女性であれば、Aラインのスカートといってどのようなスカートを思い浮かべますか?ロング丈でしょうか?それともショート丈でしょうか。
また、Aラインのスカートの広がり方だって、それぞれのブランドやメーカーによっては全く違うデザインになっていますよね。
そうなんです。
Aラインのスカートといっても同じものは存在しません。
あなたが欲しいと思っているAラインの形のスカートがあなたの家の近くの百貨店に販売しているとは限らないのです。
男性も同じことがいえます。
黒色のオシャレなポロシャツが欲しい!と考え、欲しい形をイメージしているとしましょう。
黒色のポロシャツなんて近所で買えばいいや、そんなことを考えお店にいってみると、黒色のポロシャツはあったものの「なんか違う」と感じるのです。
それはあなたがイメージしていた”黒色のポロシャツ”とそのお店にあったものに、わずかな違いがあったからなんですね。
それは、ポロシャツの生地かもしれないですし、丈、質感、形そのものかもしれません。
どこか違うのかはっきりと分かることもあれば、ニュアンスの違いだけでイメージを捉え「これじゃない」と感じることになるでしょう。
Aラインのスカートやポロシャツのように、自分の気に入ったデザインを探す洋服の旅に出ることになるかもしれないですね。
わずかな違いが目の前に現われた時、私達は「違う」と感じるよりは「ん?」と何かしらの違和感を感じることが多いようです。
もしも、何か出来事に出くわしたり、相手の発言などに違和感をかんじたときは、あなたとその対象物の間に何かしらの小さな違いが存在しているのかもしれません。
反対に少しの違いもないものであれば、あなたの求めているニュアンスにピッタリするものがあり、違和感を感じることはないはずですよ。
微妙な雰囲気のこと
あなたが何かを誰かに伝えたくて、その気持ちを伝えたとしましょう。
しかし、相手はあなたが言いたいことを全く理解できません。
そのようなときにあなたとその相手には、微妙な空気が流れるはずです。
もしも、ポジティブな内容であるならばそのように微妙な空気が流れることはないはずですが、ネガティブな内容のときには微妙な空気を流したくなくても流れないものなんです。
そんなことを言っても分かりづらいはず。
もしも、男性Aさんが恋人に内緒でCさんという女性と2人きりで会っていたとしましょう。
Cさんとは現在の恋人に出会う前からの知り合いで、女性というよりは”妹”的な存在としてみなしています。
その時は、その女性Cさんから「恋愛の相談にのってほしい」といわれ、困っている人を助けずにはいられないその男性は、その誘いに応じたのです。
しかし、そのことが彼女に伝わると「どうして女性と2人きりで会うの!?」なんて怒られるわけです。
なぜならば、彼女はその男性がCさんと浮気していたのではないかと考えているからですよね。
しかし、男性はシロ。
その女性のことは妹のような気持ちしか抱いておらず、それにその恋人と出会う前からの知り合いでそれなりの信頼関係もできているんです。
それなのに、しかもいつも自分の悩みを相談してのっていてもらったのに、自分だけ断るなんておかしいと男性は感じていました。
そのこと「Cさんは妹のような存在」だと伝えても、妹のいない恋人はそのような気持ちを全く理解してくれません。
そんなとき、2人の間には微妙な雰囲気が流れることになるんですよね。
それに男性は、「妹のような存在」というのをどのようにして伝えようかいろいろな考えをめぐらせるわけです。
もしも、その彼女にも後輩で妹的な存在、弟的な存在がいれば理解するのに時間はかからなかったことでしょう。
このように同じような境遇になっていれば分かるニュアンスというものもあるんですよね。
あなたもこのように「伝えたいのに伝わらない」「相手がこのニュアンスを理解してくれない」なんていうことは、ありませんか?そんなとき、決まって伝える方が不利になりやすいんですよね。
悲しいものです。
ニュアンスは感覚的なもの
これまでにニュアンスの意味をお伝えしてきました。
そこでなんとなく感じるものがありませんでしたか?ニュアンスとは、イメージが主体になっているから「感覚的なもの」であるということです。
また、ニュアンスを伝えようとした経験がある方、相手のニュアンスを受け取ろうとした方であればこの”感覚的”はすぐに理解できるのではないでしょうか。