レッテルは主観的な感情で貼ってしまうものですので、日頃から客観的に物事を捉えるように気をつけていれば、直ぐにレッテルを貼るようなことはせずに済みます。
思考や発想を変える
思考や発想は、変えようと思って直ぐに変えられるものではありません。
しかし、日々同じ考えに陥らないように気をつけていれば、少なくとも自分の考えが凝り固まらずに済みます。
思考や発想を変えるには、常に外からの刺激を内側へと入れることが大切です。
その最も手軽な方法が読書です。
たくさんの本を読むことであらゆる情報が自分の中に入ってくるため、今の状態よりも思考を柔軟に変えやすくなります。
本は購入して何度も読み返しても良いですし、お金がなければ図書館でも簡単に借りることが出来ますのでおすすめです。
レッテルを貼る人の特徴
レッテルを貼らないように気をつけることは誰にでも出来ます。
しかし気をつけているつもりでも、気付けばついついレッテルを貼ってしまう、そして一度レッテルを貼ってしまうと中々剥がすことが出来ない、そんな人に共通するレッテルを貼る人の特徴をご紹介します。
学歴を気にする
現代は「学歴社会」と言われます。
すなわち、学歴によって自分と他人とを差別化したり、学歴によって就職先で有利になったり不利になったりする社会です。
裕福な家庭や代々エリートの家庭では、学歴を重視する親も多いです。
しかし、学歴はあくまでもどの学歴があるかということだけで、学歴がある人が全て人間性も優れているとは限りません。
学歴があるからと言って、知識はあっても人間性が賢くない人もいますし、学歴があっても一流の会社に必ず勤められるというわけでもありません。
もちろん学歴があり人間性も優れている人はいますが、だからといって「人間」としての括りで考えれば、誰もが平等なのです。
しかし世の中には学歴を気にする家庭や会社が多いです。
そしてなまじ学歴がある人やそういった家庭で育ってきた人ほど、自分も学歴で相手に対してレッテルを貼ってしまいやすいのです。
好き嫌いが激しい
好き嫌いが激しい人も、レッテルを貼りやすいです。
極端に言えば、好き嫌いという極めて個人的で主観的な感情は、それ自体が一種のレッテルなのです。
例えば英語が嫌い、数学が嫌いという人は、英語や数学が難しくて分からないというレッテルを貼っています。
また、好きな人や嫌いな人に対しても、そこまで深刻な理由があるわけでもないのに相手に対してレッテルを貼ってしまっているため、中々その感情を覆すことが出来ないのです。
否定的な人
何に対しても否定的な人っていますよね。
その否定は、自らの凝り固まった考えによるレッテルを貼ることで起こります。
「炭水化物を食べると太る」というレッテルを貼っているからこそ、「摂り過ぎれば太るけど、最低限は摂らないと健康に悪い」という他者からの指摘にも「そんなことはない」と上から被せて否定をし、聴く耳を持ちません。
何に対しても否定的な人では、それが原因で人間関係にもトラブルが生じることが多いのです。
理想が高くて負けず嫌いな人
理想が高くて負けず嫌いな人は、自分の考えに指摘や批判をされることを嫌います。
その一方で、自分以外の人に対しては容赦なく指摘や批判をしていく傾向があります。
また負けず嫌いなので、他人の指摘が正しくて、自分の意見が間違っていたことが露見した時にも、何だかんだと言い訳をしたり、「上から目線だ」などと相手に見当違いな非難をしたりします。
理想が高く負けず嫌いであっても、大らかな考え方が出来る人は他人の指摘を受け入れて成長することが出来ますが、レッテルを貼ってばかりの人は成長することは出来ないでしょう。
レッテルを貼るのはよくない!剥がしていこう
レッテルを貼ると、それが原因で自分自身の視野が狭くなり、得られる知識や経験も減ってしまいます。
また、折角のチャンスを逃しやすくなり、自分が理想とする通りの人生を歩むことが難しくなってしまうことでしょう。
レッテルを貼ることは、何よりも自分のためにはならないのです。
それが理解出来たなら、さっそく今からでもレッテルを剥がす作業をしていきましょう!これまでの人生、そしてこれからの人生でレッテルはとてもたくさんあります。