CoCoSiA(ココシア)

率先して何事もする人の12個の特徴...(続き2)

「案ずるよりも産むが易し。」ということわざがあります。

物事はあれこれ心配するより、実行してみれば案外たやすいものだ、という意味です。

物事を率先して引っ張っていく人は、たいていこのようなスタンスを取っているものです。

腰が軽く、スピーディーに動けるのです。

ことわざには、よく正反対を意味するものも存在しています。

しかし「案ずるよりも産むが易し。」に対しては、それらしい反対表現は、見あたらないようです。

それほど正鵠を突いている、という理解でよいと思います。

4、柔軟な思考

「柔軟な思考の持ち主。」とは、間違いなく誉め言葉に相当しています。

ではなにが誉められるべき点とされるのでしょうか。

柔軟性とは、自分のルールややり方に固執せず、相手の意見や立場を理解できる力です。

このように考えていくと柔軟性とは、明らかに優れた資質であることがわかるでしょう。

率先して物事を行う人は、柔軟性に富んでいることが多いものです。

5、気持ちの切り替えが早い


率先してプロジェクトをリードしていく人は、あまり感情的な深入りをしないものです。

いちいち構成員の気持ちを汲んで、その希望を取り入れていたら、プロジェクトは効率よく、前に進まなくなってしまうからです。

相手の感情にシンクロすることはあったとしても、すぐ気持ちを切り替えることができています。

こうした感情の処理を伴う、切り替えの早さと冷静さは、勝負師やリーダーに求められる、もっとも基本的な資質の一つです。

これは修行をしてでも、身に付けたいものです。

自身の将来に大きく関わってくるからです。

6、ブレない軸を持っている

物事を率先してリードしていくためには、ブレない軸を持っているべきです。

決して朝令暮改であってはなりません。

筆者の所属していた会社は、月曜日に出た方針や指示が、火曜日にはもう変わっている、ということが日常茶飯事でした。

経営幹部の意志疎通が、まったくなっていなかったからです。

誰のいうことを信じていいのか、社員たちは、自分で決めなければなりませんでした。

笑い話ですが、これによって、決断力が鍛えられた面はあったのかもしれません。

とにかく軸がブレブレないどころか、ぐらぐらしているのが常態という、冴えない会社だったのです。

当然のように経営は傾き、単独での生き残りは難しくなりました。

今でも存続はしていますが、大手商社のグループに入り、自主経営権はすでにありません。

経営幹部たちは、ブレない軸をもって事に臨み、だめなら別の軸をもった人に潔く交代する、というルールを貫徹することができなかったのです。

これは個人においても、同じように当てはまります。

7、ポジティブ

物事を率先してリードしようという人は、楽観的、ポジティブであることが大切です。

自然に笑顔がにじみ出てくると理想的です。

メンバーは一緒にいたくてたまらないようになり、自然に結束は強まります。

逆にネガティブ思考の人には、他人はついていくのを躊躇するものです。

思索は深そうでも、何か運気が感じられない。

こういう人は、リーダーに襲い掛かる危険を知らせる補佐役、参謀役に向いています。

ときには、自分はどちらに向いているか、適性を考えてみるのもよいと思います。