最近気になったことがあります。

それは、未婚の中年男性が増えていることです。

わたしの周りでも、40代や50代の働き盛りの男性で独身者が多いように思えるからです。

わたしの通人が得意的な集団かなと思ったのですが、ネットで調べてみると思いがけないことが分かりました。

それは、2015年度の国勢調査の結果です。

50歳までに一度も結婚したことがない男性はなんと23.4%もいるのです。

女性の場合は14.1%と男性に比べて少し低いのですが多い気がします。

分かりやすく言うと、男性はおよそ4人に1人、女性はおよそ7人に1人が50歳まで未婚なのです。

かっての高度経済成長期には、年頃の男女とも90%以上が結婚していたことを考えると、大きく変化しているのです。

このことも、少子化のひとつの要因とも思えるのです。

では、なぜ結婚しないのかを調べた人がいまして、それによると男女の9割の人はいずれ結婚したいと考えているようなのです。

しかし、現実には結婚しない人が増えています。

いずれ結婚したいが、男性の47.7%、女性の40.6%が、今はまだ結婚するつもりはないそうなのです。

結婚するつもりがないという人は、結婚したくても金銭的に難しいとか、身体が不自由でまともな生活ができないなどの根拠が明確な人を除いても、職業、収入、容姿、コミュニケーション能力などが高い人でも結婚をする必要を感じないという「嫌婚男女」もいるようです。

今回のテーマである「自立」について考えてみようと思った時に、結婚したくないと考える若者は、自立できていないからかな?とまず思ったのですが、このように自立できていても結婚しない人もいるので、「自立=独り立ち=経済的、社会的に成長=恋愛=結婚=家庭」という私の論理は過去のものとわかりました。

では、最近の自立とはどういうことか、改めて調べてみました。

️自立するってどういうこと?

近所で小さい頃から悪ガキで、中学、高校と悪さをしていた男の子が、高校卒業後になんとか仕事を見つけて働きだした。

学校で何か問題を起こした時には、母親が学校に出かけて息子に代わってよく謝っていたことは同級生から聞いたことがあります。

当時は、頭にそり込みを入れて、バイクに跨って走り回っていたものです。

普通の人では彼をコントロールできないようですが、幸いにもレスラーのように身体が大きく気性の激しい土建屋の社長に認められて、働くようになったからです。

この社長は、仕事には厳しくて人情に厚いタイプで、しごかれながらも頑張って働くようになったそうです。

このお母さんが久しぶりに昔の友達に出会った時に、「いままで苦労したけど、やっと息子が自立してくれて嬉しいの」と話しているのを聞きました。

このように、子供が自立するということは、両親にとって大きな喜びになるようです。

️自立の意味


自立」というと、親の支援を受けずにひとり立ちすることをイメージします。

辞書によると、「他への従属から離れて独り立ちすること」と説明されています。

従属とは、支配や支援を意味します。

動物で例えると、よく「巣立ち」という言葉が使われるようです。

巣立ちも同じような意味合いで、もともとはひなが育って巣離れをすることで、人間に例えると子供が成長して親元を離れること、あるいは学校を卒業して社会に出ていくことを意味するようです。

しかし、障害者の場合の自立という言葉は、少し意味合いが違ってくるのです。

巣立ちのように、親元から離れて社会に出ていくだけではいけないのです。

障害者の自立とは、頑張って自分自身の生活が一人だけでできるようになることを差します。

高齢者が自分でトイレに行ったり下着を履き替えたり、食事も自分の手で食べることができる状態を自立と呼ぶのです。

大きな介護もなく、簡単な補助だけで自分のことがほぼできる状態なのです。

このように、障害者や高齢者の自立というのは、議論が長くなりますので、ここで一旦話を終えます。

次に、別の角度から自立というものを考えてみます。

親が幼稚園児に自立してほしいことは何かと尋ねると、朝は自分で起きて顔を洗って、食事を済ませて歯を磨き、服を着替えて幼稚園に行く準備がひとりでできること。

友達や先生に会うとキチッと大きな声で挨拶ができること。

家に帰ったら、手を洗ってうがいをして、ちゃんと着替えて遊ぶこと。

服も脱ぎっぱなしにしないで、片付けることができる子どもになることが自立だと思っているのです。

でも、これって自立していると言えるのでしょうか?これは、単に親がしてほしいと願っていることを子供がするだけのことです。

親の手がかからない子供になって欲しいという願望なのです。

でも、本当の自立とは精神的なことも含まれるものです。

つまり、子ども自身が自分のやりたいことを見つけて、自分でどんどん進めていくことが自立というものです。

誰の指示や誘導にも頼らずに、自分で考えて実行できる力のことです。

会社においても同じことが言えます。

他への従属を離れて独り立ちすること

自立の基本的な考え方は、他人から支配されたり助けを借りたりせずに、自分ひとりで生活をすることができる状態にあることです。

2~3歳児の小さな子供が、何かをしてほしいときに母親の方をジッと見つめてうったえるのは、自立ができていない証拠です。

そのうったえが母親に届かないか母親が無視すると、子供は泣いて甘えるのです。

大人になっても、独り立ちできない人間は、およそ子供と同じことをするようになるのです。

つまり、誰かに頼ったりお願いしたりします。

それでもいうことを聞いてもらえない場合には、親に反抗するか周りの人が嫌がる行為を敢えてするのです。

この行為は、無視しないでわたしの言うことを聞いてよというサインなのです。

このサインに応えてもらえないと判ると、家庭内暴力を引き起こして力で言うことを聞かせようとします。

これと並行して、学生なら不登校や引きこもりに発展して、社会人なら仕事に行かずにニートになってしまいます。

悪い仲間がいると、引きこもりよりは家の外で非行に走ったり素行不良になってしまうのです。

周りの目が厳しくなってくるとストレスも溜まって精神的にも不安定になり、自分の力では自立が難しく思えてくると世間に対して疑心暗鬼の状態になって、ついつい大麻や覚せい剤などに手を染めるのです。

このように、大きくなってからの自立は、自分の人生にとって大切な者なのです。

親や周りの人の支援を貰わずに、自分一人で生活できるような独り立ちはとても重要なのです。

他からの助けや支配を受けずに存在すること


困った時はお互い様という言葉がありますが、困っていない時にも他人からの助けや支配を受けたがる人もいます。

まずは独り立ちすることで、自分という存在が認められるのです。

しっかりと自立できる存在になると、今度は他人を助ける番になるのです。

このように、他人から信頼されて支援を求められるようになると、本当の意味で自立したと言えるのです。

自立の意味をまとめると…

自立について説明をしてきましたが、ここで自立の意味をまとめてみたいと思います。

辞書によると、自立とは他の援助や支配を受けずに自分の力で身を立てること、独り立ちと書いています。

(広辞苑)しかし、この意味をよく考えるために、自分の力で身を立てるということを、具体的に考えて見ます。

この意味としては、①経済的な自立、②日常生活での自立、③自己決定する自立、の大きく3種類の意味に区別されると思います。

①の経済的な自立については、安定した職業に就いて働くことを差しています。

ともかく自分で給料を稼いで、質素でも生活できる状態になることです。

学校を卒業して就職し、仕事をしてお金を稼ぐようになることを巣立ちと呼ぶのです。

②の日常生活での自立とは、自分だけでは生活に充分なお金は稼げないが、公的な支援を受けながらもリハビリテーションによって日常生活動作は自分でできるようになる状態のことです。

高齢者や障害者に対する自立という表現です。

③の自己決定する自立とは、障害者の自立支援の運動の中で主張された自立の言葉で、介助されながらも自分の人生や生活のあり方を自分で決めることができることを差します。

自律と表現されることもあるのです。

このように、自立という言葉は、自立を希望する人達の立場によって、少し意味合いが違ってきますが、自分の力で生活できる状態にあることを自立していると言って良いでしょう。

では、次に自立の具体的なパターンについて、健常者の立場からまとめてみました。

️自立のパターンあれこれ

先日、東京の上野動物園で久々にジャイアントパンダの赤ちゃんが生まれました。

この話題はすぐに日本中に伝わり、TVでもこの話題で持ちきりでした。

生まれた直後の赤ちゃんパンダの体重は、100g~200g程度と非常に小さくて、飼育係ではありませんが親パンダの下敷きになって死んでしまわないかとヤキモキしたものです。

何とか自立するまで無事に大きくなってほしいと、TVを見ながら願ったものです。

その期待通りにスクスクと成長して、生後3ヶ月を過ぎるとヨチヨチ歩きをするようになって、木登りの真似をするようにもなったようです。

もう目や耳、足も黒くなって、ジャイアントパンダの姿がはっきりとしてきたようです。

生まれた頃は、お母さんパンダが子供を咥えて移動させたり、ミルクを飲ませていました。

歩けるようになってからは、お母さんパンダとじゃれ合ったり、あとをついて回る光景もTVで流れたものです。

では、ジャイアントパンダの赤ちゃんの場合は、いつから自立したと言えるのでしょうか?もちろん、動物園では好物のエサの笹も動物園が確保して飼育係の人が与えるのですが、自分で歩いて笹の所に行って、親の助けを受けることなく自分で食べることができる状態を自立というのでしょうか。

動物の場合と違いますが、我々人間の場合のいろんな自立のパターンについて紹介します。

子どもから大人への自立

子どもが大人になるまでの間には、自立の機会が三度あります。

一つ目は、子供が小さい時に食事をスプーンで口に運んで食べさせたり、ミルクをほ乳瓶で飲ませていたころから成長し、自分の手で食事をしたり着替えをしたり、親の助けが要らなくなります。

このように自分でできるようになった時は一度目の自立だと親は喜ぶのです。

あくまでも、親は手がかからなくなって自分のことができるので自立したと嬉しいのです。

二つ目は、高校や大学に進学して学生寮に入寮したリ、下宿先を探して自宅から出る時です。

上手く生活ができるかと心配するのですが、家を出ることで巣立ち(自立)と思って喜ぶのです。

三つ目は、高校や大学を卒業して就職した時、仕事に就いて働いて給料を稼ぐことになったので、一人前に自立したと思うのです。

ただ、自宅から会社に通っていると、両親の世話にもなるので、結婚して所帯を持った時が自立とする時もあります。

このように、子供から大人への階段を登っていく途中で、親としてはそれぞれの段階で自立したと感じるようです。

現実的には、結婚して家庭を持って、自分達だけで生活ができる時点になって、やっと自立したと考える方が良いのではないかと思います。

でも、親の気持ちとしては、お金がかかっていても、まずは自分の考え方を持って自分で判断して行動できるようになった時点で、自立と考えたいようです。

経済的自立

最も大事なのが経済的な自立です。

生活をしていく上で、必要なのはお金です。

ずっと親からお金を貰っていては、自立したとは言えません。

全てでなくとも、生活費の一部でも稼ぐことができれば、親としては嬉しいのです。

自分が選んだ道でしっかりとお金を稼いで、社会的な地位や信頼を得られるようになれば、立派な大人として自立していると堂々と言えるのです。

ずっと親や誰かから経済的な支援をしてもらっていれば、まだまだ自立は遠いと思います。

生活的自立

高齢者や障害者は、誰かの助けが無ければ生活できない人も多いのです。

全国各地に、そのような支援が必要な人達のための高齢者や障碍者の支援センターがあります。

高齢者は、老化だけでなく認知症を患ったり身体のあちこちに異常が発生して、ひとりでは生活ができない場合があるのです。

足腰など身体の異常は手術などで対応できますが、うつ病や認知症については専門家の治療が必要です。

時間が掛かりますが、身体を動かせるのであれば、国家資格を取得している理学療法士などの指導でリハビリテーションを行い、ひとりで生活ができるように支援をしてもらうのです。

軽度の認知症の方は、集団生活をすることによって、自分達で考えて自分達だけで動いて、食事の準備から洗濯までできるようになって行くこともあります。

何とかひとりで生活ができるようになれば、その時が自立とみなされます。

依存からの自立

自立するためには、親や指導員の世話(依存)が必要なくなり、自分で何でもできることが条件と思われます。

子供が自分で食事をしたり着替えをしたりすることが、自立と思われるのはそういうことなのです。

しかし、自立の考え方としては、依存から脱却しても真の自立とは言えないという考え方の人もいます。

それはどういうことかと言うと、生きていく上から何かに依存しなければ生活ができない、誰かに支えられて生きていくという考えです。

誰でも、健常者でも障害者でも、みんな誰かに支えられているのです。

会社では誰かに支えられ、その会社も取引先に支えられ、その取引先もどこかに支えられている構図が存在するのです。

高齢者も障害者も、誰かに支えられているのはあたり前なのです。

しかし、それでも自立することができるのです。

それは、障害者と言えども自らの力で問題を解決し、自分で責任を負うこと、つまり人に頼り切ってばかりで責任を取らないのでなくて責任も取ることが自立であるという考えです。

依存(=支え)というのは、片方だけがするものでなくて、お互いが支え合うことでバランスが取れて、お互いが自立した状態になるのです。

️自立は一人前の大人としての証

自立すれば一人前という風潮があります。

今まで親のすねをかじっていた若者が、ある時から定職に就いて真面目に仕事をするようになったら、周りの人はその親に向かって「息子さんは、一人前になったね!」と褒めるのです。

では、親のすねをかじりながら(つまり、親に生活費を出してもらっていながら)でも、信頼できる友人を持ち人間関係も構築し、自分の意見や考え方をしっかりと持って何かに没頭している人は、自立していないと言うのでしょうか?

そう考えると、一人前だと思われる自立とは、どういう定義なのか分からなくなります。

発明王として有名なエジソンは、製材所経営の父と教師の母の間に、1847年に生まれたのです。

なぜエジソンの話をするかというと、エジソンの自立はいつだったかと思ったからです。

彼は、小学校の頃はLD(学習障害)やADHD(注意欠陥多動性障害)を患っていたという説もあります。

学校の授業では、教師の説明を素直に聞かずに、屁理屈を連発していたようで、これに怒った教師が彼に向かって「腐れ脳ミソ」と罵倒したというエピソードもあるそうです。

家に帰っても、何でも原理を知りたいという気持ちが強くて、なぜ物は燃えるのかが知りたくて、枯れ葉を燃やしていたら納屋が火事になったそうです。

そして、学校からも父親からも見放されてしまい、退学処分を受けたのです。

このあたりまででは、枯れ葉まだまったく自立できていません。

その後、元教師の母親が彼を個人的に教育することになりました。

母親は、彼が疑問に思ったことを徹底的に理解させ、母親の知識は全て彼に教えたのでした。

その後、彼が科学に興味を持っていることから、家の地下室を彼専用の実験室にして、必要なものを買い与えたのでした。

ここまでは、親の依存(=お金の支援)があったのです。

彼はここで自分の疑問というのは、科学の根本のことであることに気付き、母が知り得ない情報は、自分が図書館に行って学び、発明家としての知識や情報を身に付けていったのでした。

この少年期における母からの巣立ちと、自分で考え知識を吸収して自分の力で研究していくようになった時点が、彼の自立ではないかと考えます。

その後、偉大な発明を次々に行っていったことは、皆さんもご存知と思いますが、子供から発明家として自立したのは、この少年期の出来事だと思います。

自立とは、単に経済的に独立するだけでなく、自分の生き方について自己決定ができることも自立とわたしは考えます。

成長して自立した人間になろう

結局は、わたしたちは多くの支援によって支えられながら生きていきます。

まったく支援(依存)なしでは生活は成り立ちません。

ただその支援(依存)に頼り切ってしまい、全てを任せて自分で考えることをしないのは問題があります。

成長して自立した人間になるということは、自分が何に依存して生きているのかを確認できる人になることなのです。

会社単位でも個人でも、共存できる依存先を増やすことが、しっかりと自立していることに結び付くのです。

友人や知人、取引先の人達との人間関係が構築されて、コミュニケーションも活発にできて、仕事に結び付けることができれば、対価としての報酬を稼ぐことにもなるのです。

自立した人間は、依存先が多いのです。

️自立するための10個の方法

次に、自立するための方法について考えてみます。

自分の手で稼ぐ

あなたは、自立するということを考えた時に真っ先に頭に浮かぶのは、しっかりとした仕事に就いて頑張って働いてお金を稼ぐことだと思います。

お金がなくては、親かサラ金に頼るしかありませんから。

しかも、自分で生活費を稼いでいないと、世間的には自立しているとは思われないからです。

まずは、経済的な自立がポイントです。

もちろん、正規社員として採用された方が給料や待遇も良いはずですから、より良い自立を望むなら立派な企業への就職が基本になります。

もちろん、非正規雇用やアルバイトで働いていても、副業でそこそこのお金が稼げるようであれば、問題はありません。

景気が悪いと言われている時代ですが、有効求人倍率も1以上で安定しており、むしろ人手不足の状況です。

ということは、仕事の中身は別として、働く場所は提供されているのです。

また、現代はインターネットの時代で、ネット関係の仕事もいろいろとあるのです。

自分のスキルを高めていれば、これらの場所で充分に稼げるチャンスがあるのです。

身の回りのことは自分でする

自立の条件として、ひとり暮らしもできなくてはいけません。

まずは食事のことも大切です。

毎食外食ばかりでは経済的に苦しくなりますし、インスタント食品だけの偏った食事では、栄養的にバランスが悪くなり健康によくありません。

すると、簡単な食事の準備、ご飯を炊いたり、炒め物をしたリ、自分ですることも必要です。

一通りの家事をこなせるようにする

このように、簡単な食事の支度から調理、後片付けまでのことは、自分でできるように訓練が必要です。

自分の下着や靴下、タオルなどの洗濯も必要です。

部屋の整理や掃除も必要です。

そんなことを考えると、今まで親にやって貰っていた一通りの家事もこなせるようにならなくては自立も難しいのです。

誰かに頼らず一人で解決する

自立の中で、もう一つ大事なことがあります。

自分のことは自分で決める習慣です。

何か判断する時に、いつも親に頼っていたり友人にアドバイスを受けていたりと、誰かに依存することがあたり前だと思っているなら、自立はまだまだ先のことです。

誰かに頼るということは、上手く行かなかった時には頼った人の責任に転嫁して自分は傷つかずにすむからです。

責任は取りたくないという甘えなのです。

この甘えが強い間は、自立なんてできません。

人生の途中では、いろいろと分岐点があります。

その時に、自分で行くべき道を決めて、万一の時には責任を取る覚悟がいるのです。

頼ることと支え合うことの違い

これまでに書いてきましたが、人間は生きるためには誰かに依存しなければいけません。

依存するとは、誰かに頼ることです。

その代り、誰かに頼られることもあるのです。

その時は、あなたを頼ってきた人に対して大小に係わらず責任が発生するのです。

あなたが、今度は責任を持ってその人を支えるということです。

お互いが責任をもって支え合うことが、お互いの自立でもあるのです。

頼るだけでなく頼られて支え合うことが大切なのです。

頼ってばかりではダメということ

誰かを一方的に頼ってばかりでは、自立に結び付きません。

自分で考えて自分で方法を選択して、自ら行動するのです。

自立の条件である経済的な自立、自分ひとりでできる日常生活の自立、そして自分で決める自己決定の自立の三つがありますが、頼ってばかりだと三番目の自己決定ができないのです。

理想の大人像を考える

自分の子供は、将来どんな大人になって欲しいかを親にアンケート調査したところ、回答の多い順から並べると、1番と2番の答えがほぼ同じ答えでした。

つまり、1位は「他人を思いやれる人」(58.0%)で、2位は「他人に迷惑をかけない人」(37.7%)でした。

他人のことを考えられる人というのが上位でした。

日本人の気質そのものでした。

3位にやっと「目標に向かって努力できる人」(37.2%)と精神論が出てきて、今回のテーマである自立については、7位の「自立心のある人」(15.6%)となっています。

理想の大人像としては、自立よりも他人を思いやる大人の方が人気があるようです。

でも、思いやりだけでは人生を乗り切ることは難しいので、現実的には就職してしっかりと働き、経済的に自立して家庭を持つことを望んでいるようです。

ただし、日常生活の場では、他人に迷惑をかけない、思いやりのある大人を望んでいるのです。

今の自分に足りないものを考える

いざ自立しようと思った時に、何が必要でしょうか?具体的な、生活必需品などは別として、後は自立への心構えなのです。

世間一般では、あの人は自立したという時には、親の元を離れて、自分で稼いだお金で生活をし始めたことを差すようです。

つまりは、経済的に親から巣立ちした時が分かりやすいのです。

しかし、そのためには隠れた条件があります。

それは、何かを決める時には、自分で判断して決めるようになることです。

例えば、自分が暮らす部屋も、会社の寮が良いのか自分で便利で安い部屋を探して住むのが良いのか、こんなことも経済的に考えながら自分で決めるのです。

生活費が足りないなら、余暇にどこかでバイトをするか、外食で安い店を見つけるか、工夫をするのです。

結局は、自立してみると判るのですが、今までは自分で考えて行動することが少なかったのです。

誰かに依存して判断してもらっていたことが分かってきたのです。

今の自分に足りないことは、まずは自分で考えて行動することです。

行動することに、責任を取ることだと思います。

自分の行動に責任を持つ

親や他人の意見に従っていたり、誰かの言う通りに動いているととても気が楽です。

失敗しても、言い訳ができるのです。

自分は、そう思わなかったけれども、周りの意見に流されて動いてしまいました、と自分の責任では内容な返答をするのは、自立できていない人間の行動です。

自立しているということは、そんな甘えや責任転嫁は許されません。

その責任は、全てあなたが取ることが基本なのです。

成功すれば評価が上がりますが、失敗すれば叱責されたり大損をする時もあるのです。

自立して個人で商売をしていると、成否が大きく業績に響くのです。

間違いは自分の責任として自分に覆いかぶさって来るのです。

しかし、成功すると、個人的に大儲けができるのです。

自立すると、このように責任重大なのです。

人の気持ちを考える

自立とは親や他人からの依存(=支援)を受けなくなって、独り立ちすることと言いました。

しかし、人間は誰かの依存(=支援)を受けずに生活することはできないということも話しました。

そして、自立をするということは、多くの人に依存していることを知って、お互いを支え合って共存することが自立なのです。

お互いを支え合っていく過程で、自分がやりたいことを見つけて自分で行動して相手を支えることこそ自立への道なのです。

そこでは大切なことは、相手の考えていることや生き方などを知ることです。

うまく自立するためには、人の気持ちを考えることができなければなりません。

依存対象から離れる

自立するためには、親離れが必要です。

親にとっても、子離れも当然必要です。

まずは、自分が依存している先を認識することが前提です。

もしも、親の依存だけで暮らしているなら、親の依存から抜け出さなくては自立は困難です。

親から離れているが、今度は会社の依存に頼っていることが分かると、今度は会社からの依存から抜け出さなければなりません。

このように、単に依存対象から離れるだけでは自立にはなりません。

つまり、親や会社や、その次は取引先とか依存先はいくらでも増えていきます。

結局は、多くの依存先に支えられているのです。

そして、もしそれらの依存先が急になくなっても、自分の生活に責任が持てるのは自分しかいないことを認識して、何事も自分で決めて進んで行くということこそ自立と言えるのです。

依存対象から離れるだけでなく、自己責任で生きていくことが自立と言えます。

徹底的な自己分析を

自立するために必要なものを見つけるために、徹底的な自己分析が必要です。

自己分析をすることによって、自分は何に依存しているか、依存から離れるためには何が不足しているかを知ることです。

深刻なら医者やカウンセラーに相談

親から離れられないなどと依存症に頼り切っている人は、精神的にも弱っている可能性があります。

ストレスからくる精神疾患を患っている時もあります。

自立を求められるあまり、精神的に弱ってしまったようです。

そんな時には、怖がらずに医者やカウンセラーに相談することです。

健康的なストレス解消法を見つける

極度の精神的な不安を抱えると、ストレスも極端に増加するのです。

仕事や人間関係、世間の変化のスピードについて行けない時があるのです。

こんな時には、健康的に手っ取り早くストレスを解消することが重要です。

簡単な解消法は、充分な睡眠を取ること、仲の良い友達と会って話をすること、何事も完璧にできる人はいないので、失敗を恐れずにポジティブに考える習慣を持つことです。

いわゆる気分転換に、現実逃避して旅行に出かけるとかスポーツを楽しむとか、いろいろ工夫して行動することです。

一人暮らしを始める

一度、一人暮らしを始めてみると、自分の不足しているものが具体的によく分かります。

もちろん、物質的なものもありますが、精神的なことや考え方などに戸惑うことも多いはずです。

そして、まだまだ知らないことも多くて、どれだけ学べば自立できるかと不安になることもあります。

でも、自分で考えて自分で結論を出すことこそ、自立の一歩手前なのです。

人生設計や目標を立てる

自立の人生設計を立てることは、自分を奮い立たせることになって、明確な目標も見えてきます。

自立までの道のりを考えて、順番に階段を登っていくのです。

目標があれば、ポジティブに依存から離れて進んで行けることでしょう。

️親から心配されなくなったら一人前

親と子の関係は、いつまでたっても変わりません。

親としては、子供が立派に自立したと思っていても、何かと心配になるのです。

とは言え、確かにひとり立ちして年月が過ぎて、いつの間にか親の面倒を見ることになったり、心配することを忘れてしまうほどに成長していれば、充分自立したことになります。

親から心配されなくなったら一人前ということです。