表面上だけ取り繕って、頑張っているように見せかけるような、偽善的な行動を取ることはありません。
ごまかすことをしない、実直な人なので、何事にも真っ直ぐに向き合おうとします。
私利私欲のために動く気持ちもないので、自分の利益のためとか、都合を考えて行動しようとは考えず、むしろ目の前の状況に真摯に取り組もうとする気持ちを持っているのです。
誠実になるための9個の心構え
きっと誰でも、周りの人から「あなたは誠実な人だね」と評価されて嬉しくない人はいないと思います。
誠実だと評価されるということは、周りから信頼を得ていたり、好かれている証拠でもあるからです。
きっと、誠実だとみられる人のそばに、自然と寄って来る人も増えていくことと思います。
「誠実な人柄」は自然と元から身に着いている人もいますが、努力して身に着けた人もいます。
最初のうちは心から出たものではなかったり、意識して「誠実な」行動を取っていたかもしれませんが、「誠実であること」を続けていくことで、それが「今の本物の誠実な自分」になった人もたくさんいるのです。
では誠実な人柄を身に着けられるようになるためには、どんな点を意識できるでしょうか。
これから誠実になるための“9個の心構え”について考えていきたいと思います。
1、嘘をつかない
まずできることは「嘘をつかない」正直な人になるように努力することです。
嘘をつかないことには、何かをごまかしたり、不正を働くこともしないことも含まれます。
お付き合いする相手や、結婚しようと思う相手が、いつも自分に隠し事をする人だったり、些細と思えることでも簡単に嘘を付く人だったとしたら、その人との関係を続けていきたいと思うでしょうか。
ビジネスにおいて平気で人を裏切るような行動を取ったり、真実をごまかそう、あるいは隠そうとする人がいたら、その人やその会社を安心して信頼することは絶対にできないでしょう。
嘘をつく人とは本物の人間関係は築けませんし、信頼関係も得られません。
それはプライベートにおいても、社会においても同じです。
「この人はすぐに嘘をつく人」というレッテルを貼られて、信用を一度失ってしまうと、その信用を取り戻すのはとても大変です。
つい嘘をついてしまうクセがある、という人がいるなら、それは誠実とはほど遠い位置にいると言えますから意識して直すようにしていきましょう。
人間関係を円滑にする嘘もなるべく言わない
「噓も方便」ということわざがあります。
これは、嘘をつくことで人との関係が良くなったり、誰かを救ったり、その場が丸く収まるなら、その方が良い、という考え方です。
物事がうまく運ぶようにするために嘘をつくことは思いやりだ、と考える人は多いと思います。
いつでもバカ正直に、真っ直ぐに話す人のことを、なんて不器用で場の空気を読めない人なんだ、と思ってしまうかもしれません。
でも本当に人に誠実でありたいと思うなら、そもそも嘘をつかないといけないような状況さえも作ろうとしないように心がける必要があるでしょう。
そして、それがたとえ人間関係を円滑にするための嘘だったとしても、なるべく言わないようにしながらも、相手の心情や気持ちを優しく汲み取る努力を払います。
そのように、どんな状況でもつねに正直であるなら、長い目で見ても信頼や信用につながってくに違いありません。
2、物事を客観的に考える
物事を客観的にとらえて考えられるか、ということは、人間関係を円滑にまとめたり、進める上でとても大切になります。
客観的であることによって、さまざまな視点や角度、あるいは立場から物事を見ることができます。
そうできる人は、他の人の心情を思いやったり、気持ちを汲んだ発言や行動をすることができます。
もし、自分の意見に固執したり、他の人の意見や気持ちを受け入れない頑固な姿勢を持つ傾向があるなら、自分がこうされたなら嬉しいだろうと思うことを他の人にもしようとする、謙虚で幅広い視野を身に着けることは大切かもしれません。
自分に非がある時に素直に謝罪出来る
自分がされて嬉しいことを周りの人にもしようとする人は、自分が悪いと思ったことや間違っていたと分かった時には、素直にそのことを認めて、謝ることができるに違いありません。
トラブルが生じた時に、とにかくこちらの非を誠実に謝り続けたことで、頑なに怒っていた人の気持ちを溶かして、トラブルを解決できたという話しはよく聞くのではないでしょうか。
それはどちらが悪いか、どちらが正しいかに関係なく、相手を不快にさせたことや傷付けてしまったことを申し訳なく思う気持ちが大切です。
人の気持ちや心情を思いやる気持ちを謝罪という形に表わすことで、「誠実さ」が伝わって、物事や関係が円滑に運ぶ場合があるということなのです。
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