あなたがどんなに恋愛感情を友情に戻したいと思っても、戻すことは難しい厄介な性質だからこそ、切なさという感情があるんですね。
好きという想いが溢れて、友人関係を続けることに限界を感じたり、絶対に恋愛関係になりたいと思う気持ちがあるのであれば、友人から恋人になるために踏み出すべきです。
男女の友情は成立するとはいえ、同性と同じように永遠に近しい存在であることはやはり難しいのが現実です。
本当にその相手が唯一無二の大切な相手だと思うのなら、いっそ、一生共に添い遂げられる男女の愛情を育む道を選ぶ努力をしてみてはいかがでしょうか。
仕事においての切ない気持ち
ここまでは、恋愛に関してフォーカスした内容を紹介してきましたが、恋愛とは全く無縁である仕事シーンでも切なさが生まれることがあります。
それは恋愛とは全く別の原因が引き金となって掻き立てられる感情です。
頑張る意味を見つけられない
仕事をしている時に不意に感じる虚しさを感じたことはありませんか?
これも恋愛の時と同様に、対象に向けている気持ちの大きさが関係してきます。
仕事に対してやみくもに頑張っている人や忙しく働いている人、ワーカホリックと呼ばれるような人たちは、生活の大半が仕事という要素に占められています。
そうなると、目の前に見える光景も脳内も全てが仕事一色になってしまうなんてことも。
集中して仕事に取り組んでいる時は気付かないのですが、不意にその緊張の糸が緩んだり切れたりすると夢中に励んでいた分、反動的に切なさや虚しさが押し寄せてくるんです。
何の為に働いているのかが分からなくなる
仕事に忙殺される時は、スイッチが入っているから気づかないのですが、人間には限界というものがあります。
脳があまりの疲れにあなたのスイッチをオフにして、仕事に向けるエネルギーが急に途絶えるという風になると人は我に返ります。
ただでさえ駆使しすぎて働かない頭は思考を停止して、「なんでこんなに頑張っているんだろう」「なんのために働いているんだろう」という虚無感だけがこみ上げてくるんです。
どうして頑張っていたのか、というそもそもの目的を見失っている仕事というのはあなたにとって枷にしかなりません。
例えば、将来のキャリアのため、自分の成長のため、信頼できる上司のため、一緒に頑張っている同僚のため、残業代を稼ぐためなど、なにかしらの“頑張る理由”や“働く理由”というのがあれば話は別です。
ですが考えてみても、働いている理由が見つからないともなればとても虚しく切ない思いをすることになるでしょう。
会社に必要のない存在みたいで辛い
人は誰しも、自分の存在を認められたいと思っています。
それは恋愛で誰かの唯一になりたいと願うことと同じように、仕事でも同じこと。
会社にとって、上司にとって、自分が必要な存在なんだと思うことで仕事への意欲が高まったりするものです。
ただただ成果をあげたとしても、周りからその功績を認めてもらえてこそ本当の達成感を味わうことができますよね。
しかし、自分がもしも会社で誰にも頼りにされていない存在だとしたら、必要とされていない存在だとしたら、それは自分の存在意義を見失うことになりかねません。
会社というのは、働く者として自分が属している大きなコミュニティの一つです。
大人にもなると、家と会社の2つが生活の拠点となり、主な居場所となることでしょう。
自分の生活の大半を占める会社のなかで、なんの存在意義も見いだせないというのはとても不幸せなことです。
それはあなた自身だけの問題ではなく、会社の仕組み、取り巻く環境や人によってもたらされる状況なので己を強く責める必要はありませんよ。
仕事を任せられなくなってきた
会社で「自分は必要ないのでは?」と思う瞬間というのは、自分に対して周囲の興味や関心が薄まったことを実感するときでしょう。
例えば些細な仕事一つをとっても、いつも自分が担当していたものを他の人がやるようになったり、自分にしかできないと思っていたことをいとも簡単に周囲がやってのけたりすると焦りや不安が生まれます。
それも上司や同僚から、露骨に他人との差をつけられるとなると切なさが増します。
理不尽なことで上司に怒られる
上司と部下との関係は、どこの会社でもいろいろな事情を抱えているものです。
上司は立場上、あなたを取り締まる立場にいるわけですから責任があり、ある程度仕事に対して厳しくなるのは致し方ありません。
ですがそれが行き過ぎているようであればパワハラである可能性もあります。
自分が関与していない件で濡れ衣を着せられたり、必要以上の罵声を浴びせられたりするなど、理不尽な思いをすると人の気持ちはどんどん荒んでいく一方です。
周りに手柄を持っていかれる
上司との関係に限らず、職場での人間関係は全てがすべて円満というところは珍しいものです。