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唯一とはどういう意味?よくある使い...(続き2)

【唯一無二については、こちらの記事もチェック!】

ただ一つであることをさらに強調している。

唯一という言葉だけでも、ただひとつということを表しているのですが、この言葉に無二や無双、無比、不二を重ねて、さらに強調しているのです。

唯一のよくある使い方と例文


唯一は、本来これしかないという表現に使います。

聞く人に強調して説得する言葉です。

この言葉を使われると、そうかこれしかないのかと判断してしまうのです。

生きるか死ぬか、人生の分岐点に差しかかった時に使われると、重い響きの言葉になります。

知人が癌で助かる術が見つからない時に、海外から取り寄せた非合法の癌治療薬を目の前にして、これが唯一の助かる方法です!と言われると、心が重くなってしまいます。

唯一という言葉は、使われる場面によって、気持ちも明るくも暗くもなるようです。

唯一の楽しみ


趣味の話題になると、唯一の楽しみはと切り出すことが多いようです。

たくさんの趣味がある中で、一番楽しみにしていることを表現する時に使います。

「休日の唯一の楽しみは、魚釣りに出かけることです」などと使います。

その趣味に熱中していることが伝わって来るのです。

唯一の楽しみがなくなると思うと辛い。

相撲好きのファンは、ご贔屓の横綱が引退してしまうと、場所が近づいても興味半減なのです。

好きな横綱の土俵入りがもう見れないので、唯一の楽しみがなくなると思うと辛いそうです。

唯一の手段

学校に行くのも仕事に行くのも、都会ではいろんなルートで乗り物を乗り継いで行くことが可能でしょう。

しかし、地方の山間の村落では、町に出かける唯一の手段はバスしかないのです。

こんな時に唯一と表現すると実感が湧きます。

困ったときに対応できる唯一の手段はこれしかない。

困ったときには当然いろいろと対策を考えます。

しかし、どの対策も効果が期待できない時には、別の方法を探すのです。

こんな時に有効だと思われる手段が見つかると、困ったときに対応できる唯一の手段はこれしかない、となるのです。

50年に一度と言われる大雨が降り続く時に、河川が増水して溢れそうになります。

もしこのまま溢れ出してしまうと堤防決壊になり、村が濁流に飲み込まれてしまいそうです。

村民を助け出す方法を考えますが、良い対策は見つかりません。

そこで最終的に災害対策本部が考えた、村民を助ける唯一の手段は早急に非難を指示することです。

このように、考え抜いた結果これしかないという時に、唯一のと表現するのです。

唯一の取り柄

男性も女性も、それぞれ何か取り柄があるものです。

美男美女と言われる人でも、欠点はあるのです。

素敵なイケメン男性でも、残念なイケメンと呼ばれて敬遠される男性もいます。

イケメンなのに容姿にまったくそぐわない服装や趣味を持っていたり、変な性癖があって女性陣から敬遠されるのです。

そんな残念なイケメンでも、唯一の取り柄は実家は資産家ということです。

肌がきれいなのが私の唯一の取り柄だと思っている。

ある年頃の女性の場合、容姿もイマイチでそのうえ愛嬌も悪いので、なかなか恋愛も進みません。