どう説明をしてもその相手には完全には伝わらないのです。
それに感情は目に見えず、感覚的なものですよね。
髪型
女性であれば、前髪の形によってその日1日の運勢が決まってしまうほど「前髪のニュアンス」を大切にしている人が多いのではないでしょうか。
男性であれば、いつもセットしている髪型と少しでも違うところが出てきてしまうと、「なんか違う」「失敗だ」なんて感じることがあるのではありませんか?
また、美容室にいってあなたがなりたいイメージを美容師さんに伝えたとしても、それが全て伝わっておらず、ものすごい変な髪形とはいわないけれど自分の求めていたものと違う髪形になっていることってありますよね。
それは、美容師さんにあなたの伝えたかったニュアンスが届いていなかったんです。
写真などを見せて、「ベースはこの写真で、前髪はもっと長くて・・・」なんて具体的に伝えることが必要になりますね。
メイク
メイクをしている方は、アイラインの長さが1ミリ違うだけでもその顔の印象の違いに驚いたことがあるのではないでしょうか?
目じりのラインをまっすぐにするか、上にハネあげるか、それとも下に下げるかによって全く別の顔になりますよね。
それがメイクの楽しいところですが、人によってはそのちょっとしたニュアンスによって雰囲気が大きく変わってしまうんです。
いつもは優しい雰囲気をしているのに、たいしてメイクを変えているわけではないのに急にキツイイメージになった。
それは、メイクのニュアンスが関係しているのかもしれません。
夕焼け
夕焼けときいて、あなたはどのような夕焼けをイメージしていますか?
太陽が地平線に落ちるギリギリのところ?それとも太陽が完全におちたけれど、その太陽の明かりがオレンジ色に照らされているところでしょうか。
そのように夕焼けひとつをとってみても、人によってイメージする夕焼けというのは全く違うんですよね。
それはその人の親御さんが「夕焼け」といっていたことを夕焼けと理解しているはずですから、当たり前の違いがあるんですね。
きっとあなたが思う夕やけも、他の人が思う夕焼けも正解なんです。
しかし、ちょっとニュアンスが違うだけ。
その違いをマイナスに捉えるのか、プラスに捉え「それも夕焼けとみなす考え方があるのか」と考えるか。
それによって、2人の関係は変化しますし、その人たち自身が成長するかどうかも変わってきますよね。
何度も繰り返していますが、ニュアンスというのは人生の勉強でもあるのです。
ニュアンスの使い方
では、ニュアンスの遣い方を確認してみましょう!
いくつかの例文によって、どう使われているのかチェックしてくださいね。
「グラデーションのニュアンスが最高」
グラデーションってしっていますか?
さまざまな色が虹色に輝いているような、そんな色合いのことです。
そこにはさまざまな色の違いが現われており、赤は赤でも明るい赤、暗い赤などが存在しています。
そのちょっとしたニュアンスの違いが、その人の心を捉えたのでしょう。
たしかにグラデーションってきれいですよね。
「彼の態度には否定的なニュアンスが見える」
彼はきっと否定的な態度をとっているのでしょう。
しかし、それはこの言葉を発した人にしか感じることができなかったことかもしれません。
周りの人にはそれが理解できないのです。
その微妙なニュアンスをキャッチしてしまうと、そのことが気になってしまい神経質になっちゃいますよね。
ニュアンス、理解できた?
この記事では、ニュアンスについてご紹介してきました。