でも、あなたが無理して出社してきた時間が会社の利益に繋がっているかどうかは誰にもわかりません。
だからこそ、この自分の努力が会社にとって有益だと信じ、努力している自分に酔っているあなたは社畜になってしまったと言えるでしょう。
4.上司の言いなり
社畜は上司に逆らえず、言うとおりに動くというのが特徴です。
だから、「会社の家畜」と書くわけです。
「言いなり」なんて言い方が悪い!尊敬する上司の指示に従って何が悪いのだ?と憤慨されるかもしれません。
しかし、ここで問われているのは「いくら上司に対してでもおかしいところはおかしいと言えるか?」ということです。
「指示に従うな」とは言っていません。
企業のような組織はやはりトップからの指示に社員が従うことによって運営されているものですから、社員が全く指示に従わなくなれば、その会社は潰れてしまうでしょう。
しかし、間違った指示や上司の私的な感情からでた命令だって降りてくることもあります。
それに対して、「おかしくないですか?」と思えていますか?
何でもかんでも、上司の言うことだから、会社の命令だからと「承知しました」と言っていませんか?
上司を社畜診断してみる
ここまで言っても、「言いなり」ではなく、「上司を立てる、敬う」とか、「雇ってくれている会社にたいする恩義」だという「美学」を崩せない人もいるでしょう。
そんな人は、ちょっとここであなたの上司もこの「社畜診断」してみましょう。
あなたが知る限りの上司の姿を思い浮かべて、このチェック項目にいくつ当てはまるか(当てはまらないか)診断してみるのもいいと思います。
もしかしたら、あなたの上司も実は会社に逆らえない社畜で、会社のために真面目に奴隷のように働く上司に、あなたは憧れているかもしれません。
5.できない仕事をNO!といえない
上司から仕事を任されるのは別に悪い気はしません。
やりがいのある仕事だと思えるなら、残業も厭わないでしょう。
でも、どんなに多忙でも頼まれる仕事は断れない、もしくは喜んで引き受けているようなら、注意が必要です。
前述の「残業時間を自慢する」人同様、自分が受け持つ仕事の多さを「忙しい、忙しい!」といったり、「なんで俺ばっかり頼まれるんだよ」なんて言って周囲に自慢してませんか?
仕事が多ければ多いほど、自分が会社に必要とされている証拠だと思い込んでいる人は大間違いです。
それはあなたがなんでも頼みやすい社畜だからです。
本当にデキる社員は自分のキャパを知っていて、キャパ以上の量の仕事をうまく断ることができます。
そのかわり、今受け持っている仕事は確実にこなしていきます。
そういう自分自身のマネージメントができるようになれば、(まともな会社なら)「多い仕事」ではなく、「大きい仕事」をあなたに任せてくるはずです。
会社は社畜を育てたい
上からの指示には一切逆らわず、なんでも言うことを聞いてくれる社員は、会社にとってなんとありがたい存在なのでしょう。
だから、会社はその模範的なスタイルをある程度評価するでしょう。
でも、それはあなたの姿勢に対してであって、成績に対するものではありません。
無遅刻、無欠席、そして無反論、これらは無意味だと否定しているわけではありませんが、こんなことを表彰したところで、会社の業績アップにはあまり繋がりません。
社員の業績が上がらなければ会社の業績も上がりはしません。
でも会社としては、そんな生真面目な社員が1人でも多いほどやりやすいんです。
だから、そんなあなたを褒めてくれるんです。
気を付けてください。
ブラック会社ほどこの傾向が強くあります。
6.社内評価を気にする
社畜である人は「社内評価」をすごく気にします。
毎日始発で来て終電で帰り、上司の言う通りに働いていれば、会社からも同僚からも認められていたいものです。