でもよくよく考えてみてください。
ファッションにしてもあらゆる文化にしても、繊細なものが多いフランスです。
ちょっとした違いに大きく口を挟むようなイメージはありませんか?
もともとはフランス語「nuance」
フランス語で、ニュアンスは「nuance」と書きます。
そのまま「ニュアンス」とローマ字読みすることができますね。
意味ももちろん同じであり、英語ではshadeなんていうワードで表現されることになります。
まぁテストには出ませんから、雑学程度に頭に入れておいてもいいでしょう。
ニュアンスってどういう意味?
さきほど、簡単にニュアンスの意味をご説明しました。
覚えていますか?「説明が難しいような微妙な違いや意味合いなどを示している」とのことでしたね。
あなたが「ニュアンスが違う」という言葉を使うとき、それはちょっとした違いがあるからその言葉を使っているはず。
さきほどのピンク色の例にあるように、本当にささいな違いによってニュアンスの違いが起きてしまうのです。
あなたがイメージしているものではなく、別のものが目の前にやってきてしまう。
それはピンク色に関わるような色であることもあるし、ファッションアイテム、髪型、小説の内容、質問の答え…などなどさまざまな場面で”ニュアンスの違い”が起きてしまうんですね。
あなたも友だちと会話しているときに、あなたが意図した質問へ友達があなたが思っていたような回答をしなかったとき「なんか違うぞ」「かみ合っていないな」なんて感じたことがあるのではないでしょうか。
ずばり、そのようなちょっとした違和感、ちょっとした違いだけどとても気になることだとイメージしておいてください。
これから、ニュアンスの意味について「説明が難しい」「わずかな違い」「微妙な雰囲気」この3つに分けて、さらに詳しくご説明していきますね♪
ニュアンスは説明が難しい
ニュアンスというのは、とても説明が難しいものです。
それは筆者があなたにニュアンスの意味を伝えることよりも、あなたが思っているニュアンスを誰かに伝えることの方が難しいものです。
ピンク色はピンク色でも、あなたはショッキングピンクよりもちょっと濃いめのピンク色をイメージしているかもしれないのです。
しかし、その色の名前を知らないから「もっと濃い色!そうじゃなくって、それは濃すぎ!」なんていうのと同じこと。
あなたの考えていることは、相手には全て伝わることはありません。
とても喋るのが上手だったりコミュニケーション能力が発達している方であれば、きちんと伝えることは出来ますがすべての人がそれを出来るわけではないんですよね。
だって、難しいからです。
伝えたくても語彙が見つからなかったり、その物事に対する知識不足などによって言葉で説明できないんですよね。
しかし、それはあなたがバカといっているのではないんですよ。
そのようにニュアンスを伝えるのが難しいと感じるのは、あなただけではなく多くの人間が思い感じていることなのです。
特にイメージを商売にしている方(ファッションアイテムのデザインをしている、など)は、サンプルを作る際に工場などに作品のイメージを伝えますよね。
その時にあなたのイメージしていたものがサンプルで現われることもあれば、そうではないこともあるはず。
その原因はあなたのイメージしていたニュアンスが、相手に伝わっていたのか否かということなんです。
あなたの説明不足であっても、相手に汲み取る力があればそれは最初のサンプルから成功するでしょうし、そうでなければ何度もやり直しになることもあります。
みんな違う考えを持っている人間です。
ロボットのようにいつも同じことを考え、みんな同じことを行なうような、イメージしている生き物ではないのです。
私たちはそれぞれの人間が考え、生きています。
その一人一人の個性があるからこそ、この世界がより豊かになっていっているのです。
そのため、ニュアンスの違いをすぐに理解できなくても、なかなか伝えることが出来ないのも仕方のないこと。
仕方がないからといって諦めるのではなく、相手に伝えられるように努力することも大切になるんですよね。
わずかな違いのこと
ニュアンスには、わずかな違いという意味が含まれています。