器用で、そこそこできるので忍耐などする必要はない、と思っています。
いまひとつ、最後まで踏ん張ることができないのです。
それまでの日本人にとって、忍耐ほど素晴らしいものはない、という価値観は、すっかり覆されました。
でも、振り子の法則のように、なんでも一方に偏り過ぎたものは、その反動も大きく、もとに戻ろうとするものです。
ゆとり教育も、それまでの日本人のゆきすぎた「がんばり主義」を少し戻してくれる役目があったのではないでしょうか?
歯を食いしばって頑張るということの弊害もあるはずです。
とはいえ、ゆとり世代以上の人たちから見れば、忍耐力がないのは、「けしからん」ということになるのでしょうね。
クリエイティブ
ゆとり教育の目指すところのひとつとして、誰もが持っている、クリエイティブさなのではないでしょうか?
今、人間がやっている仕事の一部、もしくは多くが、将来は人間がしなくてもいいようになる、という話を聞いたことがあります。
形にハマったやり方でできるものは、どんどん機械やコンピューターに任せて、人間にしかできない、クリエイティブな部分が必要になってくるのですね。
ゆとり世代が作りだし、ゆとり世代にぴったりの時代がやってこようとしています。
クリエイティブさと忍耐は両立しないかのようですが、あのビル・ゲイツも、スティーブ・ジョブスも、あそこまで来るまでには、想像を絶するほどの時間と労力を費やしたそうですね。
クリエイティブさには忍耐が不要だというのは、大間違いです。
お花畑のイメージ?!ゆとり世代の特徴
ゆとり世代の特徴って、どういうものでしょうか?
お花畑にたとえられるようですね。
マイペース
まず、マイペースさが上げられます。
ゆとり教育もそうですが、少子化で、1人の子どもに手もお金もかけられる状態でした。
だからでしょうか、ゆとり世代、お花畑世代はとてもマイペースです。
自分がやりたいことだけに目を向ける、自分に興味がないものにはむとんちゃく、というようなところがあります。
自分のペースを崩されるのが、とにかく嫌いなようです。
せかされたり、人と比べられるのを良しとしませんね。
私は以前から、マイペースっていったい何のことをいうのだろう、と不思議でした。
だって、どんな人でも、マイペースなものです。
人のことが気になったり、人と合わせてしまう人だって、ある意味そういう人特有の、その人のペースではないだろうか、と思っていたからです。
どういうペースを選ぼうと、「マイペース」に違いないのに。
でも、あえていうなら、やはり人に合わせることができない、人に合わせることが嫌いだ、という気質が強く出る人を、マイペースというのではないでしょうか?
自分の世界に閉じこもる
マイペースな人というと、人に合わせない、というところがあるだけでなく、だからこそ、自分の世界に閉じこもるところがあります。
自分だけの独特な世界を持っています。
私が以前いた職場に、ゆとり世代の人たちがたくさんいました。
その職場を構成している大部分が、ゆとり世代でした。
おもしろいのが、昼食時間でした。
ある人は、食事がすむと、ひたすら本を読んでいました。
ある人は、ずっとスマホ片手でした。
ある人はお昼休み返上で、ずっと仕事しているのです。
また、ある人は、休憩室にマットを敷いてお昼寝しているのかと思ったら、なんとヨガをしているではありませんか!
食後すぐにヨガなんかしていいの?と聞くと、腹3分に抑えているから大丈夫という答えが返ってきました。