「親しき中にも礼儀あり」ということわざがある通り、人間が人間と気持ちよく接していく際には、相手への敬意や礼節というものを大切にしなくてはいけませんよね。
親しい仲でさえ、そのような相手に対する礼儀が必要なのですから、社会的な立場としては礼儀がなっていないと相手にいい印象を与えることもできませんし、信頼してもらうことも、認めてもらうこともできません。
親になると、子どもには「ありがとうございます」がちゃんと言える大人になってほしいと教育しますよね?
それは、他の人との関係で礼節をわきまえた、相手に感謝や敬意を表すことのできる、礼儀正しい大人として育ってほしいからでしょう。
そのような人は、人として自分も尊敬されます。
しかし、子どもの時にそのような礼節をわきまえることを教えてもらえなかった人は、礼儀というものを知らないので、無意識に不義理な人になってしまっているのかもしれません。
13.恩を仇で返す
「恩を仇で返す」という言葉がありますけど、受けた恩に対して感謝をするどころか、なんと相手に害を与えるような行為をすることを言います。
まさに、不義理な人です。
そんな人とは友達にもなりたくないし、付き合いをしたくないですよね。
「仇」というのは、ひどい仕打ちとか、恨みを指しているようです。
例えば、一生懸命に愛情を注いで育ててくれた親に対して、ひどい仕打ちをするような人は、かなり不義理な人ではないでしょうか?
自分が困っているときに、親身になって相談にも乗ったり、経済的にも助けてくれた人に対して、最後には自分の都合で裏切ったり、見捨てたりするというようなことをする人も、残念ですがけっこういますよね。
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14.人を利用する
結局、自己中心的で他人のことを気遣うことがないタイプの不義理な人にとって、他人というのは利用できるかできないか、という観点でしか見ていないのでしょう。
特に、損得感情でなんでも考える人にとっては、友人も恋人も自分にとっては利用できるかできないか、ということなのかもしれません。
だから、自分が損をするような場合に義理なんて全くもって関係ないし、というか義理って何?と思っているのかも。
そのような人を利用することしか考えていない人は、自分の都合のいい時だけはその人に頼ったりして、あとは必要なければ捨てるというひどいことをします。
自分が使い捨てみたいに、利用されるだけ利用されて捨てられたと思うと、すごく悲しくなるし、自尊心が傷つけられるし、怒りの感情が沸き起こりますよね。
そのように人を傷つけたり、悲しい気持ちや強い恨みの気持ちなどを引き起こさないためにも、人として取るべき正しい道義や礼節というものは守っていきたいですね。
15.美味しい部分だけ味わう
不義理な人は、おいしいところだけを自分のものにして、あとは逃げます。
イイとこどりなんです。
自分がいい思いをしたら、後の大変な部分は人に押し付けて終わりというずるさを持っている人がいます。
美味しい部分だけを味わうなんて、苦労してやっとそこまでたどり着いた方の身からしたら、ありえないことですよね!
怒りもMAXだし、やるせない気持ちになります。
でも、義理なんて感じない人からしたら、ラッキーとしか思わないわけです。
だから、そのような人に義理とか道理とか筋とかを期待しても無駄なことが多いですね。
人の苦労とか、人の努力などをどうも思わずに、自分だけ美味しければそれでいいというような、常識知らずの不義理な人はもう放っておいて、こちらは自分が正しいと思うことを大事にしているほうがいいのかもしれませんね。