専門的な知識も経験も少ないオタクの急増が、現代のオタク事情だそうです。
そのご意見も頭に置いて、いろいろなオタクについて考えてみました。
アニメオタク
アニメオタクとは、略して「アニオタ」と呼んでいます。
オタクの一種で、アニメ好きの人を差しています。
もともとのオタクの発祥は、このアニメオタクから始まったのです。
アニメオタクは、基本は深夜のアニメを好む人達でした。
深夜にアニメを見ることができるのは、昼間のコミュニケーションが苦手で自室に閉じこもってゲームをしているような人が主流でした。
そのような人達はご近所でも交流が少なくて、よく分からない人という印象が合ったのです。
そして、ネクラな性格でフリーターやニートも多く、ファッションにも無頓着で挨拶も満足にできない中途半端な大人として見られています。
アニメオタクの情報源は主にTwitterで2chを見下しているし、何ごとにも不満だけは凄いのです。
そんなオタク同士は、アニメを通して堂々と馴れ合っているのが目立つのです。
漫画オタク
漫画オタクの中には、自虐的に自分のことを主人公にした漫画を発表している人も多いようです。
ストーリーとしては、オタクの婚活やラブコメディー風の漫画、さらにはギャグマンガや感動漫画まで多彩に広がっているのです。
漫画オタクが好んで描く世界は、やはり男女のラブストーリーをテーマにしたものが多く、人気を呼んでいます。
さすがにオタクの描く漫画のストーリーは、コミケ(同人誌主催のコミックマーケット)参加者同士が繰りひろげるラブコメディーであったり、時空を超えた空想の世界で主人公が活躍するストーリーであったりと、興味のある展開が続き、最後は笑いと感動で締めくくるようです。
全体的には、漫画オタクはオタク同士の繋がりが強く、不器用な二人が真面目な恋愛をするということは考えられません。
オタクには恋が難しいというのが定番なのです。
そして自虐的に「ヲタク」と書いたり、ボーイズラブ(BL)を好む女性のことを「腐女子」と蔑んだりしながら、自分達オタクの存在をアピールしているようなのです。
ファッションオタク
ファッションオタクとは、読んだ通りでファッションに強い関心とこだわりを持っていて、ファッションに関する情報や知識に詳しいマニアです。
本来のオタクという分野ではありませんが、コミケにも独特のファッションで参加するような、見かけ上のオタクなのです。
その分野での情報や知識にも乏しくて、にわかオタクとも呼ばれています。
ファッションというものは、見る人によって評価がまったく異なる時もあるので、あくまでも本人の意思表示みたいなところもあります。
そもそもオタクは、リア充(現実世界で充実した生活を送っている人)を嫌っているのですが、コミケ会場にリア充がファッションオタクのようにアピールしているのが目立つようになったそうです。
リア充のにわかオタク化です。
これに対して本物のオタクから異論が噴出しているようです。
そもそも、最近の傾向としては、オタクアピールする人が増え始めたとこぼしています。
意識高い系のオタク
意識高い系のオタクと言うのは、以前から存在していましたが、プライドが高い人達の世界で過ごしていたため、目につきにくい存在だったようです。
最近のオタクブームによって、意識高い系のウザいオタクとして脚光を浴びてきたようです。
どこかの会場で名刺をもらったら、名刺の裏にダラダラと経歴や所属する企業名や団体名や、おまけに好きな名言や自分のモットー、プロフィールまで書き込んでいるのです。
彼らの出没する場所は、コミケよりも異業種交流会とか何かの講演会などで、やたらと人脈づくりを目指しているのです。
愛読書はアニメではなくてビジネス書で、将来の夢について熱く語るのが特徴です。
いわゆる、オタクとは異なった分野のオタクなのです。
それぞれのオタクの特徴
これまでに、オタクについて書いてきましたが、もう少し細かなところまでオタクの特徴をまとめて見ました。
アニメオタク
現実離れした空想の世界やそこで繰りひろげられる様々なドラマ、ラブストーリーなどに没頭しているのです。