2.ネットスラングを発祥とする場合も
数年前に流行った「リア充」という言葉は2チャンネルから生まれた言葉でした。
リアル=現実の世界が充実している人ということです。
でも本当の意味はカップルという意味、恋人ができない、仕事が定着しない、幸せな生活が送れない人たちからのちょっと嫌味のこもった言葉なのです。
そういう言葉がギャル語にも影響して、互いに組合わさったりして、また新しい言葉ができているのです。
3.方言をもじったものも
女子中高生ケータイ流行語大賞2011の6位に入賞した若者言葉には「あ~ね」という言葉があります。
このあーねは、「あー、なるほどね。」「あー、そうだね。」なんかから来た言葉なんですが、九州の方言としても使われているんです。
東京の中高生にしたら、方言を使って話すことにちょっとした憧れがあるものです。
こういうギャル語も凄いいな、なんて思ってしまいます。
4.流行り廃りが激しい
十代のまだ大人になりきれていない子供たちが面白半分で勝手に作っている言葉です。
深い意味がなれければ、正しい日本語を意識しているわけでもない、でも、その気軽で無邪気な彼女たちの生命力が「自分たちにはない魅力だ」と大人たちを惹き付けて止まないのです。
流行語の流行り廃りは激しく、やっと新しい言葉を覚えたとしても、その時にはもうその言葉は古くなってしまいます。
だからその時はまた新しいものを覚えなければならないのです。
それだけ短い時間しかもたない言葉だとしてもそれを使ってみたい、彼女たちが何について話ているのか知りたいと思ってしまうのが、ギャル語やパリピ言葉などのエネルギーであり魅力なのです。
5.通じない人は馬鹿にされる
現役の中高生なのに「ギャル語を知らない?!」となれば「あんた大丈夫!?」「タイムスリップでもしたんじゃないの!?」なんて大事件になってしまいます。
そして「え?」「◯◯、まだその言葉知らないの?」「やばくない(笑)」なんて言われて馬鹿にされてしまいます。
でも、実はその反対で、常にギャル語ばかりを使っている人も引かれてしまうことがあるんです。
まぁ確かにそうですよね。
新しいギャル語ばかり意識して、「超リア充じゃん!今日もあげぽよ~!」なんて常に話ている子はほとんどいません。
SNSとかのやりとりの中でたまに「今日は珍しくあげぽよん!」とか、さりげなく使う程度が丁度いいのです。
その他のパリピ言葉やギャル語を紹介
段々パリピ言葉やギャル語の魅力が分かってもらえてきたところで、もっと新しい言葉をご紹介しちゃいましょう!
1.オケる
オケると聞いて皆さんはどんなギャル語を想像しましたか?
オケだからオーケストラ、音楽関係の何かじゃないの?と想像したあなた!確かに音楽という枠組みなのは合っています。
でもブラスバンド部とか、バンドを組むとかそういうことではなくて、「オケる」はカラオケに行く!という意味なんです。
答えを聞くと「なるほど!」「上手い!」なんて思ってしまいますよね。
2.ワンコミ
ワンコミというギャル語の意味を想像するのは結構難しいです。
「ワン切り」に似ているから「ワン」=電話で、「コミ」=電話が混んでる・・・だから「スマホが混んでて接続しにくいとか?」なんて想像してしまいますが、実は「ワンコミ」とは、ワンコミュニケーションの略なんです。
ワンコミュニケーション、コミュニケーションが1つだけ・・・つまり自己満足のことなんですね。
この発想大人には中々作れないアイデアで面白い!さすが時代を生きるギャルたちの想像力です。
3.パねぇ
パねぇ、なんだか男性が使用する雰囲気が漂うこのギャル語ですが、一体どんな意味なのか、パと言えば「パッとする」、それにねぇがついているから「もっとパッとする」、つまり「もの凄くパッとする」・・・「めちゃくちゃパッとしている人」=「かっこいい人」のことではないでしょうか?
いやいや、そうではありません。
パねぇの意味は、「半端じゃない」の略なんです。
「半端じゃない」=尋常ではない。