今日本では少子高齢化というとても大きな問題に直面しています。
なぜ少子高齢化が起こっているのかと考えた時に、昔と比べて子供の数が減少傾向にあるからだと言われています。
ではなぜ子供の数が減少傾向にあるのかと考えた時に、一般的な理由とされているのが結婚時期が遅れることによる晩婚化。
そもそも結婚という選択をしない人が増えている未婚率の上昇、そして子供を産む時期が一般的な平均に比べて遅い晩産化が原因だと言われています。
あなたの身の回りにいる男性は昔と違って積極的な男性が少なくなったと感じていませんか?
いわゆる草食系男子が増えているというのも未婚率の上昇の一つの要因になり得ていると考えられます。
女性においても、結婚するのは面倒だし、特に子供も欲しくないから一人で生きていこうと考える方が増えています。
自分自身の考え方次第にはなりますので、結婚するしないも自由ではあるのですが、その結果、今私たちは大きな問題に直面しているのです。
そして、大きな理由にまではなっていませんが、昔と比べて性の自由化がある程度認められているという事も一つの理由であると感じられます。
性の自由化というのは、いわゆる男性が男性を好きになったり、女性が女性を好きになったりするという事です。
今の世の中には様々な性のあり方が認められている時代です。
なので、それも少子高齢化の一つの原因であると考えられます。
そこで今回は性のあり方について考えた時に、一部の少数派の方ではありますが、無性愛者という存在に焦点をあてて、ご紹介していきたいと思います。
無性愛者とはどういう意味なのか、そして無性愛者であるポイントについてご紹介します。
無性愛者と言う言葉、知っていますか?
あなたは無性愛者という言葉を聞いたことがありますか?
大多数の方は無性愛者という言葉を聞いたことがないはずです。
一般的に、私たちは男性であれば女性を、女性であれば男性を好きになる事が多いです。
しかし、先ほどご紹介したように時には男性が男性を好きになったり、女性が女性を好きになったりするようなことは起こり得ます。
いわゆるおねえだとか、おなべ、ゲイ、レズビアンなどと言われているような存在の方達です。
昔はこのような方達の存在を社会は認めていない傾向にありました。
このような考え方は間違っている、自分の身内にこのような考え方を持った人間がいると恥ずかしいと思われていました。
しかし、今では性の自由化を認めようとする風潮が世の中には存在しています。
なので、今の時代ではおねえやおなべといった存在の方たちがテレビなどのメディアに出て活躍している時代へと変化しました。
マツコ・デラックスやはるな愛などはその代表的な存在だと思います。
このような芸能人が生まれることによって、ある程度その立場が認められて、たくさんの方が受け入れられるようになっています。
これはとても良いことですが、特殊な考え方を持っている人間はこれらだけではありません。
無性愛者に関しては、これらのどれにも当てはまる事がなく、かなり理解されにくい考え方を持っている人達だからです。
LGBT等『性』について取り上げる機会が増えた
なぜ世の中全体が様々な性の形を認め、認識するようになったのかと考えた時に、今ではLGBTについて取り上げられる機会が圧倒的に増えているからだと考えられます。
そもそもLGBTとは、女性同性愛者(レズビアン)男性同性愛者(ゲイ)両性愛者(バイセクシャル)トランスジェンダー(性同一性障害)などの総称です。
いわゆる性的少数者という言葉でも表現されている言葉です。
その名前の通り、世の中に存在してる人間に比べるとかなり小数の割合でしか存在していなかったので、昔はそこまで重要視されるような事でもなく、単純に考え方が違うので認められない傾向がありました。
しかし、時代は変化していき、2006年の7月に開催された第1回ワールドアウトゲームズにおいては、性的思考であるLGBTが取り上げられるなど、世界全体の概念として認められ、考えられるようになっています。
LGBTが深刻な人権問題に発展しかねない要因であると認められたという事です。
それから現在に至っては、世界でもゲイやレズである事を公表して、本当の自分をさらけ出して生きていける人が増えつつあります。
これは日本においても同じであり、例えば東京都渋谷区の例を考えてみると、2015年には同性のカップルを結婚に相当する関係だと認める条例などが可決されています。
これは全国初の条例であり、性的少数者の権利を守るための条例として支持されています。
このように世界全体、私たちの住んでいる日本もそれを認めようと動きつつあるからこそ、LGBTが世の中で広く認識され、認められるようになっているのです。