「あの人は本当にオープンな人で、誰にでも好かれるタイプの人間だよ」と評判の人もいます。
オープンな人と言うのは、何も隠し事がなくておおらかな性格の人のことでしょうか。
そんなオープンな性格の人は、いつも笑顔を絶やさずに、誰とでも平気で付き合うことができるのです。
言葉も乱暴で誰かれなく喧嘩を吹っ掛けるような人にも、ニコニコと話し掛けるようです。
そんな怖い人もオープンな人が近づくと、不思議なものを見ているような違和感を持ちながら睨んでいるのです。
いつものような威勢の良い声も抑えて、話すのをためらって凝視しているようなのです。
どう猛なライオンの前に、突然ポツンと仔犬が立っているような雰囲気なのです。
ライオンにしても、急に別の野獣が前に現れたなら、すぐに戦闘モードに切り替えるのですが、仔犬では襲われる心配もないと判断したのか、まずは不思議そうに睨みつけているはずです。
しかし、格好の獲物であると認識すると、仔犬はライオンに捕獲されて食べられてしまう運命なのです。
オープンな人と言うのは、初めて出会った人にとっては、分かりずらい性格の人のようです。
しかし、しばらく付き合っていると、人によって態度を変えることがない、純粋な人だと分かるのです。
つまり、人によって態度を変えるという打算的な行動をとらない性格の人なのです。
従って、オープンな人は社交性にも優れた人が多いようです。
そして、周りからも声をかけられやすく話しやすい性格なのです。
オープンな性格とは日本語で表現すると、開けっ広げな性格、おおっぴらな性格とも呼ばれます。
日本語だとなんとなく意味が分かるようです。
全てをさらけ出してしまう性格のようです。
オープンな人ってどんな人?
周りから声をかけられやすく仲間が集まる人は、オープンな人に多い傾向です。
いろんな人が集まると、さらにその人達から新しい人脈が膨れて行って、いろんな職業の人が混ざって来るのです。
オープンな人は自分を開けっ広げて見せつけるので、自分の弱みも得意でないこともさらけ出してしまうことができるからです。
すると、この人はこんな人なんだとか、こんなところは自分の方が上手く出来るとか、自然に評価されてしまうのです。
そして、オープンな人が自分の欠点や長所を指摘されて、自分のダメなところや相手の優れたところをしっかりと認める性格なのです。
この点は相手に負けている、勝てないと素直に認めるのです。
これができるので、安心してみんなが集まってくるのです。
そして、負けているところは、しっかりとカバーできるように、みんなの力を借りたり意見を聞いて修正するのです。
この努力の間も、もちろん全てがオープンなのです。
このような性格は、もともと日本人には無い性格です。
というのも、日本人は外見を気にする性格で、古いことわざに「武士は食わねど高楊枝(たかようじ)」というのがあります。
武士は貧しくて食事ができなくても、あたかも腹いっぱい食べたように楊枝(ようじ)を口に咥えて見せるのです。
体面を気にして、やせ我慢をする性格なのです。
また女性も、外見をすごく気にする性格で、いつも化粧をしないと人前には出れなくて、すっぴんは見せられないと思っているのです。
このように、昔から男女ともに体面を気にする性格なので、オープンな人が出てきたのはごく最近なのです。
オープンな性格な人に共通する特徴
オープンな性格の人には、ある共通する特徴があります。
明るくてポジティブ
オープンな人は、自分を開けっ広げにさらけ出すので、人から笑われたり蔑まされたりしても平気な性格です。
最初はもちろん体面があるのですが、一度オープンに広げてしまうと怖いものが無くなり、その場を明るく振る舞って自分を納得させるのです。
従って、オープンな人は誰も底抜けに明るくポジティブな性格になっているのです。