人にやさしくしようとか、気持ちを理解してあげようという思いすら浮かんでこないのです。
自分が一番であると思っているので、例え意地悪をしたりしても、自分がいなくなってしまったらこの職場が成り立たなくなると思っているのです。
また、自分がいつまでも一番でいるために、自分を追い抜きそうな人を辞めさせたい一心で嫌がらせをしているなんてパターンもあるでしょう。
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表裏が激しい
陰険な人は、第一印象として、顔に陰険さがにじみ出ている人もいます。
しかし、全く顔に嫌な感じが出ていない人も中にはいます。
こういう人は表向きは明るくにこやかにしていても、コロッと態度が突然変わり、悪口を並べ立てたりするものです。
新人にも、人前で怒るなんてことは滅多にしません。
必ず呼び出して他人から見えないところで注意します。
と言っても、陰険な人ですから、普通に注意するのではありません。
嫌味を言ったり不快なことばかりを言い立てて相手の意見も聞かずに終わらせるのです。
新人で、表向きの顔しか知らない子は、たいてい最初に呼び出された時に、あまりのギャップにとてもショックを受けるかもしれません。
特にも陰険な人がストレスをため込んでいる場合、発散する相手が部下や新人になることはよくありますので、注意が必要です。
例えば、家庭の中に居場所がない人や、亭主関白な夫を持つ妻。
妻にこき使われている夫。
子供の反抗期に悩んでいるなど、家庭に安らぐ場所がなければ、職場のほうが自分を出せる場になっているでしょう。
そうなると、ストレスのはけ口は職場で行われることになります。
意地悪したり、悪口を言ったりすることで、自分の精神状態を安定させているのかもしれませんね。
人に押し付ける
陰険な人は責任のある仕事や立場が非常に苦手です。
辛いこと、苦しいことに立ち向かうということもありません。
ですので、そういう役目が自分に来そうだと思ったら、途端に人に押し付けます。
そして、自分の代わりに嫌なことを引き受けてくれた人が大変そうにしていると、その姿を見てニヤニヤしてしまうのです。
また、人に押し付けたあげく、足を引っ張るような行動を取ることもあります。
締め切りに間に合わせるために仕事を必死にやっているのにも関わらず、急ぎではない仕事を一緒にやろうと誘ってきたり、余計な雑務を頼んだりしてくるのです。
嫌がらせと似ていますね。
こういう行動は単に相手に対する嫉妬心からであることが多いです。
人に物事を押し付けたり、その上で足を引っ張ったりしてくるのは、その人が仕事で失敗をする姿を見たいと思っているからなのです。
つまり、自分は仕事が出来ない人間であるということを認めているということです。
仕事が出来る人というのは、人の足を引っ張ったりしている暇なんてないです。
そういう発想にすらなりませんからね。
ネガティブ
人は誰しもネガティブになってしまうことがあります。
しかし、陰険な人は常日頃からネガティブです。
それを改善しようと努力することもありません。
また、ポジティブで常に明るく笑顔を絶やさない人を敵視しています。
ポジティブな人たちが会話をしているところに出くわしたら、しっかりとネガティブなことを言って場の空気を悪くします。