相手に感謝することができなければ、我の強い、自分本位な人だと思われてしまっても仕方ありません。
「ありがとうございます」を素直に言えるようになる
感謝の気持ちは、心の内に持つことが大切ですが、それを相手に伝えなければいけません。
プライドが高い人は心からの感謝の念を持つことが、最初は難しいかもしれません。
ですが、そんなときでも、口に出して「ありがとうございます」と言えるようになりましょう。
感謝の気持ちは伝えてこそですし、口に出して初めて、相手への感謝の気持ちが芽生えるかもしれません。
また、本心では思っていなくても、人間関係を円滑に進めるためには「ありがとうございます」と言う言葉は有効なのです。
相手に対する感謝の気持ちは常に持ち、相手に感謝の気持ちを伝える手段として素直にお礼を言えるようになれば、周囲からプライドが高すぎると思われることも減るでしょう。
自分が悪い時は素直に認めて改善する
プライドが高い人は、自分から謝ることが苦手であるという特徴もあります。
自分のあやまちを認めたくないがために、責任逃れするような言動をしてしまう人もいるでしょう。
ですが、これでは、プライドの高さが悪い面に出ているままです。
本当にプライドの高さを直したいと思っているのなら、自分が悪い時に逃れずにきちんと謝って改善しましょう。
自尊心の高さから、他人のアドバイスを拒絶する方向に働いてしまう人も少なくありません。
きちんと周囲の忠告を受け入れることで、自分の仕事や課題に対する結果も良いものになりますし、相手からも「プライドが高い嫌な奴」だと思われることもなくなります。
自分が悪い時、自分が失敗しそうになっているときには、そういった自分を素直に認めるようにしてください。
さいごに
プライドの高さは、必ずしも悪いものであるとは限りません。
プライドを持って自分の仕事を行っているのは良いことですし、自尊心があれば、社会の中でもしっかり自分というものを見失わずに生きていくことができるからです。
ですが、一方で、プライドの高さは人間関係の中で邪魔なものになる可能性もあります。
プライドが高くてもうまくやって行ける人は、プライドの高さを、プライドが必要とされる場所において発揮することができるからです。
プライドの高さを人間関係や友人付き合いの中で持ち出すようでは、幼稚で自分の感情・生き方をコントロールできない人間だと思われてしまうでしょう。
プライドの高さに悩んでいる方は、まずは自分の行動の中で、他人とのかかわりが大きいことを自覚する必要があります。
少し心がけることを変えれば、プライドの高さが人間関係の中で気にならないくらいに小さくなるはずです。
その上で、残ったプライドの高さを、仕事や目標を達成するためのエネルギーに変えてみてはどうでしょうか。
人間は一人きりで花にも達成することができません。
人間関係の中で生きているということを忘れずに、プライドの高さを緩め、プライドを良い方向に使うことができるようになると良いですね。