上述のように、とても強い意志を持っている人が多いので、仕事での成功もしやすいのではないでしょうか。
仕事ではたゆまぬ努力と、やり遂げるという強い意志が大事になりますよね。
そもそも、プライドの高い人は、今まで挫折を味わうことなくやってきた人です。
仕事においても何かを失敗することなく生きてきたので「成功者としての勘」を掴んでる人も多いのではないでしょうか。
周囲から「あの人はプライドを持っていても仕方ない」と思わせるような経歴を持っている人も中にはいるでしょう。
自分というものをしっかり持っている
プライドが高い人は、自分というものをしっかり持っており、他人に流されることがありません。
自分自身のことをよく理解しており、自意識過剰と思えるほどに、自分の功績や自分自身については自信があるのです。
そのため、自分以外の人間に流されて自分自身を失ってしまうのは何より嫌いでしょう。
他の人に流されて、自分が変わってしまうのは、プライドが許さないのです。
自分という、世界に唯一の人間であるというプライドは、誰にも迎合することのない強さを持っています。
そのため、我が道を行く人間になることができるでしょう。
他の人に流されることがない強さは、傲慢のようにも思われてしまうかもしれませんが、独自のものを生み出し、自分と言う人間を表現する上ではとても役に立ちます。
「どこにでもいる人間にならない」という意識は、誰もが持てるものではないので、プライドが高い人の美点とも言えるでしょう。
プライドの高さを直すには?
プライドの高さを直すためにはどのようなことをすれば良いのでしょうか。
プライドの高さがある人は、意識の高さから目的を達するのには良いと思われがちですが、やはり、周囲の人との人間関係を考えたときには、プライドの高さがない方が良いかもしれません。
また、少しでもプライドの高さが緩んだ方が、社会生活を営む上では生きやすくなるのではないでしょうか。
プライドの高さを直すのは難しいかもしれませんが、意識を変えるだけで、プライドの高さは少しマシになることもあります。
人間関係を円滑にするためにも、周囲の人との良い関係を築くためにも、プライドの高さを直したいと考えた人は、ぜひ、以下のような心がけをするようにしてください。
周囲の人に支えられて生きていることを自覚する
プライドが高い人は、つい、周囲の人から支えられているという事実を忘れて、一人で頑張っているという意識になりがちです。
全て、自分の力で成し遂げたものだと思ってしまうのです。
ですが、人間は、孤独な中では何もできません。
周囲の力があってこそ、成功することができたものもあるのです。
目に見える形での助けではなくても、陰ながら支えてくれた人もいるでしょう。
プライドの高さが気になっている方は、まずは、自分が周囲の人に支えられて生きているということを自覚するようにしてください。
自分が仕事をしている中で、ちょっと周りに目を配ってみると、今まで気づかなかった周囲の人のサポートに気づくのではないでしょうか。
プライドの高さを作り出す「成功」や「無失敗」は、自分一人で成し遂げたものではないということを知っていれば、そこまでのプライドの高さを持つことはできないはずです。
それまで自分が持っていたプライドの高さが、自意識過剰なものだったと気づくでしょう。
「お陰様で」を素直に言えるようになる
プライドの高さを克服するためには、相手からのほめ言葉に対して「おかげさまでうまくやることができました」という言葉を自然に言えるようになることが大切です。
自分一人の力でやり遂げたのだという気持ちを捨てなければ、こうした言葉は素直に出てきません。
自分のことを手伝ってくれた相手、応援してくれた相手に対して「おかげさまで」というのは、自分一人の力では成し遂げることができなかったということを自分自身に突き付けられる気がして嫌でしょう。
ですが、プライドの高さが問題にならない人、人間関係を円滑に進めることができる人は、素直に「おかげさまで」と言う言葉を口にすることができるのです。
何に対しても感謝することを忘れない
何に対しても感謝することを忘れないようにしましょう。
プライドの高い人は、感謝が嫌いだという傾向もあります。
自分が一番大切であり、自分の努力が何よりも大切だと思っているので、人の功労に対して正しい目を向けることができないのが、プライドの高い人です。
その気持ちを捨てて、感謝の気持ちを忘れずに、相手に常に言動で感謝していることを伝えていかなければいけません。