すぐに自分の方が凄いというようなマウンティングを始めたり、プライドの高さゆえに友人の業績を認めることができないので、周囲が嫌がって離れていってしまうのです。
13. もし大きな失敗をしたら一気に落ちる
プライドが高い人は、そのプライドを今までに折られることがなかったからこそ、プライドを育ててくることができたともいえるでしょう。
人は一度プライドを折られてしまうと、そこまでの大きなプライドを持つことはできなくなります。
そして、普通は、成長過程で何度かプライドが傷つくような経験をして、それで適切な自尊心を持つのです。
ですが、プライドが高い人はそうした経験がほとんどありません。
周囲から見て過大な自己評価だと思われるほどに育った自尊心があるだけです。
その自尊心は、大きくなりすぎてしまったがゆえに、一度失敗をしてしまうと、その衝撃が大きくなります。
時には、肥大化した自尊心が潰されて、なかなか立ち直れずに一気に落ちていってしまう人もいるほどです。
14. 客観性があまりない
プライドが高い人の中には、客観性があまりない人もいるでしょう。
プライドが高いということは、自分のことをとても高く買っているということです。
ですが、社会的に大きな地位を築いている人でもない限り、その人の価値は、客観的に見てそれほど大きなものではありません。
自分で思っているほど、重要な人間ではないということもあるのです。
ですが、プライドが高い人は、そうした客観性を持つことができません。
客観性を持ってしまっては、自分のプライドが傷ついてしまうこともあるので、見てみない振りをするのです。
自分の主観的な視線の方が快適なので、そうした世界に閉じこもっているとも考えられます。
15. 人当たりが冷たい
人当たりが冷たいというのも、プライドが高い人の悪い側面ですね。
プライドが高すぎる人は、あまり人との付き合いをうまくできない印象にあります。
また、人との付き合い自体が好きではない印象もあります。
誰か他の人と一緒にいると、自尊心が傷つけられることが多くなるからです。
自分一人の世界に籠っているときにはプライドを守ることもできますが、他の人と一緒にいると、どうしても自分のプライドが傷ついてしまうこともありますよね。
そのため、人との関わり合いが苦手になってしまい、あまり関わりたくないという想いから、人当たりが冷たくなってしまう人が多いようです。
16. 自分の思い通りに行かない時はイライラしがち
プライドが高い人は、自分の思い通りにいかない時にはイライラしがちです。
自分の提案やアイディアに自信があるので、その通りに行かないということは、自分の出した案が失敗だということになるからです。
また、自分の意見が通らないと、自尊心を傷つけられたように感じてしまいます。
ある種のヒステリーのような状態ですね。
他の人から見て、あまり良くないと思うことでも、プライドの高い人にとっては自分の出した案が一番であり、他の人の意見など自分の物より良いはずがないと思っているのです。
自分自身の思う通りに進まなければ、それだけで自分と言う人間の価値が弱まったように感じてしまうのは、周囲の人にとっては厄介かもしれません。
プライドが高くなる原因
プライドが高くなる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
もちろん、生まれつき自尊心が高いということも考えられますが、プライドの高さはそれよりも、環境が関係しています。
自尊心自体は誰もが持っているものなのですが、その自尊心を育て過ぎた結果がプライドの高さになってしまうのです。
自尊心を持つことなく生きている人は、それはそれで面倒でしょう。