「あぁ、俺小さい時遊んでばかりで勉強なんてしなかったからな~」
と諦める必要はありません。
必要は発明の母、人間の脳は70歳、80歳になっても新しく神経シナプスの結合は活発に行われる事が分かっています。
脳細胞の総数は年を取ったら減っていくだけという常識も間違いでことが分かりました。
新しい記憶に影響する海馬とよばれる部位では年齢が幾つになっても新しい神経細胞が誕生することが判明しました。
中年を迎えたロンドン公認のタクシー運転手は、ロンドンの迷路のような道路をすべて覚えないと資格が取れません。
彼らの脳を脳科学者が調べたところ、海馬が20%近くも増大していることが分かりました。
必要とあれば脳は大人になってからでも、いくらでも発達させる事ができます。
自分は頭の回転が遅いから、と諦める必要はないのです。
理解力が高い
そつなくこなすのが得意な人は、とにかく理解力が高い人です。
仕事や作業には、インプット、プロセス、成果物の他に、使う道具・リソース・協力先や、仕事や作業そもそもの背景や目的、求められる納期など様々な情報が付随します。
そつなくこなすのが得意な人は、言われた事の理解は当然のことですが、これらの付随情報の確認が必要だなと感じた時は、視野を広く持って的確な質問をします。
素早く深く仕事や作業を理解します。
理解力は、多くの場数を踏むことでも身につけることが出来ます。
理解力が高い先輩や同僚が、仕事や状況を理解する能力を発揮する場面を注意深く観察することでも身につけることが出来ます。
ビジネストレーニングやケーススタディで擬似的に体験を増やすことで身につけることも出来ます。
逆にどれだけ地頭が良い人であっても、ビジネスの現場の経験が少ないと、ビジネスでそつなくササっと理解できるようにはなれません。
能力の有無に関わらず、ある程度仕事で場数を踏んだ上で発揮される特徴と言えるでしょう。
理解力の高さについては普通の人も努力次第で十分に真似できます。
(ビジネスの現場で役立つレベルの理解力の高さは誰でも十分に発揮可能です。)
感情に左右されない
そつなくこなすのが得意な人は、感情に左右されにくい人です。
誰でも人間ですから、興味のある事、興味のわかない事があります。
つまらないなと思うことも一杯あります。
気分が乗っている時も、あまりやる気が出ない時もあります。
それでも仕事は仕事と割り切って、必要な事を感情を含めずササッとやってしまいます。
そもそも好き嫌いがあまり無い人も結構多いようです。
何にでもそこそこ興味を抱いて、指示されれば淡々と処理してしまえるのです。
何でもそつなくこなすのが得意な人と皆から思われることになるのです。
人間関係のポイントをおさえている
そつなくこなすのが得意な人は、人間関係のポイントも良く抑えています。
仕事や作業のコツやポイントを抑えるのが得意なぐらいですから、人間関係のポイントを抑えるのもお手の物です。
ビジネスの現場は過酷です。
そつなくこなせる人の場合は特に、毎日様々な上司や関係部署から厳しい納期で沢山の仕事の依頼が入ってきます。
全部を全力で受けてしまっては、どんなに仕事が速い人でもパンクしてしまいます。
そつなくこなすのが得意な人は、そんな時に
「誰の仕事を優先すれば良いのか、
誰の仕事を断るためには誰にどう話しをすれば良いのか、
誰の仕事はしばらく放置しても大きな問題にはならない、
この仕事は別の誰かに振ることで自分がやらなくても良いはず、彼ならば受けてくれる に違いない」
などと瞬時に判断して行動できる人です。