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当て馬とはどういう意味?当て馬とし...(続き3)

自分の存在を過剰にアピールさせたり、目立ったりすることも避けます。

そのため、当て馬として利用するにはピッタリの存在なのです。

例えばチームで仕事をする際に、リーダーとなる人物が指示を出してそれぞれに役割分担をします。

その際に、リーダーが裏方役の人には敢えて他の人たちの目に触れないところで結構な仕事量を与えます。

裏方役の人は黙々と仕事をこなし、その間リーダーは皆の目に触れる場所で積極的に統率や仕事をこなします。

そしてチームで仕事を終えた時には、裏方役の人にやってもらっていた仕事も、大半は「自分がこっそりとやっていた」と調子の良い嘘をつきます。

するとチームのメンバーはそれを真に受けて、「裏方役の人はろくに仕事をせず、リーダーは人一倍仕事をやってくれた」と勘違いをして、リーダーに対する信頼を深めるのです。

この時当て馬にされた裏方役の人は、例え不満に思うことがあってもリーダーと揉めて目立つことは避けますので、結局は真相を明るみに出すことも出来ないままで過ぎてしまうのです。

8.目立ちたがり屋ではない

目立ちたがり屋ではない人もまた、裏方役の人と同様に、当て馬の格好のターゲットに狙われやすいです。

何せどれだけ自分が利用されても、それを声高に「当て馬をされた!」と主張することが出来ない性格です。

この手のタイプの人はお人好しで、人から利用されることも少なくはないため、あまりにそれが多いともう主張するのを諦めてしまっていることもあります。

ずる賢く当て馬を利用するタイプの人には狙われやすいため、腹に一物ありそうだなと感じる相手に対しては、とことん距離を取るのが無難でしょう。

9.利用されることに嫌悪感がない

どんな人でも自分が利用されることに少なからず嫌悪感を覚えるものですが、中にはそれがあまりないという人もいます。

例えば自分の能力をよく理解しており、加えて自分の上司に対して信頼を持っている人の場合、上司に当て馬にされたとしても「それが上司のためになるのなら」と理解を示して嫌悪感を抱くことはありません。

また、例えば友達の恋路を手伝うために、敢えて当て馬の役に回って友達の恋を応援するという人もいます。

誰しも自分とは全く関わりのない人に利用するのには抵抗を覚えますが、自分の親しい人や信頼する人のためであれば、例え自分が当て馬になっても構わないという人もいます。

そういった人は、当て馬を利用したい人にとっては有難い存在なのです。

10.上司に好かれるタイプ

上司に嫌われる人を当て馬にして、さらに自分が上司から気に入られるという方法を取る人もいますが、上司に好かれるタイプを当て馬にした方が、より上司から自分に対する印象が良くなります。

そのため、上司に好かれるタイプの人も当て馬のターゲットとしては選ばれやすいです。

上司に好かれるタイプとは言っても、上司に媚びを売らずにバリバリと仕事をこなして気に入られるタイプと、仕事はそれほど出来なくても、上司へのおべっかが上手くて気に入られるタイプとがいます。

前者の場合には当て馬がばれた時に、上司や周囲の同僚たちから非難を浴びることになりますので、利用する側もかなり注意をしなければなりません。

一方、後者の場合にはその社員の能力の低さは上司も理解していることが多いため、そちらを当て馬にした方が上手く事が運びます。

そのため、後者のタイプの方がより当て馬としては利用されやすいと言えるでしょう。

11.口が堅い

口が堅い性格の人は、ちょっとやそっとのことでは不満や愚痴を口に出すことがありません。

そのため、もし自分が当て馬にされたと知った時でも、それをむやみやたらと騒ぎ立てることはないため、利用する側の人間にとっては都合の良い相手でもあります。

しかし、口が堅い人は我慢強く、実直な性格でもありますので、コツコツと努力を重ねて確実に上へ昇っていくタイプです。

そのため、一時は利用することが出来ても、何度も同じように当て馬として利用することは難しいですし、いずれ手痛い報復を受ける可能性もあります。

一方で、信頼関係を築いた上で当て馬役を頼んだ場合には、これほど頼りになる人はいないというタイプでもあります。

仮に当て馬にしたのが他の人にばれそうになっても、決して口を割ることはないため、安心して当て馬役を任せることが出来ます。

12.気持ちのコントロールができる

気持ちのコントロールができる人は、物事を割り切って考えられる人同様に、当て馬にされてもそこまで気に病むことはありません。

自分が利用されたことでカッとなって怒鳴り散らしたり、いつまでも粘着質に根に持つタイプではないため、例えやり返されることはあってもあっさりとしていることが多いです。

13.逆に軽い人の場合も

口が堅い人は当て馬として利用されやすいですが、一方で口が軽い人も当て馬にされることが少なくはありません。

特に口が軽ければ軽いほど、おしゃべりな部分を利用されてしまいます。

おしゃべりな人は自分のことで気持ちがいっぱいで周りが見えていないことが多いので、人から当て馬に利用されたことにも気づかないこともあります。