つまり、性欲がそもそも存在しない無性欲とは異なると言われています。
少し複雑な意味合いになるので理解するのが難しいかもしれません。
無性愛者の方が性欲がないわけではなく、性欲はあるのに、他人に対して特に性的な魅力を感じないという場合は無性愛者である一つのポイントになりえます。
6、異性や同性を「美人」「カッコいい」と思う事はある
無性愛者の判断基準が難しいポイントとして、異性や同性を「美人」「カッコいい」と思う事はあるのです。
一般的な人間からすれば、この部分がかなり理解しがたく、難しいかもしれません。
なぜならば、美人の人は見たりすれば当然興味がわきますし、興味がわくということは相手に対して意識をするということであり、継続的な意識を持てば相手のことを好きになる可能性も高くなります。
これはかっこいいと思うことも全く同じです。
なぜその延長線上に恋愛感情であったり、性的な欲求を相手に持てないのかと言うことが理解できないからです。
そして、このような感情を持っているまでは他の人と全く同じなので、余計に区別がつきにくくなってしまうのです。
無性愛者の区別はかなり難しいですが、ひとつのポイントとして、異性や同性を「美人」「カッコいい」と思う事はあるという事は覚えてください。
その上で、その延長線上に常に恋愛意識や性的興奮が伴わない場合は無性愛者である可能性が高いです。
7、恋愛の妄想をする事もない
一般的な考えを持っている性的多数者であれば、思春期などを過ぎると好きな相手が自然とできるようになり、その相手と恋愛に関する妄想をしたりすることも多くなります。
例えば男性であれば、気になる女性の体を想像したり、その女性とデートをしているところを想像したり、その女性とエッチなことしてることを想像したりすることが多いと思います。
女性であれば、気になる男性と手をつないだり、気になる男性とたくさんの楽しいことをしたり、その男性とキスをしたりする場面を想像するはずです。
このような恋愛の妄想することは人間であれば当たり前の行為であり、特におかしい行為ではないのです。
しかし、無性愛者の方はそもそも相手に対して恋愛感情を持ったり、性的な欲求を伴うことがないので、恋愛の妄想するようなこと自体がありません。
なので、周りの人が妄想したりして楽しんでいるのに、自分はまったく妄想したりすることがなく、そもそも妄想しようとも思わない場合は無性愛者である可能性が高いです。
もちろんその前提として、性的な欲求が湧かなかったり、恋愛感情がないという事を踏まえた上での話です。
それがすべて共通した場合は、無性愛者のポイントを踏まえていると考えてください。
8、全く『愛』が理解出来ないわけでない
全く『愛』が理解出来ないわけでないという事も無性愛者のポイントの一つです。
これは先ほど触れた通りですが、自分の身内の人間に対して、自分と親しい存在に対して、愛情を持っています。
これは恋愛的な愛情とは全く関係のない愛情なはずです。
誰でも自分を育ててくれた家族が存在しているように、家族に対しては恋愛感情とは違った愛情を抱えていますよね。
このような感情は無性愛者の方でもきちんと持っている感情なのです。
つまり、恋愛に関する愛情がないだけで、一般的な愛情は無性愛者の方でも十分に持っている感情です。
ペットに対してもそうですし、普段から自分の事を気にかけてくれるような存在の人間に対して感謝の気持ち、愛情を感じたりするのは当たり前なのです。
なので、愛情が理解できない冷たい人間だとは思わないでください。
恋愛感情だけはないけど、それ以外の感情はきちんと持っていると思うのであれば、それは無性愛者のポイントを十分満たしていると捉えてください。
「無性愛者かも」と決めつけるのは危険
人によっては無性愛者のポイントに自分自身が該当してしまう方もいるかもしれません。
しかし、それだけで自分が無性愛者だと断定してしまうのは時期尚早ですし、危険な行為になり得る可能性もあります。
なぜ、ポイントに該当するだけで無性愛者だと判断するのは早いのかと考えると、あくまで該当しているのは現時点だけの可能性も考えられるからです。
特に思春期の時期に関しては、ある程度の年代から思春期は始まると決まっていますが、人によって個人差がありますので、周りとちょっと違うだけで深く気にしすぎてしまうのは危険です。
人によっては周りよりも成長が遅いなど、若干程度異なる部分もあるからです。
周りと違うことによって深く傷ついてしまって、マイナスな思考になってしまいやすくなる可能性もありますので、たった少し該当するポイントがあったとしても決めつけないようにしてください。
それでも、該当するポイントがたくさんあるのであれば、自分はそうなのかもしれないとゆっくり自分を振り返ってみて、自分を受け入れていく作業から始める必要性があります。
自分を否定する事だけはせずに、受け入れながら、自分を分析するようにしてください。