ですが、そういった習慣がない人は、ついメモを取ることをせずに仕事をするので、単純な記憶違いなどでミスを犯してしまうことがあるのです。
1回聞いただけでは覚えられない
人間は、一回聞いただけではそう簡単に覚えることができません。
稀に、記憶力が異常に良い人ならできるかもしれませんが、ほとんどの人の場合には、一度聞いただけですぐにすべてを覚えることはできないのです。
業務指令を聞き間違えるようなことがあっては、ミスをしてしまうのは当たり前です。
きちんと指示されたことだったのに、忘れているようなことがあれば注意されて当然でしょう。
最初に支持されたことを忘れないためにも、メモを取ることは大切なのです。
特に、会社に入ってすぐのころには覚えなければいけないことがたくさんあります。
それを忘れないようにきちんとメモを取っておくことは絶対に必要です。
一回聞いただけで覚えられる人はいませんが、メモに取っていればいつでも見返すことができます。
そのメモを頼りに何度も行っていれば、日常業務を覚えることも簡単でしょう。
また、初めて行う業務でもミスをすることなく終えることができるはずです。
一度聞いたことを忘れないためにも、記憶力に自信のない人は特に、簡単なことだからと言って侮ることなくメモを取るように心がけてみてください。
自分なりのマニュアルや手順書を作ろう
メモを取るだけではなく、自分なりのマニュアルや手順書を用意しておくと仕事が楽になるかもしれません。
そうしたマニュアルがあれば、久しぶりに行う業務でもミスなくこなすことができますよね。
忘れてしまいそうだと思った場合には、面倒くさくてもマニュアルを作っておくことで、同じ間違いを防ぎ、また、新たな間違いを防ぐこともできます。
後輩に指導をするときにも使うことができますし、自分なりにまとめておくだけで頭に入りやすくなりますよね。
ミスを絶対にしないようにするためには、自分にできることをまとめておくということも大切です。
マニュアルを作った方は、そのマニュアルを使うたびに更新していくことも忘れないようにしてくださいね。
してしまったミスも一緒にメモをしておき、その対策も書いておけば、いつか絶対に何のミスもなく業務をこなすことができるようになるでしょう。
5.ミスをしてしまうかもと恐怖がある
ミスをしてしまうかもと言う恐怖感は、逆にミスを招くことになってしまいます。
負のスパイラルに陥ってしまうと、なかなかそこから抜け出すことができなくなりますよね。
特に、仕事で以前にしてしまったような大きなミスがトラウマになってしまっている人は、ミスをしてしまう恐怖感が逆に、ミスを引き起こすことになってしまいます。
この原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
ミスがミスを呼ぶ
以前にしてしまったミスがミスを呼ぶということが不思議に思われる方もいるかもしれません。
ミスをすると、その分だけ反省をするので、次につながるのではないかと言う肩もいるでしょう。
確かに、心が強い人はそれをできるのかもしれません。
また、そのミスが大事にならずに済んだという方は、ミスを乗り越えて仕事が上手にできるようになっていくでしょう。
ですが、ミスをしてしまい、ミスをすることが怖くなってしまった人は違います。
ミスが怖いと思うと、そこで頭が働かなくなってしまうのです。
「またミスをしていたらどうしよう」「どうしたらミスがなくなるのだろう」「ああ、事前に発見したけれどまたミスをしていた」
ということが重なっていき、だんだんと仕事に対する自信を無くしてしまうのです。
こうなると、ミスをしないことに必死になってしまい、与えられた課題をこなすことが困難になるのです。
この状況では臨機応変に動くことなどできないので、予想外のことが起こると、もうどうしようもなくなってしまい、またミスをしてしまうのです。
繰り返すミスが怖くなると、もうそこから抜け出すことができません。
一度してしまったミスが、頭の働きを鈍らせてしまい、また新たなミスにつながっていくようになるのです。