人間関係
陰険な人は、自分よりも立場が上であろうが下であろうが、エネルギーを吸い取れそうだと感じたらあらゆる手段で近づいてきます。
そして敵を設定してはいじめたり陥れたりして、その人の人間関係をどんどんと崩していくのです。
特に自分よりも立場が下の人にほど強気で振る舞います。
これは自分が一番偉いと思っているからです。
ですので、立場が上の人にも批判的な感情を抱いていることが多いです。
そして、立場が下の人に対しては攻撃的な言動になってしまうことがよくあります。
クレーマー的な気質も持ち合わせていますので、気に入らないことがあれば徹底的に批判します。
しかし、陰険な人はそれを表立ってはやらず、裏でコソコソとやるため、余計に人間関係をこじらせてしまうのです。
人の話というのは、直接言ったり聞いたりするのが一番間違いがありません。
人づてに話をしたり聞いたりしていると、たいてい少しずつ話の内容が変わっていくものです。
それは、誰しも自分の都合の良いように、また覚えやすいように話の内容を脚色して理解してしまうものだからです。
陰険な人は決して人前で他者を批判したりはしません。
そのかわり、裏で悪口を言います。
聞いた人が陰険である人の性格をわかっていて相手にしなければよいのです。
でも、そうでない人だとつい本当の話かと思って聞いてしまいます。
そうすると、その人がまた違う人に話をするときには、聞いた話と多少中身が変わっているものです。
こうして悪い方向に話の内容が変化していくと、対象だった本人の周りに根も葉もないうわさとして聞こえてくるでしょう。
それを聞いてショックを受けたり落ち込んだりしている姿を見て、うれしくなるのも陰険な人の特徴なのです。
仕事関係
どの職場にも一人くらいは陰険な人がいるでしょうか。
こういう人が一人でも職場にいると、チームの一体感もなくなります。
こういう人と毎日顔を合わせるかと思うと仕事に行くことすら嫌になってくるものです。
陰険な人が上司であった場合には、あなたが標的になると、まず無理難題を言いつけてきます。
「いやいや、さすがにこれは無理でしょ。」と誰しもが思う仕事を平気な顔で指示してくるのです。
どんな対処をしてもあなたの印象が改善することはありません。
見かねた誰かに手伝ってもらって無事に仕事を達成すれば、「人にやってもらったくせに…」と言われてしまいます。
自分で必死に努力して仕事を終わらせれば「仕事が出来るアピールをしても無駄だぞ」なんて言われ…。
うまく仕事が出来ずに失敗で終われば喜ばれつつも、「使えないヤツだ」「能力がない」とののしられます。
陰険な人は雑談する友達も少なければ、積極的に何かをするということもないので基本暇です。
なので、他人がすることを異常に気にしていろいろと眺めているのです。
ですから、ののしる言葉もちゃんと相手を見て、相手に合うような言葉を考えて選んでから言ってくるので、余計に腹が立つのです。
こういう人とは可能な限り距離を置き、相手にしないように気を付けて対応していかないといけないですね。
嫌がらせをする
人に嫌がらせをする人というのは、職場で言えばお局様であることが多いです。
やはり一か所に長くいて仕事をしていれば、新鮮味もなくなり、人に嫌がらせをする暇もできるものです。
また、マニュアルを見なくてもすでに覚えてしまっていることばかり。
「何年たっても全然出来るようにならないのね」なんて言葉の暴力もよく言うものです。
とはいえ、その人もマニュアルが新しくなったり、職場が変わったりすれば覚えられないのは同じなのです。
でも、そういう経験をしていないために気持ちを理解することができません。