あなたの周りに、「この人って思慮が浅いなぁ」と思う人はいませんか?

きちんと物事を考えずに行動していたり、同じミスを何度も繰り返したり・・思慮が浅い人を見ていると、何だかこちらがもやもやとしてしまうことってありますよね。

また、自分では無意識の内に、あなた自身が周囲の人から「思慮の浅い人」と思われてしまっているのかもしれません。

自分では気付かない内に思慮の浅い人になってしまわないように、思慮が浅い人の特徴について確認していきましょう。

思慮が浅い人に共通する12個の特徴

私たち人間は、一人ひとりでさまざまな個性を持っています。

一見似ているように見えても性格は違っていて、考え方や価値観は人それぞれです。

しかし、それでもどこか共通する部分というものを持った人たちはいます。

例えば穏やかな性格の人たちに共通する点や、神経質な人たちに共通する点、そして思慮が浅い人たちにもいくつかの共通点が見られます。

その共通点を12個挙げていきますので、あなたの周りでそれが当てはまる人がいるかどうか、またはあなた自身が当てはまっていないかを確認していきましょう。

注意力が散漫である


思慮が浅い人は、総じて注意力が散漫です。

思慮が浅いということは、物事を深く考えることをしないということです。

いちいち深く考える必要もありませんが、自分が行動したり発言したりする時には、誰でも必ず「自分がこう発言したらこう思われるかもしれない」「この行動をしておけば後で楽になる」などとある程度のことは考えてから実際に行動に移すものです。

しかし、思慮が浅い人はそれをせずに、思い付きで行動したり、発言したりします。

だからうっかりミスも多く、周りに迷惑をかけることも少なくはないのです。

そして、よく考えてから行動しないことで、注意力は散漫になります。

いわゆる「ぼーっとした状態」になることが多く、その状態のままであれこれしようとしますので、その結果当然事故や怪我が増えたりもします。

しかし、本人は自分が注意力散漫だとは理解していないため、万一災難に遭った際には相手を責めて自分は悪くないと主張します。

やる気がない

思慮が浅い人には、やる気がない人が多いです。

そもそも物事に対してあまりポジティブな考え方をしていないため、「今日はやるぞ」「頑張ろう」といった気持ちにはなれないのです。

一方で、がちがちに緊張して「失敗するかもしれない」「出来なかったらどうしよう」とネガティブな考えになることもありません。

ネガティブな考えの人ほど慎重になり、物事をよく考えてから行動します。

しかし、思慮の浅い人はそれすらもなく、「面倒くさい」「やりたくない」「どうでもいい」の三拍子でやる気が出ないのです。

やる気がないことで勉強や仕事にも精が出ずに、成績はまったく伸びません。

もしそれを怒られても、本人に意志の改善が見られないため、まさに「糠に釘」「暖簾に腕押し」の状態です。

もしあなたの周りでいつも面倒くさそうに勉強や仕事をしていて、成績が低くても大してそれを気にしていなさそうな人がいれば、その人は人よりも思慮が浅いのかもしれません。

メンタルが鈍い


思慮が浅い人は、他者から自分がどう思われているかということを察知する能力が低いです。

また、周りの人の気持ちを察する能力も低く、場の空気を読むことも得意ではありません。

目の前に傷ついている人がいても、「何だかショックを受けているみたいだなぁ」という程度の感覚で、どうしてそんなに傷ついているのかということに対する関心が低く、またその気持ちに寄り添ってあげられるような共感能力も高くはありません。

そのため、他の人よりもメンタルが鈍いという特徴が挙げられます。

また、他人の気持ちを理解することが出来ませんが、その分自分の気持ちに対しても敏感ではありません。

怒られたり、説教をされたりしても、自分が怒られている内容について真剣に考えていない限りは、「何でそんなことで怒るのか」とまるで人ごとのようにその怒りをぼんやりと受けていることも少なくはありません。

それは怒っている人から見れば、反省していない様子にしか見えませんので、ますます怒りを買ってしまうことになります。

整理整頓ができない

思慮が浅いと、整理整頓も出来ません。

整理整頓は、「不要なものを処分して、きれいに周辺を整える」ことです。

しかし、思慮が浅い人はそもそも不要なものと必要なものとを別ける作業があまり出来ませんし、効率よく片付けをすることも出来ない人が多いです。

何故なら、頭を使って細かくあれこれと考えることをせずに、思い付きのままで行動してしまうからです。

そのためよく考えもせずに捨ててしまったものが後になって必要なものだったと気付き、慌てることも珍しくはありません。

自分の身の回りも、どのように片付ければ自分が一番使いやすいかということを考えながら片付けないため、一見きれいになったように見えても、直ぐにまた必要なものを探してぐちゃぐちゃになってしまいます。

さらにはそれを何度も繰り返し、学習しないのです。

自覚症状がない

ある意味もっとも性質が悪いのが、思慮が浅い人には本人にその自覚症状がないということです。

本人はそれなりに物事をきちんと考えた上で行動しているように思っていても、実際には大して考えた内容ではないことが多いです。

また、一生懸命にやっているつもりでも、どこかで「面倒くさい」と手を抜いていたり、人生相談をされても話を適当に聞き流して、相手に対して親身にならなかったりします。

人の感情の変化に対する気付きにも鈍いため、目の前の人から言われた嫌味にも気づかないこともありますし、反対に自分の発言によって相手が傷ついても、傷ついたのだということをまったく理解していないことが多いです。

例えば自分が夢中になっていることや、趣味があればそれを熱心に人に聞かせる機会があるでしょう。

普通の人なら、熱心におしゃべりをしながらも相手の反応を伺って、興味がなさそうなら適当なところで話を切り上げて次の話題に移ろうとします。

しかし、思慮が浅い人は自分の話に夢中になり過ぎることと、相手の反応をよく理解していないことで、自分が満足するまで相手の気持ちはお構いなしでマシンガントークを繰り広げます。

その結果周りの人たちはどんどん相手にしてくれなくなりますが、そのことにすら気付けないことも珍しくはないのです。

「ミスすること」を理解していない

思慮が浅い人は何度もミスを繰り返します。

ミスを繰り返す理由は、「何故ミスをしたのかきちんと反省をして次に活かさないから」「集中力や注意力が欠けているから」「正しいかどうか不明な時点で人に確認するなり聞くなりしないから」「よく考えずに行動してしまっているから」などが挙げられますが、思慮が浅い人はこれらすべての理由が当てはまります。

きちんと物事を考えてから行動せず、思い付きで行動に移してしまうためミスが多く、また作業中にも注意力が散漫なためうっかりミスが多いです。

そして自分がミスをしてしまった原因を追究せず、また「次は気をつけよう」と反省して気持ちを入れ替えることもないため同じようなミスを連発します。

ミスを繰り返すことで上司に怒られても、まともに説教を受け取らずに適当に聞き流すことが多いため、ミスが治ることはなく上司からの印象も悪いままになってしまいます。

仕事をクビになるような本当にピンチの状態にでもならない限りは、ミスをしたことについて真剣に考えて反省することもないため、自分が何故こうもミスを繰り返してしまうのかということについて、本人が自覚、理解していないことが多いのです。

どんなことでも本人が自覚することは大切ですし、本人が自覚しようとしなければ周囲の人がどれだけアドバイスをしても全くの無駄になってしまいます。

思慮が浅い人はこの手の典型的なタイプですので、人から何を言われても自分できちんと自覚をしない限りはミスがなくなることもないでしょう。

物事を片方からしか見ることができない

思慮が浅い人は、物事を片方からしか見ることが出来ません。

すなわち、一方的で偏ったものの見方しか出来ないということです。

本人は物事に広く精通していると思っているつもりでも、意見や話を聞かされる側からすればその内容はとても偏ったものに思えます。

仕事のやり方にしてもそうですし、日々のニュースや政治に対する考え方、また一般常識の部分に至るまで、本人は自信ありげに「これはこうなんだよ」と発言しますが、それを聞く側にとっては「その意見はおかしいんじゃないか?」と思えてしまうことが多いのです。

また、片方からしか物事が見られないために、人から間違いを指摘されてもそれを素直に認めて受け入れることが出来ません。

自分の中の偏ったものの見方のみが正しいと考えているため、ごく当たり前の指摘でも、「そうじゃない」とむきになってしまうことも少なくはありません。

そしてすべて正論で言い返されると、それ以上まともな発言が出来なくなるため、適当な悪態をついてその話を強引に切り上げることしか出来なくなります。

ものをよく知らない

思慮が浅い人は、ものをよく知らないことが多いです。

広く全てのことに精通している人は、それだけ世界にはあらゆる可能性があると考えていますし、あらゆる出来事や意見を自分の価値観のみで判断したり、決めつけたりはしません。

たくさんの書物を読み、日々の時事に関しても積極的に情報を収集しているため、あらゆる角度から物事を見て、分析する能力にも長けています。

そしてたくさんの情報を自分の頭の中で処理して、客観的な判断を下すことが出来ます。

そうした判断は誰でも納得出来るものであり、また納得していない人がいれば、納得させられるだけの説得する要素や材料もたくさん持ち合わせています。

一方で思慮が浅い人は、自分が「知っている」と自負するほど実際にはものを知らないことが多いです。

収集する情報も、得る知識もあくまでも自分の興味のある分野からでしか吸収しようとはしません。

そのため、一つの出来事に対しても一方向からしか判断することが出来ず、またそれをその出来事の全てだと思い込んでしまいやすいです。

その出来事の一部分のみには詳しくても、出来事が何故起こったのか、どんな人が関わっていたのか、時系列などについてはまったく詳しくないため、出来事の全てを把握している人から見れば「この人は言うほどものを知らないんだな」と思慮の浅さが見抜かれてしまいます。

経験が少ない

経験は、実際に自分で行動して初めて得ることの出来るものです。

バンジージャンプが高い位置から命綱を付けて飛び降りるということを本で読んで知ってはいても、実際にそれを体験しなければ、飛び降りた時の恐怖感や爽快感を得ることは出来ません。

そして、実際に行動することにより自分の中の感性が磨かれて、経験値となっていきます。

要するに、情報だけを得て頭でっかちの状態になっても、たくさんの経験を得ている人に比べるとたいしたことはないのです。

たくさんの経験を得ている人は、頭であれこれと考えるだけの人よりも早く正解を導き出すことが出来ます。

それは、自分で実際に経験したために、直感で理解出来ることがあるからです。

一方で頭だけ良くなっても、賢い行動が取れるかというと、必ずしもそうではありません。

特に人間関係や仕事の進め方などは、実際に経験しなければ賢いやり方など身につくことはないのです。

思慮が浅い人は、実際の経験が少ないことが多いです。

聞きかじった知識を持ってはいても、自分でそれを経験したわけではないため、その場に最適な行動を取ることが出来ず、また相手の気持ちを察しようとしても出来ないのです。

自分自身をよく見せたい

思慮が浅い人は、自分の中身をたいして磨いていないのに人前では自分自身をよく見せたいという見栄っ張りな感情が強いです。

本当はものを良く知らず、考え方や価値観も偏った一方的なものでしかありません。

何事にもやる気がなく、人の気持ちを察することも下手ですが、それら自分の欠点について自分ではあまり理解していません。

だからこそ、実際の自分よりも、自分自身を「きちんと出来る人間だ」と思い込んでいます。

その思い込みの感情が、見栄っ張りの感情へと繋がっているのです。

自分は仕事で失敗することがたくさんあるのに、新人にはさも「教育してやっている」という態度で偉そうに仕事の指導をしたり、人の気持ちを理解していないのに一方的なアドバイスをしようとしたりします。

中身の伴っていない指導やアドバイスに対して、それを受ける側がどれだけ迷惑そうにしていても、本人は「してあげている」という自分自身に酔っていますので、本当は迷惑がられていることには全く気付いていないのです。

よくおしゃべりする人

思慮が浅い人は、自分が感じたことをよく考えずにそのまま口に出しています。

その結果相手を傷つけることになっても気づいていないため、「迷惑なおしゃべりやお節介」は止まることがありません。

そしてまた、ペラペラと実に口が軽いおしゃべりをいつもしています。

うっかりな失言を人から指摘されても、「まあまあ」と適当に流しておしゃべりを続けます。

話の内容に説得力があったり、面白い話をしたりするのであれば聞く側も楽しんで聞けますが、思慮の浅い人の話はたいして中身がないことが多いので、聞く側も直ぐに退屈してしまいます。

しかし、それに気づくことなくおしゃべりを続けてしまいます。

2度3度同じ失敗をする

先にも挙げたように、思慮が浅い人は自分が何故ミスをしてしまうのかということをきちんと理解していないことが多いです。

そのため、ミスの根本の原因を追究することも出来ないため、反省して次に活かすということが出来ません。

その結果、同じ失敗を2度も3度も繰り返してしまうのです。

相手の気持ちを察することが出来ずに傷つけて何人も友達を失くしてしまったり、仕事で立て続けにミスをして減給されたりしても、根本的な理由を理解出来ないため「ついてないなぁ」と自分の運の無さを嘆く程度にしかならないのです。

そもそも、自分に原因があるということに気付いていないことが、同じ失敗を繰り返す大きな理由になっているのです。

思慮が浅い人ってどんな人?

これまで思慮が浅い人の特徴を挙げてきましたが、思慮が浅い人は、根本的に自分自身をよく理解出来ていない人だということです。

自分がどんな人間で、どの程度ものを知っているのか、どれくらいの知識や経験があって、他人の気持ちが理解出来るのか、そして集中力や注意力があるのかどうかなどについて、冷静に自己分析が出来ていない人が思慮の浅い人になってしまいます。

自己分析が出来ていないと、実際には5しかないのに、自分では10あると思い込んで行動を起こしてしまいます。

その結果発言と実際の行動に食い違いが生じて、その矛盾した言動によって周囲からの信頼も失ってしまうのです。

そして性質の悪いことに、その矛盾について自分自身では把握出来ていません。

そのため、周囲の信頼を失っても、仕事でミスを繰り返しても、「何故そうなってしまったのか」を考えるのに至らないため、一向に改善されることはないのです。

思慮が浅いとはどういう状況?

思慮が浅いとは、そもそもどういった状況なのでしょうか?

一般的には、よく考えもせずに発言や行動をした結果、問題が生じてしまったり、その場限りの返答をしたりと、物事をきちんと考えずに発言や行動をしてしまっている状況を、思慮が浅い状況と言います。

それは学校や職場、そして私生活で時々見られることで、思慮が浅い人が起こすことが多いですが、普段はよく考えてから行動する人が時々ふとやらかしてしまうような場合もあります。

思慮とは

思慮とは、「注意深く心を働かせて考えること」を意味します。

すなわち、「慎重さを心がける」ということです。

人は自らが発言をする時や、何かしらの行動を起こす際には、多少なりともそれを行った後のことを考えます。

例えば自分の意見を発言する前には「こんなことを言ったら他人からどう思われるのだろう」と考えながら発言の内容を考えます。

そして、自分が最適だと思う発言を実際に口にします。

また、行動を起こす際には、「この後どんな結果が出るのだろう」と考えてから行動します。

机の端にグラスを置く前に、「もしかしたら落ちて割れてしまうかもしれない」と考えることで、机の端ではなく中心にグラスを置くように、あらかじめ結果を考えてから行動するものです。

この思慮が欠けている人のことを、「思慮が浅い人」と言います。

思慮が浅い人は、注意深く心を働かせることなく行動してしまうため、きちんと考えれば予測出来ていたことが出来ないままにトラブルを起こしてしまうことがあるのです。

対義語

「思慮」という言葉自体が、注意深く考えて行動する人という意味ですので、対義語はその反対の意味を持つ言葉になります。

例えば「思慮が欠如している」「思慮が浅い」「浅はかな思考」など、ろくに注意をせず、深く物事を考えずに行動してしまうといった表現の言葉が対義語になります。

逆に思慮深い人ってどういう人だろう?

思慮が浅い人が考えの足らない人であるならば、思慮深い人というのはどのような人なのでしょうか?思慮深いという言葉には、「物事を注意深く、慎重にみるさま」という意味があります。

要するに、何事にも慎重派な人のことを指します。

慎重も度が過ぎればネガティブな思考になってしまったり、リスクを恐れて行動出来なくなってしまったりしますが、そうならない程度の思慮深い人には、どのような特徴が見られるのでしょうか?以下にご紹介していきます。

考えてから行動する

思慮深い人は、何事もしっかりと考えてから行動します。

どんなささいなことに対しても、「これをしたらこうなるかもしれない」というあらゆる可能性を半ば無意識に考えます。

そのため、どんなことに対しても、良い結果と悪い結果を必ず考慮した上で行動しますので、良い結果になれば問題なく、例え悪い結果になったとしても想定内のこととして落ち着いて対処することが出来ます。

何事も先んじて考えてから行動しますので、いざ行動に移す際にも迷いがありません。

思慮が浅い人はその場その場で行動が変わったり矛盾が生じたりしますが、思慮深い人は行動に一貫性があるので人からも評価されやすいです。

仕事ができる

思慮深い人は、まず頭の中であれこれと考えてから行動しますので、自然と仕事も出来る人が多いです。

頭で考え過ぎるにもよくありませんが、ある程度構想をまとめたら、後は実際に行動に移しながら、考えた内容とずれがあればその都度修復して理想的な形にまとめようとします。

書類の作成のような事務仕事から営業に至るまで、相手の反応を見ながら自分が最も効率よく成功出来る方法を探り、実際そのように行動していきます。

その結果仕事も成功に繋がることが多いため、何も考えずにただ行動している人よりも確実に成果を上げることが出来ます。

【仕事ができる人については、こちらの記事もチェック!】

ボキャブラリーが豊富

思慮深い人は、頭の中で常にあれこれと物事を考えています。

そして口には出さなくても、頭の中で物事を考えることは多くのことを知っていなければ出来ることではありません。

つまりはそれだけ勉強して、たくさんのものを知っている人だからこそ出来ることなのです。

思慮深い人は常に自分があらゆる可能性を考えることが出来るように努力を怠りません。

たくさんの本を読んで、どんな場面でどんな行動が効率的なのかを自分で学びます。

そして実際に行動に移して経験することで、それをより確実なものへと熟練させていくのです。

日頃からそうして勉強を怠らないため、思慮深い人はとてもボキャブラリーが豊富です。

場面に合わせた言い回しも上手く、巧みに自分の気持ちを伝えたり、人とコミュニケーションを取ったり出来ます。

人間関係も上手くいく

思慮深い人は、自分の考えだけでなく、相手の気持ちを汲み取ることも上手です。

話をしながら相手の様子を細かくうかがっているため、相手の感情に合わせて自分の言動や態度を切り替えることが出来ます。

また、日頃からそうして人の顔色を読み取ることをしていると、その内に相手が自分に対して求めていることも予想出来るようになってきます。

それが出来るようになると、職場の上司が暗に求めていることを理解して行動出来るようにもなり、評価や出世に繋がる可能性もあります。

思慮深い人は常に人の気持ちを考えながら行動するため、人間関係も上手くいくことが多いです。

常に先のことを考えている

思慮深いということは、常に先のことを考えているということです。

自分が今何をすべきなのか、自分が行動することによってこの後展開がどう変わっていくのかを、まず頭の中でシミュレーションします。

それはポジティブな考えだけでなく、失敗してしまった自分の姿も想定した上で、どんな行動が最もふさわしいのかを考えて、その上で行動します。

予想の範囲内の結果であれば、良い結果でも悪い結果でも、冷静にそれを受け止めることが出来ます。

思慮深い人はそうやって常に先のことを頭で考えていますので、ただ何もせずにぼーっと過ごすことなどあり得ません。

思慮深い人の中には何も考えない時間をもったいない、無駄と考える人もいます。

そしてまた、考えなしに行動するような恐ろしい真似は怖くて到底出来ません。

思慮深い人にとっての「冒険」は、あくまでも自分で予想しうる範囲内での冒険であり、それ以外の冒険は「無謀」なものなのです。

TPOをわきまえて行動できる

TPOとは、「時・所・場合」のことです。

ある時ある場所で、ある場合に合わせて正しく行動することが私たちの社会では求められています。

このTPOからはみ出た行動は非常識と捉えられ、人間性を疑われることもあります。

時々、「常識に囚われてはいけない」という話を聞きますが、常識に囚われないことと非常識な行動を取ることはまた別物です。

奇抜なメイクは常識に囚われていませんが、人前で化粧をすることは非常識なことです。

何でもかんでも常識を馬鹿にしている人は、常識が社会の中ではどのようなことを意味するのかについてよく理解出来ていないことが多いです。

思慮深い人は、TPOをきちんとわきまえて行動しています。

TPOをわきまえた行動は決して人を不快にさせませんし、また社会人として当たり前ですが、同時に評価されることでもあります。

最近ではTPOをわきまえられない人も増えていますので、そのような中できちっとしていればいい意味で目立ちます。

口数が少ない

「沈黙は金」という言葉があります。

余計なことをおしゃべりせずに黙っているだけで、周りからは評価されることがあるということです。

口数が少ない人は、おしゃべりな人よりも信頼されやすいです。

おしゃべりな人はムードメーカーになりやすいですが、楽しい雰囲気はその場のものだけで、その人が皆から信頼されているかというと必ずしもそうではないでしょう。

必要なことはきちんと発言しますが、それ以外では口数が少ない人は、「しっかりしている」「ミステリアス」「仕事が出来て頼もしい」といった印象を人から受けやすいです。

思慮深い人は頭で考えることの方が多いため、自然と口から出る言葉の数は少なくなる傾向にあります。

思慮浅い人に考えられる病気

思慮が浅いことって、単にその人の性格というだけではない可能性があります。

人によっては、ある病気が原因で、人から思慮が浅いと思われてしまうような行動を取ってしまうことがあります。

では、それは一体どのような病気なのでしょうか?

ADHD

ADHDは、正式名称を「注意欠陥多動性障害」と言います。

不注意や多動性、衝動性といった症状が主で、大抵は子どものころからその症状が出ている人が多いです。

大人になってから発症するというよりも、子どもの頃から持病として持っており、大人になるにつれて多少は自分をコントロール出来るようになるものの、どうしても症状が時々出てしまうというケースが多いです。

子どもに多い症状としては、「落ち着いて座っていられない」「遊びやレジャー活動などで大人しく参加出来ない」「相手の質問が終わる前に遮って答えてしまう」「物事を順序立てることが出来ない」「不注意なミスや忘れ物が多い」などです。

また大人に多い症状としては、「貧乏ゆすりなどをしてじっとしていられない」「落ち着かず、衝動買いが多い」「思ったことをそのまま口にする」「時間管理が苦手で計画性がない」「うっかりミスや忘れ物が多い」などです。

いくつも当てはまることが多い人は、自分では無自覚なだけで実はADHDの可能性があるかもしれません。

改善方法は少ない

ADHDは、ほとんどの人が子どもの頃から症状が出ています。

そのため、早い内からADHDの乗り越え方の教育や、周囲の環境を調整することである程度改善の可能性はあります。

しかし、根本からADHDを治療する方法は見つかっていないため、改善方法はこの程度しかないというのが現状です。

治療法

根本からADHDを治療する方法はまだありません。

しかし、症状を緩和する薬は処方されています。

そのため、薬で治療を試みながら、周囲の環境を整えたり、ADHDを乗り越えていく教育に自ら取り組んでいくことで、症状を少しでも緩和させていくことは可能です。

思慮浅いかもって思ったら要注意です

子どもの頃から頻繁に思慮の浅い行動を取ってしまう人や、どんなに努力しても中々治らないという人は、ADHDの可能性がありますので、一度医師の診断を受けた方が良いでしょう。

しかし、そうでない人で、時々思慮の浅い行動を取ってしまう人は、自覚があれば行動を直すことは可能です。

うっかりミスや考えなしに行動しそうになってしまった時に、自分にいったんストップをかける努力をしましょう。

また、まったく無意識ではあったものの、思慮が浅い人と特徴がいくつも被ってしまっている人は、実はあなた自身が周囲から思慮が浅いと思われてしまっている可能性があります。

もし当てはまることがいくつもあったのなら、今日から自分の行動を少し意識して変えていくようにしましょう。