人のもつ価値観とは、その人の人生そのもとも言えます。
大事にしている項目と、その順位付け、ともに人により千差万別です。
したがって価値観を語るときには、違っていて当然と考えることこそ出発点となります。
ここを間違えると、互いのそれを押し付けあう出口の見えない闘争にもなりかねません。
それに男と女では、性同一性障害でない限り、同じということはあり得ません。
いつも理解する努力を忘れず、尊重し合う、これを忘れないことが何より大切です。
価値観。人間関係を築く上で重要な要素
安易に人の価値観を否定することは、その人の存在を抹消することにもつながってしまいます。
お前などいなくてもいいよ、と言っているに等しい、極めて危険な行為ではないでしょうか。
ですから他人の価値観をジョークの種にすることはもっての外です。
この大事なものについて語り合うときには、老若男女の別なく誠実な話を聞く態度で臨まなければなりません。
それに世間的な常識にも十分従っておきましょう。
人間関係の基本を外れた話し合いは成立しません。
よく耳にするのが『価値観の違い』
価値観の違いとは、お互い独立した人間であることの証拠です。
仕事で交渉がうまくいかなかったときなどにも「価値観が違いすぎるな」などと総括することはよくあります。
男女の関係においても、価値観が一致する場合よりも価値観が違う、という使い方のほうがはるかに多いでしょう。
そしてあまり違っていると人は不安になってくるようです。
このような不安も含め、価値観とは本当はどのように扱えばよいのでしょうか。
仕事・恋愛でよく言われる
仕事では価値観の違うもの同士がスパークし合い、クリエイティブな業績へとつながることはいくらでもあります。
すぐれた仕事とはそのようなものが断然多いのではないでしょうか。
ただし一般に素晴らしいチームほど仲たがいすることが多く、あまり長続きはしないようです。
恋愛においても価値観の違う人に出会いハッとするような、新鮮な驚きがえられることもあります。
その後は互いの価値観を摺り合わせ、影響を与え合う時期に入ります。
その過程で、長続きするかどうかおのずと明らかになっていくでしょう。
その反面、仕事でも恋愛でも、断ろうとするときの理由付けとしても使われます。
あまり安易に口にすべきではないでしょう。
恋愛においては別れの原因にも
恋愛において互いの価値観を摺り合わせる過程の中で、どうしても受け入れられないものがある場合、またはその作業に疲れてしまった場合、それは別れの原因となるかも知れません。
ちょっとした言い方のせいでお互いに固まってしまうこともあります。
そうなる前に自分は価値観の受け入れを相手に強制していないかかどうか、それによって感情的になりすぎていなかったかどうか、よく検証しておく必要があります。
そういう人は同じ失敗を繰り返す可能性が高いからです。
男女の5つの相違点
男女の最大の違いとは何でしょうか。
それを筆者は男性は生きている意味が確信できない。
女性はおおむね確信を持てている。
この点にあると考えています。
子供を産むという重大な機能を持っていない男性は、自分のこの世に存在する意味がよくわからない。