もくもくと仕事をこなし、さくっと定時に帰る。

やることはきちんとやり、オンとオフの切り替えをしてメリハリをつけて仕事をする。

そんなスタイル、理想ですよね。

もくもくと仕事をしたい

理想と現実は違う……。

もくもくと仕事をしたいのに、つい隣の席の人と話してしまったり、「おなかがすいたなぁ」なんてぼんやりしたり。

気が散ってしまって仕事に集中できないこともしばしば。

やらなくてはいけないことは山積みで、どれからやったらいいのか混乱してしまい、自分の机の上も書類や資料で山積み。

まずは必要な書類を山の中から掘り出すことから始めないと……なんてこともあるかもしれません。

もくもくと仕事をするメリット


もくもくと仕事をすると、メリットがあるのでしょうか? どんなメリットがあるのか考えてみましょう。

効率的になり仕事が捗る

無駄話をせず効率を考えて自分の頭の中でスケジュールを組み立ててから作業をしましょう。

スケジュールどおりにもくもくとこなしていくと、いつのまにか仕事が全部かたづいているはず。

目の前の仕事に熱中できる


今はやる気が起きない、というときでも、まずはできそうな仕事から着手していきます。

しばらく続けていると、自分ではやる気がないと思っていてもいつの間にか集中している自分に気がつくはず。

人間は手を動かしていると、その作業に熱中してしまうものなのです。

もくもくと仕事をすると、自然と目の前の仕事に熱中できる、というわけです。

誰にも邪魔されない

もくもくと仕事をしていれば、よほど空気が読めない人でもない限り「邪魔をしたら申し訳ないな」と思って無駄なおしゃべりであなたにしゃべりかけてくるのをやめるはずです。

もくもくと仕事をしている人、というイメージがつけば誰かに邪魔をされることはかなり少なくなります。

時間の使い方が有意義になる

集中して仕事をしているとさくさくっと仕事が終わっていきます。

効率の良い仕事の進め方を探求していけば、今までと同じ仕事をしていても、今までよりもずっと早い時間で終わらせることができるようになっているはず。

余った時間で先の仕事を進めるのも良いですし、同僚の仕事を手伝ってあげるのも良いでしょう。

残業をしていた人は、定時までに余裕を盛って仕事が終われるようになっているかもしれませんね。

仕事ができる人なイメージがつく

締め切りを必ず守って仕事を納品できる。

同僚の仕事を手伝う余裕もあるのに、信じられない量の仕事をテキパキこなしている。

心の余裕があるので、仕事中に誰かに話しかけられて「今忙しいからあとにして」なんて冷たく断ってしまうこともなくなります。

いつでもにこやかで、困ったことが起きて相談をしても快く聞いて解決方法を一緒に考えてくれる。

自然と周囲から、仕事ができる人だというイメージを持たれるでしょう。

女性からモテる

いつも余裕があり、仕事ができて定時に退勤してプライベートも充実していそう。

定時退社のために死に物狂いで仕事をしているわけでもなく、同僚の仕事も快く手伝ってくれる。

となると、周りからもいいイメージを持たれるでしょう。

あなたが男性なら、女性からもモテてしまうかも。

ギャップを感じさせる人になる

仕事中はもくもくと作業をこなしているけれど、話しかけると余裕のある態度でにこやかに接してくれる。

ばりばり仕事をしているけれど、休憩時間や勤務時間外は仕事を引きずらないで自分の時間を楽しんでいる。

けじめがつけられる人というのは格好良いですし、集中している表情と話しかけた時や休憩時間の笑顔とのギャップが好印象を与えること間違いなしです。

もくもくと仕事をするための12個の方法

では、もくもくと仕事をするためにはどうしたら良いのでしょうか。

頭ではもくもくと仕事をしたいと思っていても、つい煙草を吸いに度々席を立ったり、そこで同僚と話をしながらスマートフォンをいじったり。

席に戻ってもなかなか切り替えられないということもあるのではないでしょうか。

どうすればもくもくと仕事を続けることができるのか、考えてみましょう。

とりあえず15分続けてみる

「やる気が出ない」と言いながらなかなか仕事に着手できず、「でもいいかげんやらないと……」と焦るばかり、なんてことはありませんか?

やる気が出るのを待っていたらやる気が出るとは限りません。

実はやる気は行動することで出て来るものなのです。

実際に作業をすることでだんだんと脳がやる気を出していきます。

これを、作業興奮と言います。

科学的にも立証されていることなのです。

やる気がおきないなぁと思っても、「とりあえず15分だけ」、と自分を励ましながら、かんたんな作業からでもいいので始めてみましょう。

15分間作業を続けていると、脳内の側坐核という部分が興奮をはじめるのです。

この側坐核というのは、モチベーションを司っています。

いやいやながらでも始めてみるとだんだんとモチベーションが高まって、いつの間にか集中しているはずです。

こうなればこっちのもの。

自然とその高いモチベーションのまま次の作業にとりかかれますよ。

集中力をつける

やはり一番大切なのは集中力です。

集中力があれば、もくもくと仕事をし続けることができそうですよね。

「でもわたしには集中力がないからなぁ」なんて思っているあなた。

集中力は鍛えることができるのです。

環境を整えたり、トレーニングをしたり、仕事のやり方を変えることで集中力をアップすることができます。

うまくリフレッシュする

集中力が持続するのは30分前後、最長でも90分と言われています。

講義や講演会、演劇などもだいたい90分前後におさめられていることが多いのはこのためです。

ポモドーロ・テクニックといって、20分から25分程度作業をし、5分から10分の休憩でワンセット、これを4セット繰り返したら15分から30分程度の休憩を入れるというやり方があります。

これなら集中力が切れるタイミングで休憩をしてリフレッシュし、次の作業にまた集中力の高い状態で取り掛かることができる、というわけです。

会社で30分ごとに休憩をしていたら理解のない人に文句を言われてしまいそうですが、お茶をひとくち飲んだりのびをしたり程度でも良いのでちょっと休憩をいれてみましょう。

メールチェックや回覧紙を読むなどの、ちょっとしたあまり頭を使わない作業を挟むのも良いです。

同程度の優先度の作業があれば、Aの作業を25分やって少し休んだらBの作業を25分、というようにやっていくのも良いですよ。

時間が区切られているので、この25分で作業を終わらせよう、というような目標もたてやすく、モチベーションにもつながります。

区切っていないとついついだらだらと集中力の無い効率の悪い状態で同じ作業をしてしまうということもありますが、そういったことを防ぐことができます。

もちろん、人によっては時間ではなく作業量で区切った方がやりやすいこともあります。

その場合は25分は飽く迄も目安として、「このデータを100行目まで入力したら休もう」という感じで、作業のきりのよいところで区切るようにしましょう。

整理整頓をする

『仕事ができる人の机はきれいだ』なんて言葉、聞いたことがありませんか?

仕事ができない人は机が書類で山盛りになっていて、「整理しなければならないけれど手が回らないから」と言い訳したままいつまでも片付けられないままどんどん溜まっていくということが多いです。

それに引き換え仕事ができる人の机は、パソコンと書類や文房具数点などの必要最低限のものしか無いことが多いです。

たとえ仕事中には多少散らかっても、帰るときにはすっきりとほとんど何も無駄なものが置かれていない状態になっています。

会社によっては、帰るときにパソコン以外のものを机の上に置かないようにというルール付けをしたり、フリーアドレスオフィス制度を導入したりしているところもあるでしょう。

フリーアドレスオフィスでは、自分の席というものが決められておらず、ロッカーからノートパソコンを取り出して社内の共有スペースの好きな場所で仕事をします。

必然的に書類の山を整理しなくてはならなくなり、ペーパーレス化が進み、席を変わることで気分が変わってリフレッシュできたり、仕事に集中できたり、今まで話さなかった部署の人と会話ができたりという利点があるとされています。

反対意見もありますが、強制的に整理整頓がなされ、資料のデータ化やネットワーク環境などのインフラを整えてワークスタイルを刷新することができるわけで、先進的な大手企業で取り入れられているところが増えています。

勤務先にフリーアドレス制度を取り入れるのはなかなか難しいでしょうが、机を整理整頓することはフリーアドレスオフィスに近い効果を得ることができるのです。

机の上に余計なものがあると、自覚はなくてもついつい集中力が削がれてしまうもの。

今は関係ない別の案件のファイルなのに、目に入ったらそっちが気になってそのファイルを広げてしまったり、溜め込んだ書類の山が崩れてきてそれを整理しているうちに、間に挟まっていた名刺を交換した相手のことを思い出したり。

マルチタスクが得意な人ならいざ知らず、一般的には同時に別のことを進めるのは効率が下がってしまうやり方です。

今やっている仕事に集中したいなら、それ以外の仕事のことは一旦置いておいて、資料なども片付けておくのがおすすめなのです。

目から入ってくる情報を減らす

動物は、身体が辛いときに目を閉じて横になります。

たとえ眠ることができなくても、目をつぶっているだけでも休憩になるという話、聞いたことがあるのではないでしょうか。

これは、目から入ってくる情報を遮断することで脳の処理量を減らし、身体の負担を和らげることができるからなのです。

視覚から得ることができる情報量は87%あるとも言われ、聴覚や触覚、嗅覚、味覚などに比べて圧倒的な情報量ということになります。

音を流す

刺激を減らした方がいいはずなのに音を鳴らしたら逆効果では? と感じるかもしれません。

でも、かける音の内容によっては集中力を高めることができるのです。

というのも、人の話し声や給湯室から聞こえてくる物音は、脳に刺激を与えやすく集中力を乱す原因になります。

生活音は人にとって『意味のある音』なので、気になりやすいのです。

話し声なら余計に気になってしまいます。

ならば、気にならない『意味のない音』をかけて意味のある音をかき消すことで、集中力を上げてしまえばよいのです。

ホワイトノイズや雨音、風の音などをひたすら流すCDもありますし、専用のサイトやアプリなどもあります。

社内で音を流したり、ひとりだけイヤホンをしたりというのは会社によって難しいところもあるかもしれませんが、問題無いようであればぜひお試しを。

雑音をかき消すだけでなく、1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)である雨音や波の音などが身体をリラックスさせ、集中しやすい環境作りに一役買ってくれます。

夜の方が集中できる?!

昼間の仕事はなかなかはかどらないけれど、夜や早朝などの残業時間だと仕事がはかどる、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

日中は同僚もいますし、電話もかかってきます。

お昼を食べたら眠くなったり、上司に腹の立つことを言われてむしゃくしゃしながら我慢して仕事を続けたりすることもあるでしょう。

窓の外から子どもの騒ぎ声やサイレン、ちり紙交換車のスピーカーからの声などが聞こえてきてつい気になってしまうということもあるのではないでしょうか。

これは、日中は視覚からの刺激だけでなく、様々な刺激が多く、そのために集中力が乱されがちだ、ということなのです。

だからと言って日中はだらだらと仕事をして、定時を過ぎて人が少なくなってから仕事をする、というのを常態化させてはいけません。

周囲にも迷惑をかけることになってしまいます。

刺激が減れば集中できるのですから、机や周囲のキャビネットなどを整理整頓して無駄な刺激を減らし、作業に集中しましょう。

余計な物を置かない

目の前に仕事に関係するものしか置かなければ、それだけ情報が左右されにくくなります。

BGMとしてテレビや動画を見ているとついいつの間にか見入っているけれど、ラジオや音声のみの動画だとたまに聞いていて面白い話題に「ふふっ」と笑ってしまうなどの反応はしても、作業は続けていられることが多いのも、テレビが視覚を、しかも受動的に奪ってしまうことが理由のひとつとしてあげられます。

調べものをしていたつもりがいつの間にかネットサーフィンをしてしまっていたり、スマートフォンを出しっぱなしにしていてメールの通知がきたので手に取ったついでに別のアプリをチェックしてしまったり。

こうしたことを繰り返していると、その時は微々たるものだと思っていても一時間に数分がちりも積もれば数時間になってしまい、その分本来の予定を圧迫してしまうことになるのです。