ドレスコードは、さまざまなシチュエーションに合わせたものを選ぶ必要があります。

シチュエーションにそぐわないドレスコードを選んだ場合、どのように振舞ったとしても恥をかくだけです。

「自分は他の人とは違う」と粋がったところで、周囲からの冷たい視線に耐え続けることは難しいでしょう。

場にそぐわない格好を堂々とし続けることは、よほど自分の中に強いポリシーやプライドがない限りはそうそうできることではありません。

また、自分では強いこだわりがあって、わざわざドレスコードに相応しくない格好をしていたとしても、満足なのは本人だけで、一緒にその場にきている家族や友人、恋人などはきっととても恥ずかしくて情けない思いをしてしまうことでしょう。

時には個人の頑固な主張は抑えて、一緒にいる人のためにも場に合わせるということをするべきでしょう。

ドレスコードってなに?

そもそも、ドレスコードという言葉自体、あまり聞き慣れなくて何のことか分からない、という人もいるのではないでしょうか。

言葉の響きから、「なんとなくフォーマルな格好のことかな?」「パーティーで着るようなドレスのこと?」と想像する人は多いでしょう。

しかし、ドレスコードとはその言葉通り単純に「パーティーで着る服」という意味ではありません。

時々店頭で見かける「ドレスコードあります」という広告は、何もフォーマルに限定されたわけでも、高級感溢れる服装というわけでもないのです。

では、ドレスコードとは一体どのような意味なのでしょうか?まずはその意味からご紹介していきます。

ドレスコードの意味

ドレスコードの本来の意味は、軍隊や学校などの集団や、パーティーなどの集会または高級レストランなどにおける服装の規則です。

言葉の響きで分かるように、元々は海外から来ている言葉ですので、本来海外でも使われている意味はこのようなものになります。

日本語では服装規定

ドレスコードを日本語で表すと、「服装規定」という言葉になります。

ドレスコードの意味としては先に挙げたものになりますが、服装規定の場合にはもっと具体的な意味があります。

服装規定は「社会の中のさまざまな場所や機会、行事や催しもの、パーティーやディスコといった場面で当然、その場においてしかるべきとされる服装」を意味します。

この服装規定は最初から法律などで決められたものではなく、あくまでも周囲への配慮によるエチケットなのです。

行事によっては主催者側がフォーマル、インフォーマルなどと参加者に服装を指定する場合も少なくはありません。

「服装規定」という言葉よりも、「ドレスコード」の言葉の方が一般的に使われることが多いため、ドレスコードを本来の意味だけで捉える人が大半ですが、実際にはこの服装規定という言葉の意味も含んだ上で使われていることがほとんどです。

ドレスコード本来の意味よりも、より具体的で細かい意味になっているのは、周囲への気遣いや配慮に長けた日本人独特の感性が深く関係しているのでしょう。

基準や定められた服装

ドレスコードには、さまざまな基準や定められた服装があります。

子どもの内は大人によって自然とその場に合った服装を着せられるものですが、大人になると誰も一々「この場面ではこの服装で」などと教えてくれる人はそうはいません。

そのため、無知なままパーティーや集まりに参加して、うっかり服装の選択ミスで恥をかいてしまうこともあるのです。

無自覚な人が何の恥じらいもなく場違いな格好でふらふらしているのを見ると、関係なくても何だか見ているこちらが恥ずかしくなることもあるのです。

場に相応しくない格好は、当人が恥をかくだけでなく周囲にも迷惑をかけることになりますので、基準や定められた服装を守ることは大切なことなのです。

どのような場面において、どんな基準や定められた服装があるのかは、主催者側に尋ねるなり、一緒に参加する人に確認しておくなりすると、当日になって恥をかかずに済みます。

TPOに合わせた服装

TPOとは、「時(time)」「所(place)」「場合(occasion)」を意味します。

すなわち、TPOに合わせた服装とは、その時その場所で、その場合に合った服装をすることを指します。

例えば参加者全員がドレスやタキシードを着ている会場に、一人だけシャツとジーパンで参加したらどうでしょうか?

敢えて場違いな服装を選んだと言っても、それが言い訳として通じないほどにその場に相応しくないと周囲からは非難されてしまうでしょう。

そしてまた、恥をかくだけではなく、会場からは追い出されてしまうことになるでしょう。

追い出されたことに文句を言ったところで、庇ってくれる人はきっと誰一人いないでしょう。

何故なら追い出された人はTPOを弁えない振る舞いをしたのですから。

時に集団行動や協調性が必要とされる人間社会において、余りにもそれに相応しくない振る舞いをしている人は、自然と集団の輪からは外されてしまうものです。

それはいじめでも差別でも何でもなく、「皆が意識して同じようにやろうとしている中で、一人だけわざわざ別行動を取ろうとした結果」なのです。

別の場合でも同じような状況は起こります。

例えばこれから山登りをしようという集団の中で、一人だけドレスの格好をしている人がいるとしたら・・その人は主催者側に追い返されてしまっても何の文句も言えないでしょう。

山登りには山登りに適した服装があり、体調管理や怪我の予防を兼ねて皆が当たり前に身を守る服装をしているのです。

そんな中で露出が多く無防備で、おまけに足元もおぼつかないようなドレス姿で来られたら、その人自身の安全のためや、周囲の人への迷惑を考えて、主催者側が参加を拒否するのは当たり前の選択と言えるでしょう。

個人の自由が優先される世の中になっても、時にはこうして集団行動に相応しい行動や心がけが求められることもあるのです。

さまざまな場でドレスコードがある


ドレスコードとは、何もパーティー会場で着るような服装だけを指しているわけではありません。

さまざまな場において、それにふさわしいドレスコードというものが存在しています。

一般的なドレスコードというと、「ブラックタイ」「ディナージャケット」「ダークスーツ」「タイ」「ジャケット」「スマートカジュアル」「カジュアル」などを指します。

女性の場合には、例えば「ブラックタイ」や「ディナージャケット」は、振袖や留袖、ソワレや訪問着を指します。

どんな場面においてどのようなドレスコードで良いのか分からないという人は、主催者側に尋ねても良いですし、ネットで調べるなり、友人や家族に聞くなりして予め確認をしておきましょう。

誰かに尋ねることが恥ずかしいと思う人もいるかもしれませんが、「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」です。

一時の恥を避けて自分流のスタイルで参加した結果、とんでもなく場違いな服装だったことで一生の恥にならないためにも、予め場に合ったスタイルをリサーチしておくようにしましょう。

覚えておきたいマナーのひとつ

ドレスコードは、誰もが必ず覚えておきたいマナーの一つです。

マナーとはすなわち礼儀作法のことですので、その場その場に相応しい服装や振る舞いが求められます。

また、ドレスコードは個々のエチケットから始まったものだとされていますが、エチケットとは他者に対して不快な思いをさせないようにする気遣いのことです。

その場に相応しい正しい礼儀作法と、周囲に対する気遣いが出来てこそ一人前の大人、社会人と言えるでしょう。

時々言論の自由や人権の尊重を掲げて好き勝手に振舞う人がいますが、そうした人の場合は言論の自由や人権の尊重といった個人に許された権利を暴力的に振りかざしているだけです。

世の中にはやっていいことと悪いことが定められていますが、これらが法律で守るべきルールとして定められている場合もあれば、暗黙の了解でやってはいけないと認識されていることもあります。

守るべきルールは当然のものですが、暗黙の了解というのは個人の権利を押し付けるものでも何でもありません。

自分だけではなく、相手や他の人たちにも嫌な思いをさせないようにしようという、一人ひとりの優しい心遣いから生まれた考え方なのです。

それを「個人の自由だ!」と守らない人は、皆が守ってきた優しい心遣いを土足で踏みつけているようなものなのです。

マナーもまた、法律やルールで定められているわけではありません。

しかし、一つひとつのマナーは自分の品格を表わすのみならず、周囲に対する思いやりの気持ちの表れでもあります。

その気持ちはさまざまな形で表すことができますが、ドレスコードもまた、そうした立派なマナーのひとつなのだと覚えておきましょう。

ドレスコードを守らないと入れないことも

場所によっては、ドレスコードに厳しいところもあります。

そうした場所でその場に相応しくない格好をしていくと、まず中に入れないということもあります。

そのような厳しい場所においては、主催者側の意志が強く表れていることが多いです。

例えば主催者側が「絶対にドレスやタキシードで参加するように」と定めたパーティーであれば、ドレスやタキシード以外の服装で参加しようとした人は、どのような理由であっても会場への入室は許可されないでしょう。

とはいえ、それで追い出されることによって、結果的に恥をかかずに済むことだってあります。

例えば中途半端にドレスコードが求められる集まりの場合、常連の人たちはいつも通りのフォーマルな服装で会場に集まっていることでしょう。

しかし初めてその集まりに参加する人が、事前にとくにドレスコードが求められなかった場合には、会場によっては比較的カジュアルな服装で参加することもあります。

ドレスコードにそこまで厳しくなければ当然会場内には入れますが、一歩足を踏み入れた途端に、周囲のフォーマルな服装を見て、「自分は場違いなのだ」と大恥をかいてしまうこともあるのです。

常連ばかりが集まる会の場合には、ドレスコードが暗黙の了解になっていることも多いため、一々新規の参加者にもそれを伝えることはありません。

その結果恥をかいた参加者は、「こんな集まり二度と行くもんか!」と今度の参加を控えてしまうことだってあるのです。

ドレスコードに厳しい集まりの場合、厳しければそれだけどのような服装で参加するべきかが明確化されていますので、人によっては分かりやすくて助かることもあります。

暗黙のルールの場合もある

先にも挙げたように、ドレスコードが暗黙のルールとして存在していることも少なくありません。

新しい集まりやパーティーの場合には、参加者のためにどのようなドレスコードで参加して欲しいかを予め明記するところが多いですが、もう何年も続いている集まりの場合には、一々明記していないところの方が多いのです。

そのため、そうした集まりの場合には、すでに参加している人に事前にドレスコードの確認をする必要があります。

一々尋ねるのは自分が未熟だと言っているようで恥ずかしいと思う人もいるかもしれませんが、会場によってはフォーマルだと思っても、実際には皆がカジュアルな格好で参加している場合もあります。

会場の場所や広さも判断材料の一つにはなりますが、それだけでどんなドレスコードだと決めることはできませんので、必ず事前に確認しておいた方が良いでしょう。

さまざまなシチュエーションのドレスコード

どのようなシチュエーションでどんなドレスコードを選ぶべきなのでしょうか?以下に具体例をご紹介していきます。

結婚式


結婚式は、夫婦の門出となる記念すべき日です。

結婚式における主役はまず新郎新婦ですので、式や披露宴に呼ばれた人たちは、新郎新婦よりも目立ってはいけないという暗黙のルールがあります。

どんなに目立ちたがり屋の人でも、この日ばかりは自分ではなく、新郎新婦を立てるべきでしょう。

新郎新婦よりも目立たず、かつその場に相応しいドレスコードとはどのようなものなのでしょうか?男女別に詳しくご紹介していきます。

【結婚式の服装については、こちらの記事もチェック!】

男性の場合

男性の場合には、黒やグレー、ネイビーといった色合いのスーツが一般的で人気が高いです。

落ち着いたシックなスーツは上品さを感じさせますし、新郎より目立つことはありません。

派手好きな人はつい柄物や明るい色のスーツを選びがちですが、普段は良くても結婚式では柄物や派手な色は悪目立ちしてしまうので着用しないようにしましょう。

また、白やシルバーといった色のスーツは新郎の衣装と被ってしまうため、こちらも着用しないように注意します。

ただしネクタイや蝶ネクタイは、ゲストとして参列する場合には白や薄いグレー、シルバーといった色合いを選ぶのが一般的です。

スーツの場合には黒色でも問題はありませんが、ネクタイが黒の場合には喪服を想像させますので、黒以外の派手過ぎない色を選びましょう。

靴は黒の革靴か、エナメル素材のものを履くようにします。

「ストレートチップ」や「プレーントゥ」が一般的とされています。

また靴下は靴の色に合わせたシンプルな色合いのものにするのが良いでしょう。

ローファーやスニーカー、殺生をイメージさせるアニマル柄の靴はNGです。

また、派手な柄や色合いの靴下も止めておきましょう。

まとめると、スーツは白やシルバー以外の落ち着いた色合いのものを、またネクタイは反対に白やシルバー(ゲストの場合)といった色合いで、黒はNG。

靴は黒の革靴かエナメル素材のものを選び、靴下は靴にあったシンプルな色合いを選びましょう。

女性の場合

女性の場合、新婦の結婚を祝いながらも自分の服装にも気合いを入れてしまうことが多いですが、大前提として新婦よりも目立たないドレスコードを選びましょう。

花嫁衣裳を連想させる白色のドレスはNGです。

また、喪服を想像させる真っ黒のドレスも同じくNGです。

黒に明るい色を重ねるなど、コーディネートの仕方によってはOKな場合もあります。

過度に露出の高い服装や、体の線を強調させるようなタイトなドレスは夜ならば問題ありませんが、昼間の結婚式で着るのはNGです。

新婦よりも目立ってしまいます。

また、動物柄や革製品、毛皮といったものは殺生を想像させるため、着用しないように気をつけましょう。

アクセサリーはキラキラと輝くものは付けずに、パールのネックレスなどシックなものにしましょう。

ただし夜ならば光物をつけても大丈夫です。

バッグは小ぶりで派手過ぎないものを選びます。

靴はスニーカーやカジュアルなものは場に相応しくないためNGです。

また、露出のあるつまさきの開いたオープントゥパンプスや、柄物も止めましょう。

黒以外の落ち着いた色のヒールで、ヒールの高さは3cm以上で、細ヒールが上品に見えますのでおすすめです。

まとめると、昼間は黒と白以外の、露出を避けた落ち着いたドレスを着用しましょう。

アクセサリーは光物を避けて、靴も露出の無い細ヒールがおすすめです。

夜であれば多少の露出や光物をつけても大丈夫でしょう。

お葬式

お葬式の際のドレスコードは「喪服」です。

喪服とは、「遺族が喪に服している」ことを意味しますので、派手な服装は絶対にNGです。

また、喪服には「正式(モーニング・和装)」と「略式(ブラックスーツ・ブラックフォーマル)」があります。

遺族側になる場合には正式を着用することが多く、また参列者側は遺族よりも格が上にならないよう、略式を着用するのが一般的です。

通夜の前に仮通夜を行うところもありますが、仮通夜では故人の不幸を聞いて、取り急ぎ駆けつけることになりますので、地味な平服を着ていきましょう。

仮通夜の時点で喪服を着ていると、故人の死を予期していたことになってかえっておかしくなってしまいますので、あくまでも地味な平服を着用します。

通夜・葬儀・告別式ではブラックフォーマルの服装が一般的です。

ブラックフォーマルが必須

通夜では、ブラックフォーマルの服装が必須です。

男性の場合には濃紺やダークグレーなど、ダークスーツを着用します。

ネクタイや靴下、靴などは黒や地味で目立たない色合いのものにしましょう。

女性の場合は紺やグレーなどの地味な色合いのスーツや丈の長いワンピースを着用します。

また黒無地のブラウスやスカートでも構いません。

ストッキングは黒か灰色を選びましょう。

一方葬儀や告別式では、また少し服装が変わってきます。

男性の場合にはブラックスーツを着用します。

白シャツに黒無地のネクタイが一般的で、靴は金具の無い黒色のものを履きましょう。

女性の場合には黒のワンピースやアンサンブル、スーツなどを着用します。

肌を見せないのが原則ですので、夏場でも五分袖まであるのが望ましいでしょう。

ストッキングと靴は黒色を選びます。

仮通夜・通夜・葬儀を通して絶対にNGなのは、派手なデザインや色合いの服装、キラキラと輝く光物です。

葬儀では故人を悼むことから、明るい色ではなく暗い色を身につけるのが基本なのです。

就職活動

就職活動では、面接官に対する態度や言動も重要ですが、何より見た目の第一印象が大切です。

どんなに優秀で人当たりの良い人物でも、着ている服装が適当、髪型もボサボサでは「基本中の基本もなっていない」と思われて、面接以前に会社から門前払いをされてしまいます。

そこで、面接官にしっかりと自分をアピールできるように、まずはドレスコードからしっかりと選びましょう。

リクルートスーツが一般的

就職活動では、リクルートスーツが一般的です。

アルバイトやパートの面接では私服でも問題ないとされていますが、しっかりとした就職活動の場合には、まずリクルートスーツを着用するのが当たり前とされています。

その上で髪型や態度など、細かい部分を面接官は見ていくのです。

リクルートスーツや紺やグレーなど、地味な色が一般的です。

派手な色のスーツで自分をアピールしようとしても逆効果になってしまいます。

また、腕時計や靴などは、あまり高価でないものを身につけましょう。

例え本人が高価な腕時計を持っていたとしても、それを面接先で付けていくと印象が悪くなることが多いです。

就職活動で大切なのは、「これから御社に雇ってもらいたい」という謙虚で誠実な意志を示すことです。

服装もその意志を表わすための大切なものなのです。

男性の身だしなみ

スーツは紺や黒、ダークグレーが一般的です。

とくに紺色は日本人の肌によく合いますので、会社側に誠実な印象を与えやすいです。

ストライプスーツはいかにも個性を目立たせているため、相手に「使い辛そう」と悪印象を与えてしまうので着用しないようにしましょう。

シャツは白色が一番無難です。

襟元はしっかりと首に合うサイズのものを選びましょう。

ネクタイの柄はドット・無地・ストライプがおすすめですが、柄によって相手に与える印象が変わってきます。

無地は最も無難で、ドットはフォーマルな印象になります。

また、ストライプは洗練されたイメージがありますので、ある程度自信がある人はストライプを選ぶと良いかもしれませんね。

ネクタイの色は赤・青・えんじ色などがありますが、赤は自分をアピールしたい人におすすめです。

青は知的で誠実なイメージですし、とにかく無難にいきたいのならえんじ色が良いでしょう。

バッグは黒色で、サイズはA4ファイルが入る程度がおすすめです。

床に置いた時に崩れないように形のしっかりしたものを選びましょう。

スラックスは清潔感を出すためにしっかりと折り目を付けておき、また靴は黒のプレーントゥが無難です。

女性の身だしなみ

女性は髪が長い人は必ず一つに束ねましょう。

あまり長いようなら一つにまとめておくと生活感が出て好印象です。

前髪はおでこを出すようにして、ピンで止めておくと良いでしょう。

スーツの色は、紺・グレー・黒のどれかを選びましょう。

ブラウスは開襟タイプかレギュラータイプがおすすめです。

スカート丈は長すぎても短すぎても印象が悪いため、膝小僧にかかる程度の長さのものを着用しましょう。

靴は黒のパンプスがフォーマルな印象に見えるためおすすめです。

マネキュアは透明か自然な肌色にしておくと、何の手入れもしていないよりも清潔感が出ます。

バッグは黒で、サイズはA4ファイルが入る程度のものを選びましょう。

ブランドもののような派手なバッグは避けます。

ストッキングは肌色に近いものがおすすめですが、伝染してしまった時のためにも予備を用意しておくと良いでしょう。

パーティー

パーティーと聞くと、豪華で畏まった印象を抱く人が多いのではないでしょうか?

パーティーという言葉の前に、「ホーム」や「カジュアル」と付ければ響きがまた違ってきますが、単にパーティーと聞くと、やはり堅苦しい印象になってしまいます。

そしてまた大抵の場合には、さほど畏まる必要はなくても、ある程度フォーマルな衣装が求められることが多いです。

フォーマルな装いが求められる

パーティーではドレスやタキシード、スーツなどにデザインや色の規制はありません。

どんな色合いのドレスでも、どんなデザインのタキシードでも存分に個性や美しさを振舞うことができます。

ただし、あくまでもフォーマルな上品さが求められます。

好きな衣装を着ていいからといって、あまりにも露出が激しいドレスや、目が痛くなるような派手なスーツはパーティーの場にはふさわしくありません。

他の人と差をつけたいのであれば、小物にアクセントを持たせたり、よりエレガントさを目立たせたりしましょう。

高級飲食店

高級飲食店で食事をする際には、飲食店側が「食事をするのに理想的な服装」を求める場合があります。

それは、食事の内容だけでなく、店内で食事をする人たちの上品で落ち着いた服装や様子なども含めて、一つのお店として成り立たせたいという気持ちがあるためです。

そうしたお店では、例えばボロボロの服装で食事をしたり、汚れて清潔感のない格好で食事をしたりすることを店側が許さない場合が多いです。

また、スニーカーやクロックス、ジャージやスエットといった適当な服装で食事に来た客に対しては、食事を提供することを断る場合もあります。

客側はお金を払うのだから食べさせろと当然要求するでしょうが、店側が客に対して営業妨害と感じる部分があれば、入店を拒否することもあり得るのです。

入店拒否されることも…

店側は客から支払われる金銭と引き換えに食事やサービスを提供しますが、店側が「この客は客ではない」と判断した場合には、堂々と入店拒否をすることもあります。

その場合には客が何を言おうと店側がサービスを拒否出来ますので、入店拒否された客は引き下がるしかありません。

成人式

成人式は、一人前の社会人になるための儀式のようなものです。

そのため、きちんとした服装で参加することが求められます。

男性も女性も、着物かスーツでの参加が一般的とされていますので、成人式の場に私服で参加するとかなり場違いな印象になって、周りから浮いてしまいます。

また、社会人としては非常識に捉えられますので、きちんとした服装で成人式に臨みましょう。

振袖やスーツが一般的

成人式では、男性はスーツが一般的です。

もちろん着物を着ている人もいますが、人によっては悪目立ちした派手な装いになっていることもあります。

本人は満足かもしれませんが、見る人によってはみっともなく見えてしまいますので、あくまでも品のある装いを心がけましょう。

女性の場合はスーツよりも振袖の方が一般的です。

一生に一度の儀式ですので、それなりに気合いを入れて、華やかな装いをしている女性も多いです。

デザインや色にはとくに決まりはありませんが、こちらも品のある装いを心がけましょう。

ライブやコンサート

ライブやコンサートでも、その場に合わせた服装を心がけましょう。

野外ライブやバンドのライブのような場所であれば、フォーマルな衣装よりもカジュアルな格好の方が周囲に溶け込みやすく、また自然体に見えます。

一方でコンサートのように落ち着いた会場で行われる際には、カジュアルな服装よりもフォーマルな衣装の方が場に相応しいことが多いです。

そのライブの色に合わせたドレスコード

ライブやコンサートは、内容によってさまざまです。

派手なライブもあれば落ち着いたコンサートもありますので、自分がこれから行く会場がどんなライブやコンサートを行うのかによって、その色に合わせたドレスコードを選ぶようにしましょう。

初めて行くという人は、友人や親にどんな装いで行けばいいかを訊いてみるといいでしょう。

身につけるかつけないかは自由

ライブやコンサートでのドレスコードは、ほとんどが自分の好きな衣装を着用します。

スカートが好きな人はスカートを履きますし、半ズボンがいい人は半ズボンの衣装で全力でライブを楽しみます。

とんでもなく悪目立ちをするような格好でなければ、どんなものを身につけても、または身につけなくても本人の自由意志に委ねられます。

和服

和服は日本の伝統衣装ですので、ドレスコードに困った時には和服を着て行けばまず間違いはないでしょう。

そのくらいに和服はさまざまな場面で役に立ちます。

成人式や結婚式、高級飲食店や展覧会、コンサートやお茶会など、あらゆる場面に相応しい格好と言えます。

そんな和服の装いは、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?

男性の場合

フォーマルな場所に和服で行く場合には、上質な生地の物を選びます。

格の順から羽二重、お召し、紬、江戸小紋などがありますが、これらは全て絹で出来ています。

フォーマルな場所ではこれらの生地の和服を着て行きましょう、また、麻やウール、木綿で出来た和服は比較的カジュアルな衣装ですので、日常のちょっとしたお出かけの時にはこれらで十分です。

女性の場合

女性の場合、振袖を思い浮かべる人も多いと思いますが、振袖は未婚女性特権の着物です。

振袖自体が未婚女性にとっては最も格の高い礼服になりますので、フォーマルな場で装うのが良いでしょう。

既婚女性の場合は正装として留袖を着用します。

女性の和服は振袖や留袖が最も格が上で、続いて訪問着、そして応用範囲の広い色無地や江戸小紋があります。

色無地や江戸小紋はちょっとしたお出かけからパーティーまで、さまざまな場面で着用できます。

その場にふさわしいドレスコードを心がけよう

服装は、着る人の人柄を表わすものでもあります。

その場にふさわしいドレスコードをすることで、場の雰囲気に合うことはもちろん、より自分自身を魅力的に演出することも出来ます。

一方で、ドレスコードが合っていないとどれだけ内面が良くても、周囲の印象は悪いものになってしまうでしょう。

それだけ服装はその人の内面を表わすと考えられているのです。

場面に合ったドレスコードの着こなしに注意して、自分らしさや魅力を十分にアピールしていきましょう。