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人に優しくするために心がけるべき5...(続き3)

「なんであの人はできないの」「何度も言っているのに全然直らない」「あれだけ言ってあげてもまったく変わらない」
相手のことを思って言ってあげてるのに、何も変わろうとしないどころか、悪いとも思っていないことに腹立たしさを覚えて、何とかして変えてあげないと!と思うことさえあるかもしれません。

しかし、他の人を変えようと思うこと自体が間違っています。

人間はそう簡単に変われるものではありません。

生まれ育った環境も異なりますし、性格だって十人十色です。

自分の考えや価値観だけが正しいかのように、人のやり方や価値観を変えようとすること自体がごう慢ですし、間違っています。

人に期待してしまうと、それだけ求めてしまうので、まず他の人を変えようなどと思わないことが大切です。

自分が変えられるのは自分だけ

それぞれが持つ価値観や性格は、その人自身のものです。

だから、弱点や欠点に気づけるも気づけないも、それはその人自身の問題です。

確かに優しく教えてあげたり、変えようと思うきっかけを与えてあげることくらいはできるかもしれませんが、実際に行動に移すかは本人次第なわけです。

「やるかやらないか」「できるかできないか」「変わるか変わらないか」-すべて決定できのは自分だけ、ということになります。

どんなに親しい間柄でも、家族や夫婦であったとしても、他人を変えることはできない、ということを覚えておくようにしましょう。

5、心に余裕を持つ

気持ちに余裕を持った生活を送れていると、それだけ人に優しくしようとか、親切や思いやりを持ちたいという気持ちも強まりますし、実際にそう行動できるようになります。

逆に、毎日の生活で忙しくて疲れている時や、気持ちに余裕がない時は、自分のことだけでいっぱいいっぱいになってしまいます。

そういう時は、周囲の人に思いやりを持つ余裕や気持ちを持つのは難しいかもしれません。

心にゆとりを持った毎日を送るというのは、優しい人間になるのに大切だと言えます。

余裕があれば他人にも目を向けられる

たとえば、育児に追われていて、精神的にも肉体的にも疲労しきっているような時は、誰かから相談の電話が来ても、「それどころじゃない!」と思ってしまうのではないでしょうか。

仕事に追われて、ストレスが非常に溜まった、忙しい毎日を送っていると、いつもはそんなことないのに他の人への口調や態度が、ぶっきらぼうになったり冷たくなってしまう、なんてことはないでしょうか。

時間や気持ちに余裕がないと、他の人に思いやりの気持ちを持つ“心の広さ”を持てなくなってしまいます。

自分の状況と、他の人の状況を比較して、ねたんだり、羨ましいと感じてしまうことさえあるかもしれません。

人に優しい行動を取れるかは、いかに時間や気持ちにゆとりや余裕のある生活を送っているかが関係してくることが分かります。

優しい人の特徴

ここからは、優しい人の特徴を取り上げていってみたいと思います。

周囲の人から「優しい人」と評価を受けている人は、どんな性格で、どんな優しさを示しているでしょうか。

その優しい人が見せている特徴を知ることで、自分に足りないところや、気づけていなかった部分が見えてくるかもしれません。

また、「ほんとうに相手が喜んでくれたり幸せになれる」優しさとはどういうことを言うのかも見えてくると思います。

損得勘定で行動しない

「損得勘定」とは、その行為をすることが自分にとって「得」か、それとも「損」になるかで判断して、その上で行動しようとすることです。

つまり、自分にとってそれをすることに何のメリットもなく、「損」だと思った場合はやらない、ということになります。

人間誰しも損得勘定を持ってしまう事があります。

大人になるにつれて合理的に物事を判断し、行動する方が楽な場合があるからです。

優しさや親切も、つい「やってあげたのに返してくれない」という気持ちになってしまう事もあります。

たとえば、友達が結婚する時にお祝いを送って、でもお礼がなかったり、自分の結婚の時にはお祝いがなかったりすると、そういう気持ちを抱くことがあります。

それは、相手に見返りを期待していたり、自分へのメリットを考えて行動しようという気持ちが働いているからです。

でもほんとうに「優しい人」は、たとえ自分に何のメリットがなくても、傷付けられたとしても優しさや思いやりを持って行動できます。

それは「損得勘定」で動いていないからです。

相手の幸せや喜ぶ姿だけを思って“無償の”優しさを示せる人は、ホンモノなのかもしれないですね☆