをして、弁舌で目当ての人物を自分の側へと引き入れてしまいます。

この場合最もずる賢いのは当て馬を利用した本人ですが、利用された側も、誘いをかけた相手を不快にさせたことに対し、あまり罪悪感を覚えていなければ、気持ちを引きずることはありません。

このように、良くないことや勧誘、犯罪に当て馬を利用する際に、罪悪感を覚えにくいタイプの人は当て馬役として利用されやすいです。

5.実務家的

実務家的とは、実務家のようなものの考え方や振舞をしている人のことを指します。

実務家と言っても、その人によって携わる実務の種類はさまざまで、専門的な分野で実務を行う場合が多いです。

理屈や机上の空論ばかりを並べ立てる頭でっかちな人よりは、あれこれと動き回り、具体的な仕事に携わっている人の方が、当て馬としては利用しやすいと考えられています。

6.確実に目的を達成しようとする人

確実に目的を達成しようとする人は、当て馬を利用しようとする人からすれば、行動が分かりやすく、当て馬のターゲットとなりやすいです。

目的を達成させようとする人は、例えば自分の進む道に障害物があれば、それを避けて通るか、退かそうとするでしょう。

利用する側の人間にはそれが分かっているため、敢えてその人の進む道に障害物を置いておきます。

そうすることで、その人が障害物を避けるか退かすかの行動を取らせて、自分の本来のターゲットとなる人物との接点を持たせようとします。

確実に目的を達成しようとする人は、自分の立てた計画通りに物事を進めようとしますし、それが仮に上手くいかなくても、軌道を修正させて目的に確実に向かおうとします。

しかしだからこそ、それを利用しようとする側からは分かりやすい行動に映ってしまい、狙われやすくなってしまいます。

7.裏方に徹する人

裏方に徹する人は、決して表舞台に立とうとはしません。

自分の存在を過剰にアピールさせたり、目立ったりすることも避けます。

そのため、当て馬として利用するにはピッタリの存在なのです。

例えばチームで仕事をする際に、リーダーとなる人物が指示を出してそれぞれに役割分担をします。

その際に、リーダーが裏方役の人には敢えて他の人たちの目に触れないところで結構な仕事量を与えます。

裏方役の人は黙々と仕事をこなし、その間リーダーは皆の目に触れる場所で積極的に統率や仕事をこなします。

そしてチームで仕事を終えた時には、裏方役の人にやってもらっていた仕事も、大半は「自分がこっそりとやっていた」と調子の良い嘘をつきます。

するとチームのメンバーはそれを真に受けて、「裏方役の人はろくに仕事をせず、リーダーは人一倍仕事をやってくれた」と勘違いをして、リーダーに対する信頼を深めるのです。

この時当て馬にされた裏方役の人は、例え不満に思うことがあってもリーダーと揉めて目立つことは避けますので、結局は真相を明るみに出すことも出来ないままで過ぎてしまうのです。

8.目立ちたがり屋ではない

目立ちたがり屋ではない人もまた、裏方役の人と同様に、当て馬の格好のターゲットに狙われやすいです。

何せどれだけ自分が利用されても、それを声高に「当て馬をされた!」と主張することが出来ない性格です。

この手のタイプの人はお人好しで、人から利用されることも少なくはないため、あまりにそれが多いともう主張するのを諦めてしまっていることもあります。

ずる賢く当て馬を利用するタイプの人には狙われやすいため、腹に一物ありそうだなと感じる相手に対しては、とことん距離を取るのが無難でしょう。

9.利用されることに嫌悪感がない

どんな人でも自分が利用されることに少なからず嫌悪感を覚えるものですが、中にはそれがあまりないという人もいます。

例えば自分の能力をよく理解しており、加えて自分の上司に対して信頼を持っている人の場合、上司に当て馬にされたとしても「それが上司のためになるのなら」と理解を示して嫌悪感を抱くことはありません。

また、例えば友達の恋路を手伝うために、敢えて当て馬の役に回って友達の恋を応援するという人もいます。

誰しも自分とは全く関わりのない人に利用するのには抵抗を覚えますが、自分の親しい人や信頼する人のためであれば、例え自分が当て馬になっても構わないという人もいます。

そういった人は、当て馬を利用したい人にとっては有難い存在なのです。

10.上司に好かれるタイプ

上司に嫌われる人を当て馬にして、さらに自分が上司から気に入られるという方法を取る人もいますが、上司に好かれるタイプを当て馬にした方が、より上司から自分に対する印象が良くなります。

そのため、上司に好かれるタイプの人も当て馬のターゲットとしては選ばれやすいです。

上司に好かれるタイプとは言っても、上司に媚びを売らずにバリバリと仕事をこなして気に入られるタイプと、仕事はそれほど出来なくても、上司へのおべっかが上手くて気に入られるタイプとがいます。

前者の場合には当て馬がばれた時に、上司や周囲の同僚たちから非難を浴びることになりますので、利用する側もかなり注意をしなければなりません。

一方、後者の場合にはその社員の能力の低さは上司も理解していることが多いため、そちらを当て馬にした方が上手く事が運びます。

そのため、後者のタイプの方がより当て馬としては利用されやすいと言えるでしょう。

11.口が堅い

口が堅い性格の人は、ちょっとやそっとのことでは不満や愚痴を口に出すことがありません。

そのため、もし自分が当て馬にされたと知った時でも、それをむやみやたらと騒ぎ立てることはないため、利用する側の人間にとっては都合の良い相手でもあります。

しかし、口が堅い人は我慢強く、実直な性格でもありますので、コツコツと努力を重ねて確実に上へ昇っていくタイプです。

そのため、一時は利用することが出来ても、何度も同じように当て馬として利用することは難しいですし、いずれ手痛い報復を受ける可能性もあります。

一方で、信頼関係を築いた上で当て馬役を頼んだ場合には、これほど頼りになる人はいないというタイプでもあります。

仮に当て馬にしたのが他の人にばれそうになっても、決して口を割ることはないため、安心して当て馬役を任せることが出来ます。

12.気持ちのコントロールができる

気持ちのコントロールができる人は、物事を割り切って考えられる人同様に、当て馬にされてもそこまで気に病むことはありません。

自分が利用されたことでカッとなって怒鳴り散らしたり、いつまでも粘着質に根に持つタイプではないため、例えやり返されることはあってもあっさりとしていることが多いです。

13.逆に軽い人の場合も

口が堅い人は当て馬として利用されやすいですが、一方で口が軽い人も当て馬にされることが少なくはありません。

特に口が軽ければ軽いほど、おしゃべりな部分を利用されてしまいます。

おしゃべりな人は自分のことで気持ちがいっぱいで周りが見えていないことが多いので、人から当て馬に利用されたことにも気づかないこともあります。

1.あまり何も考えず楽しんでしまうタイプ

男性でも女性でも、あまりに口が軽い人は一線を引かれてしまうことがあります。

例えばあなたが異性で恋人にするなら、「口が軽くてとにかくおしゃべりな人」と「口数は少ないけれどよくこちらの話を聞いてくれる人」なら、どちらのタイプを選びますか?概ね、後者の方ではないでしょうか。

おしゃべりな人は話し上手な人もいるため、一緒にいて楽しませてくれることも多いです。

しかし、あまりに口が軽ければ、内緒話もまともに出来ず、またうっかり口が滑りそうで心配なことも多いです。

また、合コンやナンパなどの出会いの場であまりにおしゃべりな人は、異性からは引かれてしまうことも多いです。

おしゃべりな人は、その場のノリや勢いであまり何も考えずに楽しもうとするタイプです。

そのため、そんな性格を当て馬に利用されても、ずいぶん後になってしか利用されたことに気付けなかったりもします。

2.報酬さえあれば良いと考えるタイプ

おしゃべりな人は、わざとおしゃべりに振舞っているという人でもない限りは、そこまで深く物事を考えないことが多いです。

口から出てくる言葉もその場のノリや勢いが大半なため、うっかり口にしてしまってから「しまった!」となることも少なくはありません。

それでも最低限場の空気を読んだり、雰囲気を察したりすることは出来ます。

おしゃべりな人で、報酬さえあれば良いと考えるタイプの人は、利用したい人にとっては気軽に当て馬をお願い出来る相手でもあります。

「食事を驕る」「マージンを渡す」など、ある程度のお礼をすればすんなりと嫌な当て馬役でも引き受けてくれるため、非常に頼みやすい存在と言えます。

3.雑食系の人

雑食系で口が軽い人は、特に気軽に当て馬役を頼みやすいです。

例えば合コンで、ターゲットを一人に絞りたい時に、おしゃべりな友人に当て馬役をお願いします。

そうするとその友人はわざとターゲットの容姿を貶して、特に容姿が優れているわけでもない他の異性を褒めたり、その異性に近づいたりします。

そこでこちらがターゲットを慰めるフリをして近づくことで、ターゲットからの自分に対する好感度を上げることが出来ます。

もしおしゃべりな友人が雑食系ではなく、好みに煩いタイプだった場合には、容易には協力してもらえないでしょう。

そういった視点からも、雑食系のおしゃべりな人には特に当て馬をお願いしやすいのです。

4.接し易いのでターゲットも油断する

おしゃべりな人は、度が過ぎなければ気さくで接しやすく感じる人が多いです。

そのため、ターゲットも油断しやすく、おしゃべりな当て馬役の人を通して自分の好感度を上げてもらったり、交流を持ったりすることが出来ます。

特に自分が積極的にターゲットに対して話しかけに行けないというタイプの場合には、当て馬役の口の軽さは助けになります。

5.口がかるいのが問題

口の軽い当て馬役は動かしやすく便利です。

また、報酬次第で嫌な役も引き受けてくれることがあるため、利用する側にとっては有難い存在でもあります。

しかし同時に、口が軽いからこそ「実はこいつから当て馬を頼まれてさ~」などと計画をうっかりバラされてしまう恐れもありますので油断は禁物です。

口が軽い人を当て馬にする時には、自分が利用したということが決して露見しないように注意して行う必要があります。