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岐阜弁が可愛い!これで男もメロメロに!(続き4)

「やお」も語尾に使う言葉の一つです。

「~やお」は「~だよ」、「~やおね」は「~だよね」と言う意味で使います。

本当に“や”がつく言い方多いですよね!

この独特の語尾の言い方が、岐阜弁の一番の特徴となっているような気がします。

こすい

「こすい」という方言は岐阜県だけではなく、関東から九州に至るまで、結構幅広い範囲で使われている言葉です。

意味は「ずるがしこい」とか「悪賢い」「けちくさい」といった、悪口というか嫌味のような表現としてほとんどの地域では使われています。

しかしなんと、岐阜県ではまったく違う意味なんですね。

違うというより、正反対の意味で使われる方言なんです。

「賢い」とか「利口だね」と誉め言葉の意味でこの「こすい」が使用されているんです。

だから誰かから、「あんたんとこの子、こすいな~」って岐阜県民から言われたら、それは賢い子だね~って褒められていて、それ以外の他県の人から言われたら、ずるがしこい子だね~と嫌味を言われているという事なんですね。

なんだか、褒められているんだかけなされているんだか、ややこしい方言です。

しいへん?

「~しない?」と聞く時に「~しいへん?」と言います。

よく京都とか大阪のような関西で「~せえへん?」とか「~しいひん?」と使うのととても似ていますよね。

岐阜県は名古屋弁の影響も強く受けている言葉も多いですが、関西弁のような話し方も多いので、関西方面の方言も入ってきたんでしょうか。

「~しいへん?」なんて女の子から言われたら、男の子はメロメロになっちゃって、思わず「うん♪」と答えちゃいそうですよね。

ようけ

「ようけ持っとるな~」なんて言葉聞いたことがある方いるんじゃないでしょうか。

「たくさん持っているね~」と、分量などが多いという意味で「ぎょうさん」とか「ようさん」と使う地域もありますよね。

「ようけ」という方言は岐阜県だけでなく、名古屋や関西地方、さらには四国や九州でも、同じ意味で使っているところが結構あるようです。

ほかる

「ほかる」とは「ほうっておく」「そのままにする」とか「捨てる」「放る」という意味で使用されている方言です。

岐阜県ではおもに飛騨方面で使われるそうですが、他にも愛知県などでも使われています。

「もうほかっとけ」とか「ほかっとこ」と言っていたら、それは「もうそのままにして、ほっておけ」という意味です。

「ゴミ箱にほかってよ」と言われたら、それは「ゴミ箱に捨ててよ」と言われているという事です。

ちなみに関西の方では「ほかす」なんて使うそうですね。

「ほっかる」と使う県もあるそうです。

いかん

これはすぐに分かる人も多いのではないでしょうか。

「いかん」は、「ダメだよ」という意味で使われます。

岐阜県民だけに限らず、否定する時の「~ない」が「~ん」という語尾で終わる地域も多いと思います。

「あかん」とか「いけん」て使うところもありますよね。

「~したらいかんよ」と優しく注意されたら「はい♪」とすぐに聞きたくなっちゃう感じがします(笑)

えらい

「えらい」は決して偉いと褒めているわけではありません。

西日本では幅広く使われている方言の一つで、「疲れた」を意味する言葉です。

関東の方であれば「だるい」と使うでしょうし、東北の方では「こわい」なんて言い方をします。

「しんどい」は関西の方の方言ですが、今では全国的に使われていますね。

「疲れた」という表現する言葉が、これほどまでにたくさん方言としてあるなんて面白いですね♪