笑顔を含め礼儀正しさや神経質な行動は全てフェイクで不自然に感じるという事が、建前だととらえられる原因となっているようです。
そのため、それが本音でどれが建前なのかわかりにくい、付き合いやすいものの恐怖を感じる時がある、回りくどいなどと思われることもあるのですね。
よく使われる建前
では日常で良く使用される建前についてご紹介します。
自分が使用して上手く立ち回る術を身に着けることも出来ます。
それに、自分が言われた言葉が本当は本音ではなく建前であるという事もあるので、気を付けることも出来ますね。
遠回しな指摘
相手の気持ちを考えるあまり、何か不手際があったり、指摘しなければいけないことがあった場合、建前を使用し遠回しに指摘することがあります。
何でもストレートに言ってしまうと、たとえ相手の事を思って指摘していたとしても、正しいことを述べていたとしても、相手が傷ついてしまったり、遠慮がない、デリカシーが無い、と思われてしまうことがあるのです。
その為、建前を使い自分も相手も守ろうとするのですね。
しかし、一方で建前を使った遠回しな指摘の仕方が逆に腹が立つ、気分が悪いと感じる人もいるのですね。
はっきりと言ってくれればいいのにと思うのでしょう。
例えばある人が行うことがありがた迷惑だから指摘し断りたい時、ストレートに伝えるのであれば「迷惑なので辞めてください。要りません」などと伝えることになります。
しかし、それでは相手が傷ついてしまうだろう、自分が嫌われてしまうだろうと思い、建前を使い遠回しに言うと「いつも本当にありがたいのだけれど、あなたも大変でしょうから大丈夫よ。」などという言い方に変わるという事ですね。
あなたはどちらの方がよいですか?
そして遠回しに指摘されているとしたら、ちゃんと相手の指摘を理解できていますか?
先ほどの例文の場合、相手が建前をいいながら迷惑だという事を伝えたいのだなと察することが出来ていれば良いのです。
ですが、「私は大丈夫だから!」などと言い、気遣ってくれたのだななんて良い方に解釈してしまうと、相手はかなりむしゃくしゃすることでしょう。
ストレートに伝えたほうが良い相手と、建前を取り入れ遠回しに指摘したほうが良い相手を見極めて使ったほうが良いかもしれませんね。
建前なのか本音なのかを見極めるのは難しいのです。
ですが、相手の表情などを良く見て見極めると良いかもしれません。
よく遠回しな指摘に使用される具体的な言葉をご紹介しますので、参考にしてみてください。
マイペースだよね
マイペースだよね。
という言葉は建前を含んだ遠回しな指摘であることが多いので気を付けましょう。
行動や仕事が遅く困っている時、「遅い!のろい!周りを見てよ!」などと言いたくなります。
でも、それを言ってしまうと、相手が傷つくかな、嫌われるかな、やる気を損ねてしまうかな…と思うのです。
そのため、「マイペース」という言葉を使って、遠回しに「早くしてほしい」「周りを見て合わせてほしい」という事を伝えているのですね。
マイペースだよねと言われた時は、「そうなんだよね!私マイペースなの!」なんて言ってしまわないようにしましょう。
「ごめんなさい。遅いよね。もっと早く頑張るね」などと伝えれば、相手は本音を察してくれたのだなと感じます。
そのため、トラブルに発展したり、相手をより怒らせてしまうこともないでしょう。
また、マイペースだよねと言う言葉だけでは、相手に指摘したいことが伝わらない事も多いのです。
「マイペースだよね。手伝おうか?もう少しスピードあげられるかな?」などと伝えると、相手を傷つけることもありません。
自分も悪者にならずに、本音を理解してもらいやすいのではないでしょうか。
この匂いなんの香水?
この匂いなんの香水?と言われた時は「あなたのニオイがきつい」という本心が隠されている場合が多いですね。
香水をつけすぎていませんか?
特徴的なニオイで嫌いな人も多いニオイの香水を使ってしまっていませんか?
また香水をつけていないという場合は、家のニオイや体臭があまり良いニオイではないのかもしれないので気を付けてみましょう。
香水をつけすぎている場合は量を減らしたり、香水は匂いがきつくなりやすいので柔軟剤のニオイを活かしたりしましょう。