未婚が当たり前となった現代でも、男性ほど変わっていないのではないでしょうか。
何よりも結婚を恐れてはいないでしょう。
不安がある、ということとはレベルが違います。
現代の結婚には、女性が男性の恐怖心を解く、という作業が加わりました。
いかにプロポーズさせるか、そのための必須項目になっているようです。
女性は『スタート』と思っている
女性にとって結婚はスタートに間違いありません。
まず配偶者を手に入れました。
次は子供、マイホーム、おしゃれな家具、そしてお金、何でも手にいれてやろうと闘志を燃やしていることでしょう。
こうした女性の欲張りな本能こそ、ヒューマンビーイングという我々の種をここまで導いてきた、70億人まで人口の増えた原動力です。
結婚直後の女性側の空は、どこまでも晴れ渡っています。
では男性側の天気はどうなっているでしょう。
男性は『ゴール』と思っている
それに対し男性側の空模様は曇りがちです。
結婚は人生の墓場、結婚は修行である。
これらは主に男性たちのつぶやきです。
結婚を人生の苦行と重ね合わせています。
最も楽しい時間は終わりを告げた、これからは耐え忍ぶ日々がはじまる。
できるだけ軽い荷物で過ごしたい、などという気持ちはどこかにありそうです。
もちろん進んで家族を形成し、その責任を引き受けようとする男性もいます。
しかし恋愛時代と違い、何事につけ淡泊になるのは当然だろうとは思っているいうわけです。
何しろ修行なのですから。
違う空模様を見て片や日傘、片や雨傘をさしているわけですから、やはり結婚生活とは最初から大変です。
5、恋愛に関する価値観
恋愛中の男女は結婚後のように、違う天気の下にいるわけではありません。
一緒にいて楽しいわけですから、2人の気圧差による変化は生じても同じ空の下にいるわけです。
すでに価値観の違いは擦り合わせられるところは摺り合わせ、できないところは凍結になっているはずです。
仮契約にすぎないのかも知れませんが、一種理想的な状態に近くなっているのではないでしょうか。
これが結婚するとあちこちほころびが出てくる、ということでしょう。
女性は『線の恋愛』
筆者は遠距離恋愛が破たんする原因は男女どちらに多いのか、という視点からネット内を探索してみました。
しかししっくりする答えはありませんでした。
こういうことが別れのサインであるから注意しよう、その他何々に注意、というタイプの記事が大半です。
それらの記事から得た印象は、やはり女性は自分の持ち物を支配しようとする気持ちが強い、ということです。
LINEなどのSNSを駆使して男性の行動を監視する、それは線でつながっていたいから、などの記述が見えます。
これは少し一方的な感じがします。
男性は『点の恋愛』
これは男性にとって思春期になり、少しその言動が疎ましくなってきた「お母さん」に近いものがあります。
遠距離恋愛中の男性の多くは、仕事のため遠距離となったのですから、やはり仕事をメインとして考え、彼女とは必要なとき会えればよい、くらいに思っているでしょう。
それでだめならしょうがないと決意しているかも知れません。